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第5回 吉田寺・平群を歩く …開催日:H25-5-16

  ルート:JR王寺駅/吉田(キチデン)寺、長屋王墓/平群駅⇒南生駒駅/竹林寺、往馬(イコマ)神社/一分駅
 
  [Photo] 吉田寺多宝塔 2013.5.16.jpg

左から池田幸重郎、中野夫人、片平 彰、中野正秀、甲田広行、熊谷幹男、小林昭夫、
岩田義弘、金子文憲、橋本 眞、鶴田隆雄、松本全司、古谷昭雄、宮脇隆夫、久保田耕平

 5月16日(木)朝、JR大和路線の王寺駅に滋賀、京都、奈良、大阪、兵庫から15名が参集、
池田幸重郎氏(S39化工)を先達に、先ず東へ吉田寺(きちでんじ)を目指す。
この寺は「ぽっくり往生の寺」とも呼ばれていて「良い旅立ちを迎えるためには日々充実した人生を心がけることが大切」
とのご住職の説教に一同納得。
近くの龍田神社に寄ってから流れる紅葉が歌に詠まれた竜田川を北に遡る。 今は新緑のもみじ、川岸の遊歩道を吹き渡る涼風が心地よい。
東側は矢田丘陵、西に生駒山脈を望む。
道の駅平群(へぐり)で昼食の後 さらに北へ、藤原氏の陰謀により一族が自殺に追い込まれた長屋王とその妃吉備内親王の墓に参る。
平群駅から近鉄生駒線に乗り南生駒駅で下車、西方の美努岡萬(みののおかまろ)の墓へ。明治に発見された墓誌から、遣唐使となり、
帰朝後奈良時代初期に官僚として力を発揮したことが判明した人物。
住宅地の中に残された小山の上に墓標があり、そこからの眺めが素晴らしい。
北へ、行基が眠る竹林寺(ちくりんじ)では薄紅色の山つつじが迎えてくれる。さらに北へ、疲れてきた足をいたわりながら今日最後の目的地、
往馬(いこま)神社の急な階段を登る。鬱蒼とした神域でしばし休息ののち、近鉄生駒線の一分(いちぶ)駅へ。
王寺町から斑鳩町、平群町を経て生駒市まで、生駒山脈の東側(奈良県側)、古代豪族の時代から栄え、
歴史ある土地を南から北へ辿るハイキングであった。
                                                                    おわり

           鶴田隆雄(S45博原) 記
Kuramae Journal誌 No.1038 掲載(2013-Summer号)