第22回 関西蔵前講演会 & 懇親会 報告

( 報告と講演のレジメの一部を、下記にご覧頂けます!


関西5支部(大阪支部、兵庫県支部、京滋支部、和歌山県支部、岡山県支部)では、418日(土)午後130分より大阪市北区の中央電気倶楽部において、「第22回関西蔵前講演会ならびに懇親会」が開催された。


現代社会が遭遇している「環境問題」及び「後期高齢化により引き起こされる健康問題」に関する講演ということで、蔵前会員はもとより、そのご家族や外部からの参加者が非常に多かった。

参加された方々の内訳は、蔵前工業会本部からは本房事務局長、徳島県支部並びに愛媛県支部からは支部長などのゲストに加え、外部から如水会大阪支部より9名、如水会和歌山支部から2名、並びに会員のご家族又は友人が計12名にもなった。
又、関西5支部会員の参加者も新記録と言えるほど多く、合計136名にも達した。

講演の終わりには活発な質疑応答があり、盛況のうちに講演会は進んだ。

下記に、講演会の概要を報告します。
☆ 小長井先生の講演にジャンプ!
☆ 杉本先生の講演にジャンプ!

当日は、東京工業大学大学院理工学研究科教授・兼太陽光発電システム研究センター長 小長井誠氏と、京都大学大学院薬学研究科教授 杉本八郎氏のお二方を講師にお迎えした。
まず神山本会実行委員長の司会でスタート、
本会組織委員会委員長の鶴田大阪支部長の挨拶の後、講演は午後1時30分より430分まで行われた。

ご講演の内容

小長井教授から、「太陽電池でクリーン発電−2050年に向けての挑戦−」という演題で、ご講演頂いた。

講演の要点は、

太陽光発電の利点
太陽光発電の課題
住宅用太陽光発電システム
太陽光発電のしくみ
太陽電池の作り方
太陽電池の種類と現状・革新技術
産業界の動向
太陽電池開発の課題と國の政策
太陽電池の研究開発

などで、プロジェクターをお使いになり、素人にも分かり易くお話いただいた。

小長井先生がお使いになったレジメはここをクリックしてご覧下さい!」

[小長井先生の講演]


続いて杉本教授から「遥かなる創薬の夢−アルツハイマー病治療薬の現状と展望−」という演題でご講演頂いた。

講演の要点は、

エーザイと言う会社に入社した経緯
新薬開発の「夢を追う!」ことになった事情
エーザイ椛n業者の夢
シード化合物を発見した「偶然!」
新薬開発に到達するという「夢」を数度実現した事
5時に帰宅したら「早退!」と見做されたほどの「猛烈研究員」だった事
認知機能改善作用 ADAS-cog の事

[アルツハイマー病にならない生活の仕方は]
カレー、赤ワイン、緑茶・野菜に含まれるポリフェノール、イチョウの葉を食べる事、と適度な運動、
早歩き、食べ物を良く噛む事、それから俳句をたしなむ事などが、「効果がある!」と考えられている。
メタボ、喫煙、ストレスは、アルツハイマー病の敵!

杉本先生がお使いになったレジメは、「ここをクリックしてご覧下さい!」

[杉本先生の講演]

両先生のご講演に対し活発な質問が出され、会場は大いに盛り上がった!

[参加者からの質問も活発に行われた]


懇親会

会場を3階の大食堂に移して、午後5から7時過ぎまでの間、懇親会がお粉あれた。

まず、野依蔵前工業会常務理事(兼兵庫県支部長)のオープニングの挨拶で始まり、次に本部の本房事務局長の東工大をとりまく環境などの説明があった。

野依兵庫県支部長の挨拶 本房事務局長のご挨拶

次いで、櫛橋京滋支部長の音頭で乾杯が行われ、和やかな雰囲気で懇親の会が進行した。

櫛橋京滋支部長の乾杯の音頭 懇親会での様子

関西圏のお隣の徳島県支部から村上支部長さん、また昨年の愛媛県支部との交流会で大変お世話になった愛媛県支部からは、幹事長の寺坂様が遠路はるばる駆けつけて頂き、旧交を温められた。

村上徳島県支部長のご挨拶 寺坂愛媛県支部幹事長と
鶴田大阪支部長

若手の参加者も多く見受けられた。

兵庫県支部前川氏 兵庫県支部屋敷氏 大阪支部檜座氏
今年の懇親会の特徴は何と言っても、赤ワインとカレー料理に人気が集まったことである。
と言うのは、杉本先生の講演の中で、アルツハイマー病や認知症予防には、「禁煙の薦め!」や「メタボの有害性!」に加えて、食事関連では「赤ワインとカレー料理がこれらの病気予防に役立つ!」事が統計的に立証されつつあると、話された為である。

会の最後には、陶山岡山県支部長のリードで東工大の「校歌」を全員で合唱し、来年の再会を期して帰路に付いた。。
陶山岡山県支部長のリードで
校歌を歌う
池之内和歌山県支部長の
中締め

以上

HP編集:宮本 廣行_S33 機械_京滋支部