話題提供者プロフィール


 赤野 雄司(あかの・ゆうじ)
05年経営工学修

【所属】
昭和産業株式会社
E-mail:Xyuji_akano@showa-sangyo.jp (送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
兵庫県加古川市/県立加古川東高校卒/立命館大学理工学部化学科卒

【職歴】
05年日東電工株式会社入社、13年現所属に移籍

【これまでの主な仕事】
知的財産、環境安全

【趣味】

ジョギング、テニス、ジム通い

【話題】大阪ハーフマラソン報告 第27回(2012/11/15)
大阪ハーフマラソンは、大阪国際女子マラソンと併催されており、5000人が出場する市民マラソン大会です。健康のために、本大会を目標に週末などにジョギングやウォーキングに取り組んでいます。本大会に参加し、大阪城公園から長居陸上競技場までの道のりを走ると、沿道からの声援や、マラソンの様子などを楽しむことができました。本大会の概要や魅力、参加した感想を報告します。
<Keywords>
大阪ハーフマラソン,大阪城公園,感想



 穴原 明司 (あなはら・めいじ)
58年繊維卒 60年繊維修

【所属】
元株式会社豊田自動織機製作所
E-mail:Xfs4m-anhr@ca.em-net.ne.jp (送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
東京都豊島区/池袋第3小入学
疎開で京都に移り 吉祥院小へ転校、京都府立二中に進み新学制で洛陽高校卒
【職歴】
1960東洋紡績株式会社入社,主に加工技術研究所に勤務-エアジェット紡績技術の研究開発従事('81 退社)
1981株式会社豊田自動織機製作所入社,技術開発研究所に勤務-3次元織機の研究開発('95 定年退職)
1994福井大学客員教授を兼務

【これまでの主な仕事】
エアジェット紡績技術の研究開発,三次元織機の開発
【資格その他】
工学博士
「シノン繊維の開発」により化学技術賞(近畿化学工業会)
「仮撚加工法の研究」により繊維機械学会賞       を受賞

【趣味】

ファゴットとリコーダーの演奏-気心の通じ合った仲間とのアンサンブル続けている
音楽鑑賞も楽しみ
さらに、ありのままの自分が投影された句の創作(鑑賞も)を続けています

【話題1】音楽夜話(オーケストラ編) 第33回(2014/06/12)
オーケストラは、ストラディヴァリなどの活躍によるヴァイオリン族の改良と発達により弦楽合奏団として誕生し、次第に管・打楽器を加えて大規模な組織になった。今では、ごく身近な演奏団体であるが、しかし案外知られていないことも多い。たとえば用いられる楽器や奏者の数と配置、指揮者や作曲家との関係、経済事情などなど。アマチュアオケの経験を生かして、これらの疑問解決につながる話題を提供してみたい。
<Keywords>
オーケストラ,ヴァイオリン,楽器,奏者,配置

【話題2】音楽夜話(室内楽編) 第34回(2014/09/11)
室内楽はオーケストラと異なり、ごく少数の楽器編成で身近に音楽を感じ、家庭的な雰囲気でじっくり音楽を味わうことができます。楽器も、弦、管、ピアノなど自在に組み合わされ、ソロ、デュエット、トリオ、カルテットから十人程度のものまで、その編成は様々です。古今の名曲を中心に、その時代背景や作曲家の思いなどを紹介し、皆様の鑑賞に役立つようなお話をさせていただきたいと思っています。。
<Keywords>
クラシック音楽,室内楽,楽器編成,時代背景

【話題3】音楽夜話(独奏曲編) 第38回(2015/09/17)
クラッシック名曲の紹介シリーズ第3回。独奏曲といえぱピアノが圧倒的ですが、その前身のオルガン・チェンバロ・バイオリン・チェロ・リコーダーなど幅広い楽器・楽曲から、有名作品をテーマ部演奏の再生含めて説明・解説した。
古代のピタゴラス音律から快適音律を経て平均律に至る音律の発展の歴史など、楽典解説もあり。
ピアノ独奏ではベートーベン作品のソナタ32曲が、圧倒的存在として開拓し尽した感もある。後の作曲家にとっては大変迷惑な存在だったのではないかなど、裏話も盛り込み、名曲鑑賞に加えて心豊かに文化的な一夜であった。
<Keywords>
クラシック名曲,独奏曲,ピアノ,バイオリン,ベートーベン,ソナタ

【話題4】川柳知ったか振り 第43回(2016/11/17)
万葉集からはじまる日本の詩歌の中で川柳が生まれた経緯、川柳と俳句の違いなどについて、まず解説。
そして、実作品を例示(資料 PartⅡ)しながら、明治から大正時代の川柳には戦争を詠んだものがあること、
昭和・戦中の川柳には反戦歌もあって、作者が特高に検挙・投獄されるなど、
川柳ゆえの高い社会性・主張が折り込まれた(むしろ俳句より)ことも聴きました。
いまの川柳作品は、高校生、大学生など若人までの幅広い人々に親しまれてことも少しビックリ。 最
後に、ご自身の詠まれた川柳もご披露いただき、また自費出版された句集を回覧・拝見しました。
<Keywords>
川柳,俳句,新川柳,誹風柳多留,中興の祖 ,結社と六大家,女流作家,人生としての川柳,二極化,作句の指針,

【話題5】無撚(むねん)物語 第46回(2017/09/14.)
化繊フィラメント糸とその繊維製品は平滑さゆえに、紡績糸(基本的に天然繊維を紡いだもの)とその製品の持つ
風合いが異なり、用途も限られる。この(天然)短繊維の紡績シクミを踏まえて、フィラメント糸にさまざまの『仮撚り』
加工が試みられ、繊維製品としての改良あれこれが開発、使われている(但し「仮 撚り」ゆえの制約もある)。
著者はさらなる品質向上・適用範囲拡大を目指して、『(糸)撚りアップ』の技術開発(『実撚り』の実現)に挑戦した。
さまざま方法のなかで、『結束紡績法』に着目、実用生産の糸口に到達したが、最終製品として満足できるモノには
至らず、残念無念(『無撚』)の物語に止まっている。
<Keywords>
紡績、高速精紡、紡績糸、化繊フィラメント、織物、仮撚り加工、結束紡績法、膨らみ、


 飯島賢二(いいじま・けんじ)
82年 材料科学 博 82年 理博

【所属】
大阪大学 未来戦略機構 第三部門 特任教授(〒560-8531豊中市待兼山町1-3)
E-mail:Xe-jima@msc.osaka-u.ac.jp (送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
名古屋市北区生まれ 名古屋市立清水小学校、同 八王子中学、同 向陽高等学校卒                         (2008ノーベル物理学賞 益川敏英博士の同窓後輩です)

