第9回 香具山から甘樫丘を巡る …開催日:H29-5-18
ルート:近鉄‐大和八木駅/万葉の森 、香具山、伊弉諾神社 水落遺跡、甘樫丘(展望台)/近鉄・橿原神宮駅
[Photo] 甘樫丘‐頂上の展望広場にて……全員集合のPhoto、みんな良く歩きました!
(後列左から)久保田耕平、長井史夫、伊奈照夫、中野正秀、中野令夫人、
(続いて)、穴原明司、熊谷幹男、小林昭夫、岩田義弘、
(前列座り組)池田幸重郎、宮﨑茂次、鶴田隆雄、金子文憲、
快晴に恵まれた5月18日(木)、池田幸重郎さん(S39 化工)の企画・先導による
香具山周辺を巡るハイキングが催された。
関西5支部から131名が参加し、午前10時に近鉄「大和八木」駅を出発。創設当時
は軍隊の急速な移動を可能にするスケールを誇ったであろう横大路を東進し、
右折して小川の畔・畑の畝道をのんびり。万葉の森にて昼食。この広い森では
万葉集の著名は詩歌の句碑の横に、詩歌に詠まれた植物が植えられているおもてなし。
食後、木洩れ日の射す九十九折りの山路を辿り、香具山(標高 152.4m )の山頂に至る。
汗の肌を初夏の涼風が吹き抜ける快感は格別。古代さながらの静寂を満喫する。
下山途中、伊弉諾神社を過ぎ、天岩戸神社の4個の巨岩に神話の情景を思い描く。
畑の中を進み創建当時は九重塔や大講堂、壮麗な伽藍を誇った大官大寺跡の石柱を
見る。さらに 飛鳥水落遺跡(日本初の水を利用した時計)を見学し、甘樫丘展望台に登る。
ここからの展望は雄大で、左手遠くに金剛山地が屏風のように聳え、近くの平野には
緑の濃く盛り上がった畝傍山、耳成山などが点在、右方に目を転ずると蘇我入鹿の
首塚など明日香の昔を忍ぶ多くの遺跡が遠望された。これらの遺跡に未練はあったが、
既に二万歩を超えた疲労に促され、午後3時過ぎ展望台にて解散。
要所での池田さんの説明に古代を偲ぶ楽しい充実した一日であった。り
穴原明司(S33繊35修)記
Kuramae Journal誌 No.1062 掲載(2017-Summer号)
アルバム集
池田さん、大和八木駅で今日の計画をご案内
まず万葉園を抜けて、花がキレイだよ
登山道は整備されてるが…
やっと頂上間近です
香具山の頂上、飛鳥を一望できます
万葉の里・明日香へ向います
このルート(辺り) 伝承と史跡だらけです 大和のことは……池田さんのお話は至る所で、途切れなく
ここは大官大寺跡、最初期の仏教遺跡です
甘樫丘(ゴール)はもうすぐそこです。
丘の入り口ゲートに案内看板が
蘇我入鹿の邸跡って本当ですか?
公園のような登山道を歩いて、午後3時過ぎに飛鳥野のど真ん中へ= 雄大な眺めを堪能しました
(二万歩を超えた長丁場でした→バスで「橿原神宮駅」へ )
おわり