〜 平成28年5月午餐会(第692回) 〜
(開催:平成28年5月10日(火) 大阪中央電気倶楽部)
演題:
講師: 兵東 勇 氏(S44 電気 卒)
自己紹介(ここをクリック)
【講演のポイント】
@ 鉄道博物館の存在意義・社会的役目等について
梅小路蒸気機関車館にて、見学来館者から『蒸気機関車は、なぜ電線ナシで走れる?』と質問されるなど、きわめて基本的な
知見・知識が消えている。歴史の中で、鉄道の果たした実績・役割を知ってもらう必要性を痛感。
A 4月開催-石田理事長による関西講演会での講演
国際活動に活躍した理事長から、欧州を主とした『鉄道の現代史的重要性・位置づけ・問題点』の世界的な分析・解説を頂いた。
これに対して、日本国内ではどうであったか?どう変化してきたか?これから何が問題か?などを、具体事例等で解説・理解を深めたい。
B 鉄道の原点・意義・使命
鉄道は、巨大システムを社会インフラとして、マネジメントし続けている存在
1世紀以上の間に、隆盛と衰退の双方を履歴しているが、その間 政治の影響を受け続けてきた
環境エネルギー面からの期待が大きいが、社会・技術の進歩次第では予断を許さない。
C 鉄道の原点としての蒸気機関車
蒸気のエネルギーを回転運動として利用⇒蒸気機関車が、客貨の大量移動を人類の手にもたらした。
日本はよくこれを活用し、近代化を成し遂げた。
D 以上の技術的・経営工学的な見地に加えて、(旧)国鉄からJRに遷移する過程で、その
社会学(組織論)的な見方でのふり返りも論評された。
『国有鉄道』という大変大きな組織を論じて 予定時間が満了し、当初計画していた『京都鉄道博物館』に
関する最新トピックの解説が、わずかになってしまった。
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解説資料の全体は、ここからダウンロードできます
(1) 国鉄とJR ( Q&A 付き)…(ここをクリック) (国鉄とJR_all-page.pdf=kokutetsu_all.pdf)
(2) 京都鉄道博物館へ…交通科学博物館・梅小路蒸気機関車館から…(ここをクリック) (博物館_all-page.pdf=hakubutsukan_all.pdf)
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<資料2>
京都鉄道博物館へ…交通科学博物館・梅小路蒸気機関車館から…(ここをクリック)
講演者は、交通科学博物館・梅小路館の各館長を歴任し、京鉄博(略称)会館準備に携わった。