【職歴・現在の責務】
1982 東工大-博士課程修了後、松下電器(株)(現パナソニック)入社     材料研究所配属、電子デバイス用材料研究を担当、 2004 電池研究所所長、05 先端技術研究所 ナノテクノロジー研究所所長 2008 パナソニック(株)理事、技監、2013年退職 2013 現職(大阪大学 特任教授)赴任   文部科学省が進める博士課程教育リーディングプログラム「インタラクティブ物質科学・カデットプログラム」のコーディネーター補佐。   当該プログラムは5年一貫の博士課程教育のパイロットプロジェクトとして全国で62推進されているプログラムの1つ。   教員を補し、プログラム運営の全体調整、マネジメント系の授業、産学連携の推進などを担当。   産業界の要望に応える博士人材育成に取り組んでいます。産業界が博士人材に積極的でない事が悩み。
【著書・受賞・学位】
 「セラミックスのプロセステクノロジー」学献社[共同執筆]、  「セラミックスの機能と応用」博報堂出版[共同執筆] など  「The Richard Fulrath Pacific Award(1997)」 他の表彰・受賞歴  学位:博士(理学)

【趣味】

 趣味は写真撮影、クッキング。最近タップダンスを始めました。
 何とか英語会話を上達させ海外の方とコミュニケーションを図りたいと、家庭教師についていますが・・・
【話題】Liイオン電池材料の状況 第48回 2018.2.15
<要旨> Li イオン電池は現在の情報化社会を牽引する重要なデバイスであり、電気自動車やアシストロボットなどのエネルギー源としても注目され、 世界中で高容量化、電解質の固体化など、これまでの専業メーカーに加えて自動車メーカーも参入して競争が激化しています。 パナソニック㈱において2000年から2012年ころまでLiイオン電池の材料開発に携わりました。 その経験を踏まえて、Liイオン電池の原理、Liイオン電池材料開発の状況、IOTやEVの動向を踏まえた将来の方向性について紹介します。
<Keywords>
,,,,,,,

 井口 政明(いぐち・まさあき)
69年化工卒

【所属】
元三菱製紙
E-mail:Xdentyu-iguchi@hotmail.co.jp (送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
東京都練馬区/都立大泉高校卒

【職歴】
69年三菱製紙入社、兵庫県・高砂工場配属・特殊紙抄紙部門
77年労働組合本部にて専従4年間、高砂工場復職後情報用紙加工紙部門、抄紙部門
94年青森県・八戸工場製造部門へ
96年高砂工場へ、製造部長・技術部長、工場長(取締役)
03年本社へ、取締役・常務・専務、’10年に退任
08年東邦特殊パルプ社長
12年退任し、11月より兵庫県に戻る

【これまでの主な仕事】
紙パルプ技術協会理事・副理事長を務め、同協会より顕彰される

【趣味】

家庭菜園、ゴルフ、スポーツ観賞、音楽・美術鑑賞

【話題】三菱製紙八戸工場 3.11大震災―大津波被害からの復旧軌跡と教訓 第31回(2013/11/14)
国内有数である臨海型紙パルプ工場全体が、震度5強の地震(被害は軽微)の約2時間後、8.4メートル高の想像を絶する津波に襲われ、壊滅的な被害を受けた。 東日本全体に及ぶ甚大な被害の中で、青森県八戸市北部に位置する工場復旧作業は、困難を極めた。工場関係者の生活確保、インフラ・用水・電気復旧、原燃料・物流ルート確保、工場設備の復旧・・・。その軌跡と、この経験から得られた教訓をまとめた。
<Keywords>
三菱製紙八戸工場,東日本大震災,復旧,教訓



 池田幸重郎(いけだ・こうじゅうろう)
64化学工学卒

【所属】
元東レ
E-mail:Xkojuro@pj8.so-net.ne.jp (送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
奈良県桜井市/畝傍高校卒

【職歴】
昭和39年に東レに入社、鎌倉、大津の研究所に勤務、昭和53年に東レリサーチセンター(TRC)に出向し、東京勤務。その後平成13年にTRCから大津の東レテクノに移り平成16年に退社。

【これまでの主な仕事】
古代史に興味があり、地元のガイドをしている。今年は平城京遷都1300年祭で平城宮探訪ツアーのガイドもしている。

【趣味】

会社時代はテニスをしていたが、現在はたまにする程度。

【話題】大和朝廷のはじまりの時代 第16回(2010/02/18)
大和平野の東南部の各地で発掘作業が進められている。この作業の多くは大和朝廷がこの国に現れた時代の姿をより明確にしつつある。日本の文化が中国から朝鮮半島を経て日本に玄界灘や日本海を通じて伝わったのは事実である。特に弥生時代を通じて盛んになった。この朝鮮半島からの文化は日本の東に伝わり、気候の温暖な畿内地方で中でも大和平野で大きくなったであろう。この地方で力をつけた豪族が九州や出雲を抑えて最後に吉備を征服して倭国を統一したと思われ、古墳時代のはじまりになってくると思われる。この古墳時代は箸墓をスタートとして大和平野の東南部に古墳が集中して始まったので、この古墳時代が大和朝廷につながった事情をお話ししたい。
<Keywords>
大和朝廷,弥生時代,豪族,古墳時代



 池之内眞佐美(いけのうち・まさみ)
1979年 繊維修士卒

【所属】
農業(屋号 家庭菜園眞池る)
E-mail:Xkinokawa2051@hera.eonet.ne.jp (送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
大阪市西淀川御幣島生まれ、大阪市立香蓑小、同市立歌島中、大阪府立茨木高、名古屋工業大(繊維高分子)

【職歴】
東京工大卒業後、花王石鹸(株)(現 花王㈱)入社、
和歌山工場配属、主に技術部門に属し界面活性剤(家庭用原料、工業用製品)製造プラントの設計・建設に従事。
2009年9月退職。2010年7月に税務署に青色申告者届出、現在に至る。

【これまでの主な仕事/研究テーマ等】
 自産自消野菜を無農薬栽培に挑戦中。消費できない場合は、産直にて販売。
 得意は豆類、イモ類。果樹は南高梅、刀根早生柿が主体で、他にナシ、リンゴ、イチジク、ビワあり。
 著書、表彰、受賞等は特になし。
【資格】

 高圧ガス(甲種機械、甲種化学)、一般計量士、環境計量士(濃度)、
 公害防止管理者1種(大気、水質)、危険物甲種、衛生工学衛生管理者

【趣味】

 マラソン、スポーツジム通い、DIY
【話題】素人農業奮戦記 第42回(2016/09/15)
55歳を機に脱サラに挑戦した。生涯現役で過ごすためには、気力体力が残っているうちにと思い、
新生活をルーチン化には5年ぐらいは必要と見積もった。
自然栽培に憧れ、植物の潜在能力を引き出すためにはどうすれば良いのか、試行錯誤が今でも継続中である。
すべて仮説をもとに想像と観察頼みで、毎年改善の積み重ねの日々である。お客さんの笑顔を自分の肥やしに、
楽しみながら土と戯れている現状を紹介する。
<Keywords>
農業経営,無農薬・自然栽培,野菜,果樹


 伊藤 和男(いとう・かずお)
80年化学環境工学修84年化学博 0年化学環境工学修84年化学博

【所属】
大阪府立工業高専 物質化学コース 教授
E-mail:Xito-kazu@ipc.osaka-pct.ac.jp (送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
千葉県松戸市

