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第6回 斑鳩から大和郡山を歩く …開催日:H26-5-19

  ルート:JR法隆寺駅/中宮寺旧趾、法輪寺、 法起寺、慈光院、郡山城址/近鉄郡山駅
   
[Photo] 慈光院茶室2014.5.19.jpg

左から 鶴田隆雄、鈴木 捷、古谷昭雄、金子文憲、甲田広行、穴原明司、
久保田耕平、中野夫人、中野正秀、岩田義弘、池田幸重郎(撮影:古谷昭雄(S30電1))

 快晴の5月19日(月) JR大和路線の法隆寺駅に滋賀、京都、奈良、大阪、兵庫から11名が集合、
池田幸重郎さん(S39化工)を先達に北に向かって歩き始める。先ず辿り着いたのが中宮寺跡。
聖徳太予が尼寺として創建したのは、現在の中宮寺から東に約500メートルの場所。発掘調査によつて、南に塔、
北に金堂を配した四天王寺式の伽藍配置であったことが確認されているが、現在見られるのは草茂き土壇のみ。
中宮寺跡からさらに北に歩みを進めて法輪寺を訪ねる。
法輪寺は聖徳太子の子、山背大兄王が太子の病気平癒を祈って建立した寺。
幸田文さんらの尽力で再建された三重塔を左に.金堂を右に見て正面の講堂に向かい、堂内の飛鳥時代・平安時代の仏様を拝む。
法輪寺から東へ、のどかな道を辿り法起寺へ。法起寺は、聖徳太子が法華経を講じた岡本宮を寺に改めたもの。
現存する我国最古の三重塔の立ち姿はなかなか優美。前庭の唾蓮の花が美しい。
法起寺からは東北への道を辿り、慈光院へ。
慈光院は.江戸初期に当地の大名であった片桐石州が寺院として建立したものであるが、
同時に、茶人としての彼が茶の湯における迎賓館として構想したもので、露地から玄関、座敷と庭園、
茶室といった境内の空間構成を楽しむことができる。お菓子とお茶をいただき.優雅なひとときを過ごす。慈光院から近鉄郡山駅まではバス。
駅にほど近い郡山城址を訪ねてから解散。古代・近世から現在まで.この地の歩みに想.いを馳せる一日であった。

                                                                    おわり

           鶴田隆雄(S42修原 S45博原) 記
Kuramae Journal誌 No.1044 掲載(2014-Summer号)