大阪支部は2022年度の支部総会を5月28日(土)にZoomによるオンラインにて開催し33名の参加が有りました。
三宅支部長(S47年 化学)が総会の議長を務め、冒頭に「西日本センター」が2021年11月15日に現在の新大阪の事務所に無事移転完了したことが報告されました。ついで2021年度事業報告書・収支決算報告、監査報告が説明されました。
決議事項である2022年度事業計画案・予算案と、2022年〜2023年度大阪支部役員候補について説明が行われ、その後議決に移り欠席者12名にはWebでの出欠登録時に議決権行使を依頼し、出席者15名はZoom画面から投票する方式で実施し、集計の結果、満場一致で承認されました。
三宅支部長から2021年度で退任された3名の支部役員のこれまでの功績に感謝し、支部規則に従い支部役員貢献賞を贈呈することが役員会で承認されたので、表彰盾を贈る事が紹介されました。
母校の佐藤 勲総括理事・副学長から東工大の近況についてお話いただきました。2021年度は前年度に続きコロナ禍の厳しい状況下での大学の対策、教育、研究の状況の説明と、最近になり学位記授与式や入学式が対面での実施がされたことの紹介が有りました。また、創立150周年に向けて学長のビジョンの共有と積極的大学経営への転換の方針に基づいた様々な取組や実行計画等の説明がありました。
蔵前工業会の中嶋 肇理事から昨年度の活動について、講演会・会議等行事や新入生ガイダンス、就職支援活動などほとんどがZoomシステムを利用したリモートで開催したこと等が紹介されました。新たにoViceシステムを用いた「くらまえバーチャルプラザ」の運用を6月から開始するので活用して欲しいと紹介をいただきました。
講演会は「関西地区の社寺林の衰退と土壌の劣化」と題して、伊藤 和男副支部長(S59博化学、大阪公立大学(元大阪府立大学) 高等専門学校 名誉教授)から、関西の多くの社寺林の衰退の原因が森林土壌にあるのではないかとの仮説に基づき、詳細な土壌分析を実施し、土壌の酸性化とそれに伴う土壌の化学的劣化の実態を明らにし、その結果酸性雨がその要因であるとの結論に至り、化石燃料の使用を制限する、すなわち地球温暖化対策が重要であるとのお話をいただきました。
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大阪支部 幹事長 大軒康夫(昭和49年化工修了)記
当日の議案の詳細に関しては、こちらの開催案内をご覧下さい。
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伊藤和男
氏による講演会