【職歴】
㈱東芝総合研究所研究員を経て、87年大阪府立工業高専助教授、00年より現職。

【これまでの主な研究テーマ】
地球環境化学(酸性雨による森林土壌酸性化、社寺林土壌の酸性化など)、計算機シミュレーション(土壌生態系影響モデルなど).近畿各地域での社寺林の森林衰退および土壌酸性化調査を長年続けている。環境省による酸性雨影響調査等に参加している。また、JICAによる東アジア酸性雨研修講師などを務める。

【著書・学位など】
理学博士(化学)

【趣味】
天体観察,クラシック音楽鑑賞。

【話題】荒廃する神社の森―土壌劣化の進行― 第9回(2008/04/15)
全国各地で、神社の森の荒廃が進んでいます。いろいろ理由が考えられますが、大きな要因は、環境汚染です。私たちの研究室では、近畿地方で、神社の森を調査しています。近畿には、京都の伏見稲荷大社や、奈良の春日大社など、歴史ある立派な森が残されています。ところがその社寺林に、想像以上の枯損被害が広がっているのです。原因を知るため、私たちは、各地の森林土壌の化学成分の調査をはじめました。その結果わかったことは、想像を越える、土壌の劣化でした。土壌の酸性化の進行と、栄養塩の欠乏が、各地で見られました。そしてその要因は、地球環境汚染として知られる酸性雨であり、気候異常がその進行をさらに早めていると考えられるのです。早期の対策が望まれます。
<Keywords>
土壌, 環境汚染, 神社の森, 枯損被害




 井上 雄介(いのうえゆうすけ)
2007年生命理工卒, 2009年生命プロセス修

【所属】
武田薬品工業株式会社
E-mail:XInoue_Yuusuke@takeda.co.jp (送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
茨城県取手市出身。江戸川学園取手中・高等学校卒

【職歴】
2009年武田薬品工業株式会社、入社。

【これまでの主な仕事】
現在は医薬開発本部 臨床開発部に所属。中枢神経系の新薬(抗うつ薬)の臨床開発に従事。熊本、広島、名古屋の精神科の病院に訪問し、治験に関するデータ収集の業務に携わっています。

【趣味】
サッカー、フットサル、バンジージャンプ、ロッククライミング、音楽鑑賞(インディーズ中心)、読書(最近は組織論)。

【話題】毒は薬なり。そして、またその逆もしかり 第22回(2011/09/22)
毒と薬…、これらの言葉に対して一体どのようなイメージを感じるでしょうか。中には「毒は危険」「薬は安全」というように全く異なったイメージを持たれる方もいらっしゃるかと思います。たとえば、抗生物質。フレミングによってペニシリンという抗生物質がアオカビから偶然発見された話は皆さん、ご存知かと思います。でもこのペニシリン、細菌にとっては死に至る猛毒です。それゆえ、薬になり得たのですが。。。毒とは何か?薬とは何か?その親密な関係について、製薬業界に飛び込んで2年ちょっとの若輩者ながら、少しでもご紹介できたらと考えております。
<Keywords>
毒,薬,抗生物質,細菌,製薬業界



 井端 雅一(いばた・まさかず)
2013物理電子システム創造博

【所属】
(公財)京都産業21北部支援センター 産学連携コーディネータ
E-mail:Xibata@ki21.jp (送信の際はXを削除して下さい)
京都産業21ホームページ

【出身】
東大阪市出身。上宮高校, 名古屋工業大学卒,同大学院修士課程修了

【職歴】
1977年シャープ(株)入社、半導体開発に従事。2001年より東京にてコーポレート技術戦略企画・産学連携に従事. シャープ(株)在職中の2005年東京工業大学大学院博士後期課程に社会人として入学。2011年より(公財)ふくい産業支援センターにて地域連携コーディネータとして福井県の地域産業の活性化に従事、14年より現職。

【これまでの主な仕事】
厚労省戦略産業雇用創出プロジェクト「京都次世代ものづくり産業雇用創出プロジェクト」の中の「北京都ものづくりパーク大学連携推進事業」を産学連携コーディネータとして、地域産業の活性化、産学官連携の仕組みづくり構築に取り組んでいる。具体的には、京丹後市、京都工芸繊維大学等と連携して、カイコの繭の量産化技術の確立、カイコの遺伝子組換えによるスパイダーシルクの創出等「新シルク産業創出」を支援して、地方創生に取り組んでいる。

【著書・学位など】

博士(工学)
著書に「産学官連携に関する調査研究報告書」(社団法人電子情報技術産業協会産学官連携委員会共著, 09年)

【趣味】
ゴルフ

【話題】産学官連携による北京都地域の産業の活性化の取組み-現状課題と新産業創出に向けての仕組みづくり- 第36回(2015/02/12)
京都は丹後ちりめん、友禅染、西陣織等の伝統工芸が盛んであったが職人の高齢化や着物を着る機会の減少等により衰退傾向にあります。また、若者の都市での生活傾向により北京都地域の人口が減少しています。一方、北京都地域は、竹林が多く、鹿、猪等の有害獣がいて農家は困っています。このような現状を踏まえて、新産業創出、雇用創出を目指した産学官連携による地域の活性化を紹介し、その仕組みづくりについて話させて頂けたらと思っています。
<Keywords>
産官学連携,北京都地域,伝統工芸,衰退,活性化




 岩崎 光伸(いわさき・みつのぶ)

87年無機材料卒89年無機材料修93年無機材料博

【所属】
近畿大学理工学部 応用化学科 准教授
E-mail:Xm-iwa@apch.kindai.ac.jp (送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
神戸市灘/都立武蔵高校

【職歴】
東工大卒業後、ドイツ新材料研究所博士研究員,東京工業大学博士研究員,近畿大学理工学部応用化学科助手,講師を経て、07年より現職。
(その間,2001-2年に英国ブリストル大学博士研究員)

【これまでの主な研究テーマ】
環境調和型合成法による無機ナノ粒子の合成,新規代替骨材料の開発,新規ナノ色材の開発 など。現在、色材協会編集委員,表面技術協会ARS部会理事,日本セラミックス協会世話人,日本リメディアル教育学会理事を務める。学内では,リエゾンセンター所員,教育改革推進センター委員などを兼任している。

【著書・学位など】
博士(工学)
著書に、「顔料の事典」(共著,朝倉書店 2000年)。「光学用透明樹脂の高屈折率化,低複屈折化技術」(共著,技術情報協会,09年)など,5冊。
平成11年,20年材料技術協会論文賞,平成18年色材協会論文賞,平成20年表面技術協会学術奨励賞,優秀講演賞

【趣味】
美術鑑賞(特に,印象派絵画) 残念ながら,最近はほとんど美術館などに行く機会はありません。

【話題】近畿大学における産官学研究事例 第15回(2009/11/12)
近畿大学では、研究成果の社会への還元を目指し、研究活動を基盤とする「産官学の連携・交流」を推進しています。 その中心となる窓口が「近畿大学リエゾンセンター(KLC)」です。KLCは、社会のニーズを取り入れて、開かれた大学としての活動を進めると同時に、産業界との交流により、建学の指針である「実学」を全学挙げて推し進めます。ここでは、「細胞誘導型人工骨の創製」(科学技術振興機構からの助成事業)ならびに「石炭コークスの代替となる次世代バイオ・リサイクル燃料-バイオコークス-」(新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)からの助成事業)をとりあげて、近畿大学における研究の製品開発に向けた取り組み事例を紹介したいと思います。
<Keywords>
産官学, 近畿大学, リエゾンセンター, 実学




