2月8日(水)に、蔵前工業会西日本センターで開催
  ① 原田 真美(H27生命科学)さんから「ヒトとウナギの共生~GIAHS※とは?」、
  ② 兵東 勇 (S44電気)さんから 「鉄道と安全」 <
 の2テーマでお話を伺った。出席者は 総計 24名でした。

話題①「ヒトとウナギの共生~GIAHSとは?」

        河川流域での人間活動(実例として、大分県国東半島の河川における伝統
       漁法~石倉漁~を調査)が、流域のウナギ生態に与える影響について調査
       した結果を解説。
        また、その地域が認定を受けている「世界農業遺産」の国東GIAHS認定に
       ついても解説。大分の伝統漁法とウナギのふしぎな生態について、ウナギの
       餌(胃中の消化残りから)分析などを中心に聞きました。

       (※ GIAHS (Globally Important Agricultural Heritage Systems) とは
          FAO(国連食糧農業機関)が以下を審査・認定する。
          「伝統的な農林水産業が、文化・景観・生物環境として 総合的に育まれ、
           保全されている地域」。
          世界で38地域・うち日本国内8地域(含 国東半島)が認められている。)

話題② 「鉄道と安全 -安全への追求」

          戦後の国鉄で重大事故が続発したことから安全綱領が定められ、その
        第1項にある「安全は輸送業務の最大の使命である」との規範は現在の
        JRに連綿と引き継がれている。 
          イギリスで鉄道の誕生後 早くに列車の衝突を防ぐ信号・閉塞方式が
        考案されて以来、鉄道の巨大システム化に伴い、また事故発生を糧として
       、人のエラーを未然に防ぐ対策や、エラーを事故につなげない設備改善
        (例えば、ATS:自動列車停止装置)などが行われた。
          周到な安全対策を講じることにより、近年 鉄道事故は漸減の傾向に
        あって、踏切の数も徐々に減って踏切事故も少なくなっている。
          一貫して鉄道社員への安全教育に注力するなど、鉄道事業の根幹で
        ある安全への追求は、今後も歩みを止めることはないとの説明された。>

                                 茅野文昭(S52 機)
全員集合Photo  



 原田さん「世界農業遺産とウナギ石倉漁…」
 

 兵東さん「鉄道と安全 -安全の追求へ」   
             

                           

■ 第44回「関西蔵前懇話会」(関西五支部)