第34回 関西蔵前テニス同好会・若狭遠征(第7回)活動報告
2019年12月2日~3日、4年前から始めて今回で7回目となる若狭への遠征を行った。
この遠征の基本はテニスで汗をかき、宿で麻雀(若狭の戦い)も行うが、「若狭の海の幸」を満喫することが参加者の最大の目的になっている。
今回はテニス愛好メンバー9名に加えて、麻雀をこよなく愛するメンバー2名、更には麻雀にお付き合いさせられたメンバー2名、合計13名と過去最高の参加者数となった。
今回参加のメンバーは篠田、原、長井、宮後、堀、宮本、穴原、櫛橋、久保田、比嘉、別所、茅野、芝崎の13名で、穴原さんと久保田さんは初参加、篠田さんは毎度の事ながら、新横浜発7時半前の新幹線で馳せ参じていただいた。
兵庫県から参加の3名は宮後さんの車で、残りの10名は奈良から参加の堀さんの車と久保田さんの車に分乗し、かつては鯖街道の宿場町だった若狭の道の駅「熊川宿」に12時過ぎに集合した。この日は、あいにく日本海側は雨となり、麻雀組4名は民宿「喜楽亭」に直行し、テニス組9名は室内コート1面がある「小浜運動公園」で13時から16時まで、室内はボールが見えにくかったものの熱戦を繰り広げ心地よい汗をかくことができた。
テニス終了後、国道27号線で常神半島にある民宿「喜楽亭」に向かったが、国道沿いの山々は紅葉が真っ盛り、日没近い夕陽が山の中腹に垂れ込めた雲を照らしながらの瞬間は、まさに絶景だった。17時過ぎ「喜楽亭」に着いたが初冬の夕暮れは早く、すでにあたりは真っ暗だったが、女将の我々への歓迎の声と共に、2階からは麻雀牌の音が聞こえてきた。
聞くところによると、麻雀組は風呂にも入らず「お遊び麻雀」に徹していたそうだった。一方、我々テニス組は早速風呂に入り汗を流して疲れを癒やしたが、風呂上がりに飲んだビールの味は格別で、まさに至福の瞬間だった。そして18時30分からは待望の「フグのフルコース&鯛や平目の舞い踊り」を味わった。
豪華料理を前に全員で記念写真を撮り、まずはビールで乾杯した。この季節限定のフグ料理は格別の味で、しかも「てっさ」の厚み・ボリュームは半端でなく、都会のフグ料理店ではあり得ないものだった。加えて「唐揚げ」、「てっちり」、最後の「オジヤ(雑炊)」もまた美味しく、フグだけでなくいつもの刺身として、鯛、平目、アオリイカ、甘エビも出され、その他カニ酢、サワラの煮付けもあり、持参の「フグひれ」で作った「ヒレ酒」の味とのマッチングは最高であった。
夕食後、麻雀を優先する実力A級の4名(宮本、篠田、櫛橋、宮後)は2階で、早速「若狭の戦い・初冬の陣」を開始した。残りメンバーの有志は21時30分までの約束で、座敷にあるカラオケに挑戦した。旧式のカラオケ装置でマイクの調整に難儀したが、各人ともそんなハンデは実力でカバーし、それぞれが自分の歌声に酔いしれていた。
・比嘉さん:「長崎は今日も雨だった」(前川清とクールファイブ)
・堀さん:「シクラメンの香り」(布施明)
・久保田さん:「乾杯」(長渕剛)
・原さん:「北酒場」(細川たかし)
・別所さん:「夢芝居」(梅沢富美男:通称「下町の玉三郎」)
・全員:「琵琶湖周航の歌」(加藤登紀子)
※肩を組んでの斉唱には、女将が感心して聞き惚れていた(写真参照)
カラオケ終了後、2階の別の麻雀卓にて実力B級の4名(長井、別所、茅野、芝崎)が戦いを開始した。なお昼間のテニスの疲れもあり、「半チャン」1回で2人は就寝したが、元気な長井、別所両名は寝ていた原さんを起こし、1時過ぎまで歓談したようである。
翌日は8時に朝食をとり、原さんを除く4名(穴原、久保田、比嘉、堀)は半島の突端「常神地区」にドライブ観光に行き、残り8名は昨日に継続しA級、B級の戦いを行った。
※A級は僅差の戦いになったそうだが、B級は波瀾万丈の戦いとなった。前日に続いての「半チャン」で、小生が別所さんを「パンク」させ「3ペコ」にした時は、今回こそは「大勝利」を確信した。しかしながら場所替えで、ツキのない長井さんの場所に移動したのが運の尽き、別所さんに運が回り、まさかまさかの役満「四暗刻」をツモってしまった。(しかもラスト牌を!)じり貧の小生だったが、再びチャンスが巡ってきた。同じように8万、6ソウ待ちの「四暗刻」をテンパった時には「連続役満」の予感がしたのだが、直後に長井さんから「想定外のリーチ」がかかり、これに即放チャン(満貫) パンクした瞬間、この世の不公平・不条理を今回もまた痛いほど実感した次第である。11時過ぎにすべての戦いを終了し精算を終え、広場で記念写真を撮って帰路についた。
昼食は初めて「鯖街道」沿いの「朽木旭屋」にしたのだが、これは選択ミスであった。蕎麦の味に特徴があるわけでもなく、かつ値段が高くて次回以降は選択肢から外したい。
13時過ぎ、兵庫県組(宮後車)とここで別れ、その他組(堀車、久保田車)は堅田駅に直行、若狭遠征のすべての行事を終えた。今回遠征は雨天にもかかわらず、室内コートでテニスができたこと、2卓の戦いの中で歴史に残る役満上がりの達成、夕食後のカラオケ、常神観光等に加え、最大目的の「フグ料理&鯛や平目の舞い踊り」が堪能でき、過去最高の参加人数に相応しい、大変充実した二日間だったかと思います。
遠路はるばる横浜から参加された篠田さん、二日間にわたって長距離を運転された宮後さん、堀さん、久保田さんをはじめ、皆様大変お疲れ様でした。
記 芝崎昭夫(S45応化)
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