 上山 博夫
(うえやま・ひろお)

75年建築卒77年社開修

【所属】
竹中工務店 設計部
E-mail:Xueyama.hiroo@takenaka.co.jp (送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
東京都立川市/桐朋高校卒

【職歴】
東工大卒業後、竹中工務店入社。

【これまでの主な仕事】
建築設計

【趣味】
スポーツジム,音楽鑑賞,陶芸,東工大在学時はJAZZ研究会所属。

【話題1】日本と中国のちがい(建築の仕事を通じて) 第13回(2009/06/18)
建築設計の仕事をしています。2000年~2005年の間、日本企業が中国に建築をたてる計画に携わる機会が多く、何度も中国へ出張しました。その間、仕事の各場面で日本とのちがいに直面し、困惑することも多々ありました。中国は数年で、仕事や生活が大きく変化するといわれていますが、本質はなかなか、かわらないようにも思えます。仕事を通じて感じた日本とのちがいについて、具体的にご説明したいと思います。
<Keywords>
建築設計,中国,計画

【話題2】
新生フェスティバルホール
 第28回(2013/02/14)
2012年11月、中之島フェスティバルタワーという高層建築が地下鉄肥後橋駅の近くに完成しました。この地にあった旧ホールや向いにある新聞社は大阪で育った人にはコンサートや新聞社見学を通じなじみ深いものでした。新築されるビルは新たなフェスティバルホール、朝日新聞大阪本社、テナント事務所、商業店舗からなる複合施設です。建設に参加したものとして、建物の内容、建設の過程等この建物の特徴や苦労した点をご説明したいと思います。
<Keywords>
フェスティバルタワー,フェスティバルホール,朝日新聞社,建設,デザイン


 鵜野
幾雄(うの・いくお)

63化学工学卒

【所属】
鵜野技術士事務所 所長
E-mail:Xiky.uno@wonder.ocn.ne.jp (送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
東京都世田谷区/神奈川県立希望が丘高校卒

【職歴】
東工大卒業後、塩野義製薬(株)製造部 工薬技術部 (医薬中間体製法改良、無機材料開発)
97同上定年退職後 三和コンサルタンツ(株) 日本テクノサービス(株)顧問 現職
日本セカンドライフ協会(JASS)・講師(「サボテンと多肉植物」の講演毎回テーマを変えて22回実施)  
くらりか関西・会員として活動

【これまでの主な仕事】
無機材料 紛体材料などに関するコンサルタント業務

【資格・学位】
技術士(化学) 環境計量士など

【趣味】
沙漠植物栽培(約60年の研究歴), 旅行,写真(カラーのDPEも 今はデジカメに退化)

【話題】くらりか関西2011活動報告 第24回(2012/02/21)
一昨年より準備を重ね昨年2月に「くらりか関西」を発足しました、現在会員8名,協力会員10名です。関東での教室テーマ,PPT資料を有効利用し、必要に応じ改良し、担当の会員が講師,他の会員・協力会員が助手となり初年度目標の20教室を達成しました。蔵前工業会・本部・関西支部の支援を頂き、またJSTの支援も10教室分受ける事が出来ました。教室の多い7・8月には負担が集中するため、会員の増加が大きな課題です。

<Keywords>
くらりか関西,蔵前工業会,JST,理科教育,小学生


 梅原大祐(うめはら・だいすけ)
99年電気電子工学専攻博

【所属】
京都大学 大学院情報学研究科 助教
E-mail:Xumehara@i.kyoto-u.ac.jp (送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
愛知県豊橋市/愛知県立時習館高校

【職歴】
1999年4月に京都大学大学院情報学研究科助手として着任.2007年4月より同研究科の助教.

【これまでの主な研究テーマ】
通信システムの設計に関する研究,屋内電力線通信,衛星マルチキャスト,フラッシュメモリなどの研究を通じて,現在は情報通信システムの統計モデル化手法とその活用について興味を持つ.

【著書・学位など】
「屋内電力線マルチキャリア通信における通信路モデルと誤り訂正」,通信路推定と誤り訂正に関するワークショップ,統計数理研究所,2007年8月27, 28日.
工学博士
第一級陸上無線技術士

【趣味】
中日ドラゴンズの応援,書籍の購入(読むのが追いつかない),電気工作

【話題】家庭内における情報・電力統合配送への期待 第5回(2007/06/27)
現在,日本国内の各家庭においてインターネットアクセス可能な環境が整備されつつあります.次は,家庭内に届いた情報を各部屋に配信するホームネットワーク構築技術が求められています.無線,イーサネットなど様々なホームネットワーク構築のための伝送メディアがあります.その中でも,平成18年10月に認可された,電力線を用いた屋内通信は情報・電力の統合配送という他の伝送メディアにはない特長を有しています.電力線通信用モデムの技術動向,課題などを通じて情報・電力統合配送への期待を述べていきます.
<Keywords>
ホームネットワーク, 電力線通信 (PLC), コンセント, マルチキャリア変調



 枝松 裕紀(えだまつ・ひろのり)
94生体機構、96生命理工修、99生命理工博

【所属】
神戸大学 大学院医学研究科 講師(生化学・分子生物学講座)
E-mail:Xedamatsu@med.kobe-u.ac.jp (送信の際はXを削除して下さい)
URL:http://www.med.kobe-u.ac.jp/molbiol/

【出身】
千葉県船橋市/船橋市立夏見台小、同船橋中、千葉県立国府台高校 卒

【職歴】
東工大卒業後、米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校 (UCLA) 微生物・分子遺伝学科博士研究員を経て、01年より現所属。助手、助教を経て16年より講師。

【これまでの主な研究テーマ】
生化学、分子生物学、免疫学。特に発癌に関わる癌遺伝子の機能を、遺伝子改変マウス個体やそれから得られた培養細胞を用いて研究しています。
がん遺伝子活性化による細胞がん化の仕組みに興味があります。がん遺伝子活性化が引き起こす細胞応答の仕組みを知ることで、がんではない細胞(例えば、免疫にかかわる白血球や、神経細胞など)が機能する仕組みを知ることが出来ます。最近は、亜鉛の機能に興味があります。

【著書・学位など】
著訳書に、「デブリン生化学(原著7版)」(分担・丸善出版 12年)、「シグナル伝達(第2版)」(分担・メディカル・サイエンス・インターナショナル 11年)、「シグナル伝達」(分担・メディカル・サイエンス・インターナショナル 04年)。
第31回日本炎症・再生医学会(10年)優秀発表演題。
「シグナル伝達」(共訳・メディカル・サイエンス・インターナショナル 2004年)
博士(理学)

