■ 第49回「関西蔵前懇話会」(関西五支部)
6月19日、蔵前工業会日日本センターにて18名が参加して開催された。
① 大友朗紀氏(S50 機物 修卒)神鋼リサーチ㈱
「多様な業務経験を通じて~現役世代への知恵、ワンポイント」
② 竹村國彦氏(74電気)島津メディカルシステムズ㈱
「核医学について」
現役活躍中(大友講師は、つい先日まででしたが)の2氏から、それぞれの豊富な経験を踏まえ
鋭い分析を加えた、具体的で解りやすいお話を聞きました。
レジメを『要旨』として収録、ダウンロードできます。。
話題①「多様な業務経験を通じて~現役世代への知恵、ワンポイント」」
講師は勤務先鉄鋼会社で、専門業務だけてなく官公庁・電子関連の合弁事業・総務人事部門など
多彩多岐にわたる経験を積んだ。それぞれは、組織・理念・課業・責務・風土などが大きく異なっている。
神戸製鋼所の研究所や人事部門での勤務、科学技術庁、KTIセミコンダクターといった
官庁や異業種への出向を通して得た知見や経験をご紹介いただいた。
研究開発によるもの作り、行政に関わる報告書の作成、
人を評価する立場など多様な価値観の中で仕事をする中で、
変化への適応の重要性と、一方で変化させてはいけない事について分かりやすくお話いただいた。
話題② 「 L i イオン電池材料の状況」
微量の放射線を出す医薬品を体内に投与し、身体の状態を画像や数値で捉えるインビボ検査機の発展を
ご自身の開発を振り返りながら解説いただいた。
1960年代に始まったシンチスキャナと呼ばれる点計測方式に始まり、
1970年代に入り加速した面での計測を可能にするガンマカメラシステムの開発で
人体の全身計測ができるまでになった開発の歴史と計測のメカニズムを分かりやすく解説いただいた。
最後に陽電子消滅を利用したポジトロンカメラにつて、
ご自身の病気の経験に基づき全身画像示を示しならお話いただき、
先端核医療機器の威力に触れる機会となった。
飯島賢二(S57博材料)
全員集合Photo
大友 朗紀さん 竹村 國彦さん 「核医学について」
「多様な業務経験を通じて
~現役世代への知恵、ワンポイント」
-会場内でのスナップphoto-