2月15日(木)、蔵前工業会西日本センターにて出席 25 名で開催、
今回は電子技術企業2社で活躍された、技術の実務に精通された2名のお話を伺った。
(ひとかたは最近に現役リタイヤ、もうお一人は さらに大学で活躍中です)
① 別所 慶郷(よしさと)さん(S48電子物理卒)「赤外線映像装置の原理と応用」
② 飯島 賢二さん(S57 材料科学 博、同年-理博 )「 Li イオン電池材料の状況」
の2テーマでお話を伺った。レジメを『要旨』として収録、ダウンロードできます。。
話題①「赤外線映像装置の原理と応用」
我々が見る風景とは、可視光が物体に当たって反射された光を網膜に映す
ことで認知されるため、物体を照らす何らかの発光体が必要である。
一方、赤外線映像装置は物体から放射される赤外線の強弱を検知器で捉えて
映像化する原理のため、可視光がない暗闇でも物体が見え、それゆえに
「暗視装置」とも呼ばれている。
この赤外線映像装置の原理、構成要素について、可視光映像との比較に
おいての説明がなされ、その応用分野として防犯・警備、医療、防衛その他への
事例紹介がなされた。
話題② 「 L i イオン電池材料の状況」
化学電池には、マンガン乾電池などの一次電池と、充電で繰り返し使用可能な
Liイオン電池などの二次電池、並びに起電物質を外部から供給する燃料電池
などがある。
中でもLiイォン電池は現代の情報化社会を牽引する重要なデバイスであり、
電気自動車やロボット等のエネルギー源としても注目され、更なる高容量化、
電解質の固定化などの課題解決に向け、世界中のメーカーが激しくしのぎを
削っており,その趨勢によっては産業形態が大きく変わる可能性があるとの
説明がなされた。
一芝崎昭夫(S45応化} 48th懇話HPtxt_KJ誌1067P48
全員 集合Photo
別所 慶郷 さん 飯島 賢二さん
「赤外線映像装置の原理と応用」 「Li イオン電池材料の状況」
-会場内でのスナップphoto-
■ 第48回「関西蔵前懇話会」(関西五支部)