【趣味】
音楽鑑賞(管弦楽曲、吹奏楽)。以前は楽器(トロンボーン)をやっていましたが、この頃は遠ざかっています。

【話題1】生命科学が明らかにする病気の仕組み 第14回(2009/09/17)
遺伝子操作技術などによる生命科学の進歩の結果、生物を核酸(遺伝子)や蛋白質などの「分子部品」から成る「分子機械」として理解できるようになりました。その結果、人の病気は「分子機械」の「故障」として捉えることが可能となり、原因の同定とそれに基づいた「分子治療」が可能となってきています。今回は、私が進めている遺伝子改変動物を用いた癌と炎症の発症の仕組みに関する研究を中心に、生命科学についてお話したいと思います.
<Keywords>
遺伝子, 生命科学,核酸,分子機械,遺伝子改変動物
【話題2】培養細胞とがん遺伝子  第47回 2017.11.16
『生物の仕組みは化学の問題として解ける』という観点から、細胞のストレス応答に
対する微量元素の役割についての研究を続けてきた。
『がん遺伝子』は誰もが持っていて、その異常により『がん化した細胞の活動』を
支えることに、亜鉛が重要な役割を演じていることが解った。
では、何を食べたら良いのか?亜鉛は不足しても・過剰になってもいけない。
サプリメント(類)に頼ることなく、バランスの良い食事を心がける事こそが大切である。
<Keywords>
培養細胞、株化細胞、がん遺伝子、がん化細胞、ストレス応答、微量元素、亜鉛原子

 江原 靖人(えばら・やすひと)
88高分子工学科卒、90高分子工学修士、93高分子工学博士

【所属】
神戸大学 人間発達環境学研究科 准教授
E-mail:Xebara@kobe-u.ac.jp (送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
横浜市生まれ、駒場東邦中・高等学校卒

【職歴】
1993年 東京工業大学生命理工学部 助手(岡畑研究室)1998年4月より現職

【これまでの主な研究テーマ】
生物有機化学(ウイルスと結合する人工核酸の合成)

【学位】
博士(工学)

【趣味】
研究、子育て

【話題】人工生命は作れるか 第22回(2011/09/22)
生命科学が進歩するほど、私たちは膨大な量の情報に振り回され、生命について理解することが困難になっていくような気がします。一方、化学者は生命を構成する重要な分子を試験管内で合成できるようになってきました。果たして、人類は人工分子を再構成して人工生命を作り出してしまうのか、化学的な視点から人工生命研究の現状について紹介したいと思います。
<Keywords>
人工生命,分子,化学,人工生命研究




大岡 靖典(おおおか・やすのり)


02年原子核修05年原子核博

【所属】

原子燃料工業株式会社 熊取事業所 技術開発部
E-mail:Xya-ohoka@nfi.co.jp (送信の際はXを削除して下さい)
URL:http://www.nfi.co.jp/

【出身】
岩手県江刺市(現:奥州市)/国立一関高専卒

【職歴】
東工大卒業後、原子燃料工業入社。技術開発部に配属され現在に至る。

【これまでの主な仕事】
PWR用核燃料の核設計、PWR炉心設計・燃料運用管理、特に原子炉物理分野におけるソフトウェア開発や炉心特性測定技術開発に従事。

【学位】
博士(工学)

【趣味】
音楽鑑賞,読書,食べ歩き,プログラミング,シミュレーション。

【話題】核燃料サイクルの変遷・・・ 第31回(2013/11/14)
原子力発電は半世紀以上に亘り現代文明の根幹電力源として人間の生活を支えてきました。核燃料サイクルは原子力発電の燃料に用いるウランの採鉱から廃棄までの間の一連の流れを示すもので,原子力発電技術の向上と共に技術的発展を遂げています。2011年3月の福島原子力発電所事故以降,原子力発電に関する国民的な議論が継続されていますが,原子力発電及び核燃料サイクルの内容と変遷を説明します。
<Keywords>
原子力発電, 核燃料リサイクル, ウラン,廃棄


大志万直人(おおしまん・なおと)

80年応用物理・修士、83年応用物理・博士後期課程修了

【所属】
京都大学名誉教授
E-mail:Xooshiman.naoto.66e@st.kyoto-u.ac.jp (送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
京都府福知山市生まれ、市立佐賀小学校、同・成和中学校、府立福知山高等学校卒、東京理科大学理学部物理学科卒

【職歴】
東工大卒業後、原子燃料工業入社。技術開発部に配属され現在に至る。

【これまでの主な仕事】
S58年4月日本大学文理学部応用地学科・副手、 S61年4月同・助手、H3年4月同・専任講師、H 4年3月京都大学防災研究所地震予知研究センター・助教授、H 13年3月同・教授、H 19年4月~21年3月同火山活動研究センター・センター長(併任)、H24年10月~25年3月京都大学理事補(大学評価担当) (併任)、H 25年4月~27年3月防災研究所・所長、H27年4月~29年3月研究連携基盤・基盤長、H29年京大付属図書館宇治分館長、R2年4月京都大学名誉教授

【学位】
博士(理学)

【趣味】
模型の作製(今は、艦船模型製作に特化。現在は、トルコ・コチ博物館で購入した図面を基にトルコの艦船を製作中)、トルコ民族史

【話題】オスマンのトルコ世界遺産探訪・・・ 第73回(2024/6/20)
トルコには現時点で21の世界遺産があり、黒海、エーゲ海、地中海沿岸、アナトリア内陸に分布し、先史時代から青銅器時代、ヒッタイト、ギリシャ、ペルシア帝国による征服時代、ヘレニズムからローマ時代、ビザンチン帝国、セルジューク朝、オスマン朝と、おおよそ一万数千年間の興亡の歴史の記録です。今回は、私が訪れたトルコの世界遺産の内から、幾つかを紹介したいと思います。


大友 朗紀(おおとも・あきのり)
73年 機械物理科 卒、75年 修士機械物理専攻

【所属】
大友工業株式会社 代表取締役社長(東京都江東区)
E-mail:Xa-ootomo@kuramae.ne.jp (送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
東京都江東区生まれ、都立両国高校卒
【これまでの研究テーマ等】
 ※山室恭子著、『江戸の小判ゲーム』 講談社現代新書(2013)に一部掲載

【職歴・これまでの主な仕事】
 ……種々の経験をしました。
神戸製鋼所技術開発本部、科学技術庁、神戸製鋼所人事部、
KTIセミコンダクター、神戸製鋼所技術開発本部、神鋼リサーチ株式会社

【趣味
神鋼人事部でゴルフを始め継続中。高校、大学時代は和弓(就職後はやめている)、28歳の結婚までは旅行、山歩きやスキー。

【趣味】
詰将棋、カメラ、海外旅行等

【話題】多様な業務経験を通じて〜現役世代への知恵、ワンポイント 第49回(2018.6.19)
大学卒業後製造業会社に勤務して、多種多様な業務を経験してきました。
会社の事業は経済社会の変化、競合他社との競争、顧客ニーズに対応するため常に変化が求められます。 また会社組織が変われば、社員の仕事も変わらざるお得ません。
技術者として一つの専門分野を深め続けても会社勤務の期間には陳腐化していく。
専門分野で長い業務が続いても、今度は視野が広がらないという課題が顔を出す。
多様な仕事経験を通じて感じた事、心得ていたら良いであろう知恵や視点などワンポイントを現役の皆様に紹介した。
<Keywords>
業務経験、専門分野、視野拡大、若年への伝承、知恵、視点、ワンポイント


