1.まとめ
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第718回午餐会は兵庫県支部秋期見学会を兼ね10月2日『竹中大工道具館』見学を行いました。
新幹線-新神戸駅に近いこの博物館は、本誌No.1066に展示概要を掲載。
近年はミシュラングリーンガイド2つ星獲得や、国内外の旅行者の口コミによるランキングサイトでも
高評価を得て、外国からの来館者も増えています。
当日の参加者26名は、新神戸駅集合-近くでのランチ喫食後に、
建築物としてもすばらしいその館内で、日本の伝統建築についてモックアップサンプルとその
技術内容・諸々道工具を展示した常設展(一部に海外紹介あり)と、
通常非公開である園庭の茶室棟を、赤尾館長・植村学芸員さまの解説・案内で巡りました。
ここは、樺|中工務店が日本の木造建築を支えてきた工匠の技と心を後世へ伝えることを目的に、
S59に神戸市中央区中山手で開館しましたが、4年前に規模・内容をリニューアルして、
現在地(旧本社跡)へ新築移転したものです。
常設展示は大工道具の歴史に始まり、道具の仕組みや使い方、日本と世界の道具の違いなどを
説明する7つの部門に分けて展示しています。また、各所には液晶パネルや動画によるAV説明が
充実し、日中英韓の四ヶ国語に言語対応しています。
館内のロビーで、常設展示を中心に建築文化の基本について聞きました。
さらに展示物(茶室の骨組みモデル)の細部について、その目的・意味・特徴などを補足聴取。
館長さんと建築学科OB参加者との突っ込んだやりとりなど、壮快なひとときを過ごしました。
この博物館では常設だけでなく、建築や木工のさまざまな分野に関する企画展示を
定期的に開催しています。これを機会に、繰り返し訪れたいと感じた1日でした。
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道具館正門前で、全員の集合Photoを撮影
※ 下山手通りの旧館からの 移転・新築改装オープンを知らせるポスター
(同社HP(URL:
http://www.dougukan.jp/ )をご参照ください)
2.日本建築・それを支える道具と技術について聞く
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園庭内の茶室棟にて寛ぐ
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←ご案内いただいた
赤尾館長・植村さま
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3.館内には 様々の展示物とその説明(AV解説付き)があります
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道具の展示-様々ののこぎり
々 左
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木組み・仕口…日本建築の 独特技術を分解展示
三畳台目-茶室の構造展示
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(作成:長井史夫_S45 生機)