大橋 友佳(おおはし・ゆうか)
14年社会工学修

【所属】
株式会社NTTドコモ
E-mail:Xyuuka.oohashi.mz@nttdocomo.com (送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
東京学芸大学附属高等学校卒
【これまでの研究テーマ等】
 ※山室恭子著、『江戸の小判ゲーム』 講談社現代新書(2013)に一部掲載

【これまでの主な仕事】
法人SE、新規ビジネスの創出

【趣味】
詰将棋、カメラ、海外旅行等

【話題】『As Technology Gets Better, Will Society Get Better? ~情報技術が創造する未来社会』 第45回(2017/06/14)
センサー、デバイス、ビッグデータ、AI技術等の進展、相互につなぐ通信の速さと信頼性―
“IoT”(モノのインターネット)の社会への浸透は、ヒトと環境の関わり方を確実に変化させている。
技術が安心な社会づくりに貢献し続けるためには、様々な課題を乗り越えていかなければならない。
-“未来”はすでに“今”にある- と受け止めてより豊かな社会を目指し、
これから、今 自分がやれることは何か、どんな未来にづくりに 貢献していくか を考え、日々取り組んでいきたい。
<Keywords>
技術、未来、社会、IoT

大軒 康夫(おおのき・やすお)
72年化学工学卒74年化学工学修

【所属】
関西化学工業協会 常務理事 事務局長
E-mail:Xohnoki-kankakyo@marble.ocn.ne.jp (送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
横浜市/都立小山台高校卒

【職歴】
東工大卒業後、㈱日本触媒中央研究所, 本社企画開発本部, 米国現地法人(NIPPONSHOKUBAI AMERICA/NewYork市), 大阪本社総合企画開発本部開発部主任,東京本社研究開発本部主席部員, 研究開発本部研究企画部グループリーダー, 06年より関西化学工業協会主幹, 07年より現職。

【これまでの主な仕事】
関西地区の化学会社(104社)の工業協会での事務局運営

【趣味】
クラッシク音楽鑑賞, ジョギング, 東工大在学時は硬式庭球部所属。

【話題】化学製品の安全な利用とライフサイクルでの管理のためには・・・ 第13回(2009/06/18)
化学物質は、食品包装フィルム、合成繊維、建築用材料(上下水道他)医薬品等の製品として利用され、私たちの生活を豊かにしてきました。 これは石炭、石油、天然ガス等を原料として、化学製品を安価に供給できる技術が開発出来たからです。一方化学物質は取扱いを誤ると人間(生態系)や環境を脅かす等の問題があります。生活に不可欠となっている化学製品をより安全に、地球環境に調和しつつ使用するための管理には、従来の化学物質固有の危険性のみに着目したハザードベース管理から、人や環境への排出量(暴露量)を考慮したリスクベース管理へとシフトして来ています。 今回は化学製品が製造され→ 加工され→ 製品となり、きちんと廃棄(リサイクル等)されるライフサイクルでの安全性と環境への影響をどのように管理するかを考えます。
<Keywords>
化学製品, 安全利用, ライフサイクル,生態系



 岡田昌彰(おかだ・まさあき)
91年土木卒 94年土木修 96年社工博

【所属】
近畿大学理工学部 社会環境工学科 教授
E-mail:Xokd@civileng.kindai.ac.jp(送信の際はXを削除して下さい)
URL: http://www.geocities.jp/okdokdok/Keikan/

【出身】
茨城県日立市/茨城県立水戸第一高校

【職歴】
東工大卒業後,日本学術振興会特別研究員,㈱長大構造事業部,国土交通省国土技術政策総合研究所研究員,東京大学アジア生物資源環境研究センター研究機関研究員を経て,03年近畿大学講師,07年同准教授,13年より現職。2010-11年英国ケンブリッジ大学マクドナルド研究所客員研究員.

【これまでの主な研究テーマ】
テクノスケープ論,景観評価論,景観形成論,産業廃墟景観論,土木遺産・産業遺産を対象としたヘリテージ・スタディ等
現在は、金沢市末浄水場園地保存管理計画策定委員会委員,奈良県近代化遺産総合調査委員会副委員長など、近代化遺産の利活用事業に携わるほか、土木学会論文集D2編集委員会委員,
TICCIH-JAPAN副代表,ICOHTEC Executive Committee Memberを務めるなど、その社会啓発にも意欲的に取り組んでいる。
近年は土木遺産,産業遺産や景観,テクノスケープに関する多数の講演のほか、土木学会や全国近代化遺産活用連絡協議会などの主催する国際シンポジウムをコーディネートしている。(本年8月には佐世保市にて実施予定)
「工場夜景きれいなスポットは」(日本経済新聞2015.3.21),「京都タワー半世紀 優しい明かり、心の灯台」(朝日新聞2014.2.2),「工場風景と近代化遺産」(FM大阪おとなの文化村2013.7.7),
「世界一受けたい授業 巨大建造物のひみつ」(日本テレビ2009.10.31)などにも出演

【著書・学位など】
「テクノスケープ~同化と異化の景観論」(単著・鹿島出版会 03年)
「Industrial Heritage Re-Tooled: The TICCIH Guide to Industrial Heritage Conservation」(共著・Carnegie Publishing Ltd 13年)
「親水工学試論」(共著・信山社サイテック 02年)
「マゾヒスティック・ランドスケープ」(対談・学芸出版社 06年)
「日本の土木遺産」(共著・講談社ブルーバックス 2012年)
「図説|日本の近代化遺産 (ふくろうの本)」(共著・河出書房新社 2007年)

連載に
「土木学会誌表紙写真+エッセー『英国の土木風景』」(2011.4~2012.12)
「世界の土木遺産」(理工図書『土木技術』2011.7~2013.12)
「ランドスケープ再見」(理工図書『土木技術』2007.12~2009.12)
「テクノスケープ十選」(日本経済新聞2008.3-4)

博士(工学)
平成18年度日本造園学会研究奨励賞受賞.

【趣味】
写真撮影,音楽鑑賞(フュージョン),外国語会話(英・韓),廃墟廃線探訪,東工大在学時はギター研究会所属.

【その他】
2007年4月21日の”関西蔵前講演会”において講演「近代化遺産とテクノスケープ(産業風景)~その歴史と景観の価値を探る」講演概要は蔵前ジャーナル2007年盛夏号に掲載.


【話題1】近代化遺産~その景観と空間の新しい可能性 第1回(2006/05/31)
文化庁の「近代化遺産総合調査」が1990年に開始されて以来、既存の土木構造物や近代建築に対する社会的価値づけが各地で盛んに行われています。本講演ではこれらの歴史的意義とともに、近代化遺産のもつ特有の景観や空間の可能性についてご紹介します。機能追及によって生起した浄水場施設の対称配置を逆手に取った、昭和初期の秀逸な景観整備事例、欧米の先進的事例に加え、敷地や形成空間のリノベーション(用途転用)の現代的意義,さらには応用美学としての景観工学の可能性についてもお話したいと思います.
<Keywords>
テクノスケープ,景観,近代化遺産,文化財,土木構造物

【話題2】
イギリスの産業風景―ケンブリッジ大学 在外研究記
 第24回(2012/02/21)
産業革命、パクス・ブリタニカを経て、今もなお世界の文明をリードし続ける国、イギリス。その国土に広がる誇り高き風景が発信するメッセージは、今もなお世界中の人々の心に強く響き続けています。今回の講演では、イギリスにおける産業遺産,土木遺産の先進的な活用事例にスポットを当て、この国が伝統的にもつ発想の面白さについて考究してみたいと思います。また、昨年1年間のケンブリッジ大学での在外研究の成果についてもご紹介致します。
<Keywords>
産業遺産,土木遺産,景観,イギリス,文化財,ケンブリッジ

【話題3】
逍遥と景観
第36回(2015/06/18)
「散歩」(逍遥)ブームで、NHK「ブラタモリ」他「まち歩き」番組が多い。無目的,あるいは何かを目的とした逍遥が、思わぬ発見や創造的発想をもたらすことに、我々は期待と関心をもっと払うべきと考える。その問題意識のもとで講師たちが発見した幾つかの「学術的お宝」を含めた実例が紹介する。(工場の夜景・農業景観・廃線跡構造物・浄水場・琵琶湖疎水 その他多くの例)
これら価値発見の源泉は
 1)散歩(迫遥)による偶然の出会い  2)偶然の中から生まれる気づき
にあるが、「風景のセレンディピティ」(偶然からモノを見つけ出す能力・ポテンシャル)が重要と指摘。これは、科学の発明・発見にも共通する感性の大切さに通じている。
<Keywords>
散歩・逍遥,まち歩き,価値発見の源泉,セレンディピティ,偶然出会い,工場夜景,農業景観,廃線跡構造物

 小原和輝(おばら・かずてる)
95建築卒 98人間環境システム修

【所属】
松下電工㈱大阪照明EC
E-mail:Xobara@mewaa.mew.co.jp(送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
神奈川県鎌倉市/神奈川県立湘南高校卒

【職歴】
松下電工入社,現在に至る。

【これまでの主な仕事】
照明R&Dセンターにて明るさ感などの照明ソフト理論研究,大阪照明ECにて設計事務所に対する技術営業活動

【資格】
一級建築士

【賞罰】
第23回日本照明賞受賞
第24回日本照明賞受賞

【趣味】
風景写真,旅行,露天風呂

【話題】照明の最新動向について ~明るさ感指標、LEDなど~ 第7回(2007/11/20)
建築や公共空間における照明に関する技術の中で、最近注目されているトピックスについてご紹介します。ある空間の明るさを表現する手段として、今までは照度値のみが用いられてきましたが、より人の感覚に近い明るさ感を定量的に表現できる指標「Feu」や、演出用途をはじめ一般照明用途にも普及が進んできており、今後が期待される「LED」の最新動向など、事例を交えながらご紹介しようと思います。
<Keywords>
照明,LED,明るさ感,Feu



 垣内 崇(かきうち・たかし)
94生産機械卒、96生産機械修

【所属】
オムロン株式会社 AOB事業部企画開発部HS開発課
E-mail:Xkakiuchi@omm.ncl.omron.co.jp(送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
京都市/洛南高校卒

【職歴】
オムロン株式会社入社,現在に至る。

【これまでの主な仕事】
顔画像認識技術OKAOVisionの顧客技術サポート(Sales Engineer)リーダを担当

【賞罰】
工作機械技術振興財団論文賞(平成12年)

【趣味】
ドライブ、旅行、天体観測

【話題】顔認識技術をめぐる話 第35回(2014/11/06)
デジタルカメラの顔検出AE/AF機能で身近になった顔認識技術は、セキュリティやコミュニケーションなどの新たな用途にも活用されるようになってきています。最初の顔認識技術の概要からその応用についてまでを簡単にご紹介した後、少し異なった視点から認識技術の根本にある定義の問題や画像認識の原理による限界、将来的な方向性などについて、ざっくばらんに議論させていただければと思います。
<Keywords>
顔認識,コミュニケーション,セキュリティ,原理



 勝野 晴孝(かつの・はるたか)
83化工卒

【所属】
日清紡テキスタイル㈱ 事業統括部長 兼 生産統括部長
E-mail:Xkatsuno-nbk1027@nisshinbo.co.jp(送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
東京都品川区/都立立川高校卒

【職歴】
東工大卒業後、日清紡績㈱ 入社。1983年~1994年 スフ(レーヨンステープル)製造に従事。1995年よりスパンデックス(ポリウレタン弾性繊維)製造部門へ異動、開発課長、品質保証課長、製造課長を経て2008年よりモビロン事業部長を拝命。 2010年2月より現職。

【これまでの主な仕事】
現在は、スタッフ部門の責任者として、日清紡テキスタイルの事業計画立案、推進及び進捗管理、関係会社との連絡窓口、広報・CSR情報・IR情報窓口、その他人事、総務、経理と販売活動以外のことは全て担当。また、新規事業開発部隊の責任者も兼務しているため、日清紡の得意とする、綿を中心とした新素材開発にも注力。紡織、編み、加工、縫製 全ての技術をつぎ込み、消費者の皆様に驚きを与えるような新素材を開発しようと日々努力しているところ。

【資格】
技術士(繊維部門)、公害防止管理者(水質1級)

【趣味】
剣道(五段),居合道(四段),山歩き

【話題】中学校における武道の必修化とその問題点 第20回(2011/02/17)
平成24年度から、中学校では男子・女子を問わず武道とダンスが必修となる。文部科学省は、武道必修化の目的について、"武道に積極的に取り組むことを通して、武道の伝統的な考え方を理解し、相手を尊重して練習や試合ができるようにする…"と述べている。しかし、現実には武道の稽古に割ける時間は、年間20時限程度と考えられる。この少ない時間内で、導入の目的である武道の伝統的な考え方の理解や相手を尊重しての試合等が果たして可能なのか、実現するためにはどのような授業の進め方が必要なのか、剣道の経験者として私見を述べたい。

<Keywords>
武道,必修化,中学校,文部科学省,伝統



 茅野文昭(かやの・ふみあき)
77年機械工学卒
【所属】
いまは、亀岡市篠町-町つくり推進会の一員として 知育活動通じて地域の活性化に精進しています。
E-mail:Xakirainkameoka@gmail.com (送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
鳥取県米子市生まれ/米子市啓成(けいじょう)小→米子第一中学校→県立米子東高校卒(高校卒業後は、親と離れ 京都で浪人生活-1年間)

【職歴】
東工大卒業後、三菱自動車工業㈱入社(主に京都勤務で エンジン技術部→エンジン研究部→管理部→知的財産部)

【これまでの主な仕事】
三菱自動車勤務中は、エンジンの排出ガス仕様設計、エンジン高性能化の設計、特許部門の移籍後は、特許教育や 絵按針開発陣の出願管理棟を担当.

【趣味】
テニス、映画鑑賞、料理、園芸、カラオケ

【話題】茶の歴史と千利休 第43回(2016/11/17)
お茶は平安時代に日本に伝わり、「闘茶」と呼ばれた「お茶の産地などを当てる遊び」が流行した。
日本での栽培は1191年、臨済宗の開祖栄西禅師が宋の国から持ち帰った茶の種を、佐賀県の吉野ケ里霊仙寺の畑にまいたのが始まりで、
その後、弟子の明恵に渡した茶の種が京都に運ばれ、宇治でもお茶が栽培されるようになった。
そこから、飲時、飲み方などが広がっている。
京都では、寺院から 禅・能・武家などに茶道として広まり、利休が信長・秀吉とつながることで社会的地位の確立に至った。
最近の、茶-飲まれ方(マーケット・消費動向) その変わり方の資料も添付。
<Keywords>
唐の陸羽、茶経、栄西禅師、明恵上人、世阿弥、利休・茶道、飲時、信長・秀吉


 川谷 洋史(かわたに・ひろし)
04年建築卒 05年情報環境学専攻中退

【所属】
富田林市 市議会議員 市民会派
http://www.h-kawatani.com

【出身】
大阪府富田林市/初芝富田林高等学校卒

【職歴】
家業を継いだ後、2007年5月より富田林市市議会議員。同年9月に建築設計事務所を設立

【これまでの主な仕事】
文教厚生常任委員会、都市計画審議会委員、議会運営委員会に所属。学校を中心とした地域づくりや、新しい公共、行財政改革を中心に議会質問をしている。設計事務所では、木造個人住宅の構造計算を担当。

【資格】
一級建築士,宅地建物取引主任者

【趣味】
ゴルフ,登山,サッカー観戦

【話題】「新しい公共」が地方財政にもたらすもの 第19回(2010/11/16)
昨年、民主党政権に変わり、新しい公共という概念が、注目されるようになりました。簡単にいえば、これまで行政が担ってきた公共的な機能を、民にまで広げ、何でも役所に頼るのではなく、市民同士が協力し、支え合っていける社会を構築しようというものです。これにより、住民は、地域に応じた、きめ細やかなサービスが受けられると同時に、行政のスリム化につながります。地方分権、首長と議会の関係、情報公開、税制の改正などをキーワードに、具体的に、どのような仕組みで、行政のスリム化につながるかをお話出来ればと思います。
<Keywords>
公共的機能,首長と議会の関係、情報公開、税制の改正



鬼頭 良德(きとう・よしのり)
61年機械工学課程

【所属】
株式会社桂紙業 大阪営業所 顧問

【出身】
高知県高岡郡四万十町/土佐高校卒

【職歴】
日立造船株式会社 桜島工場→プラント事業部→開発事業部
アタカ工業株式会社 IT開発担当

【これまでの主な仕事】
船舶用大型エンジン、発電プラント、化学プラント等担当。現在は産業廃棄物運搬業や処理業の申請など

【資格】
旅行業取扱主任者

【趣味】
写真、読書、ゴルフ

【話題】紙のリサイクル 第25回(2012/06/21)
紙は、消費者によって不用とみなされた時点で価値を失い、 ゴミとなってしまう。そしてゴミ処理場へ運ばれる一歩手前で人の手によって分別され、新たに生きる道を与えられたものが古紙と呼ばれるものである。この一度は無価値とされた古紙は、そのまま製紙会社に運ばれるわけではない。古紙の発生地から、さまざまな人の手を経て、製紙会社に渡るわけですから、そこに回収される過程での人件費、諸経費が付与されて、古紙は有価物となります。
<Keywords>
紙,リサイクル,ゴミ処理場,古紙,有価物



久木野 暁(くきの・さとる)
92年無機材料卒/94年材料科学修

【所属】
住友電気工業株式会社 アドバンストマテリアル研究所 グループ長

【出身】
東京都杉並区/宮城県立仙台第二高校卒

【職歴】
1994年住友電気工業株式会社入社、事業部開発部門でダイヤモンド焼結体工具、cBN焼結体工具の開発を担当。現在は研究部門で切削工具用硬質材料の研究開発に従事。

【これまでの主な仕事】
機械加工、ダイヤモンド、cBNなど超硬質材料や超高圧プロセス、PVDコーティングプロセスの研究、開発

【学位】
修士(工学)

【趣味】
ドライブ

【話題】機械加工とその材料技術の発展 第29回(2013/06/13)
機械加工は、派手さはありませんが、ものづくりに欠かせない加工技術の一つであり、古くて新しい、材料、プロセスの集大成技術です。工具、工作機械の歴史、世界各国の機械加工に対するお国事情も紹介しながら、近年の新興国の台頭、パラダイムシフトに伴う、ものづくり動向変化、それに対応した産業界での高速度鋼から人工ダイヤモンド迄の各種工具を用いた、究極の微小領域、高温、高圧環境での機械加工、材料技術開発の醍醐味を紹介します。
<Keywords>
機械加工,ものづくり,材料,工作機械,技術開発



 櫛橋 義雄(くしはし・よしお)
66年 電子卒

【所属】
 元 オムロン㈱
 E-mail:Xsmkh14954@maia.eonet.ne.jp(送信の際はXを削除して下さい)
【出身】
 福岡県福岡市/八幡市立大蔵小、福岡学芸大学附属小倉中、福岡県立小倉高校卒

【職歴】
 立石電機(現オムロン)入社、中央研究所勤務、本社経営戦略室、ドイツ駐在('91~'94)帰国後に、技術本部、事業本部の常務執行役員(~'03) ・(財)京都産業21(~2006)

【これまでの主な仕事】
 制御機器・システムの開発・設計・製造の全般に携わる

【趣味】
 昔は登山、スキー、ゴルフ。現在は旅行、城めぐり

【話題】45年前のルーマニア滞在記 第38回(2015/09/17)
昭和43年(1968)、ルーマニア国営鉄鋼コンビナートに付随する「ドロマイト煉瓦プラント」の建設及び稼動に従事した。
日系企業6社から計12名が現地に派遣されたときの、経験・回顧した。
赴任当時の「プラハの春」とさらに「旧ソ連戦車部隊集結(ハンガリー国境)」で、難渋して現地ガラチ市に到着・業務スタート。
繰返しの停電・働かない現地従業員・次々と部品が盗まれるなど、想像を超える苦労を経てプラント完成し帰国までを解説。
さらに帰国後の後日談までを、現地での生活状況・ルーマニア固有の文化なども交えて、楽しく紹介した。
<Keywords>
ルーマニア,煉瓦プラント建設,現地苦労談,戦車部隊の集結,国固有の文化




 楠本 潤(くすもと・じゅん
86建築卒 88建築修

竹中工務店医療福祉本部
E-mail:Xkusumoto.jun@takenaka.co.jp(送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
和歌山県岩出市/和歌山県立那賀高校卒

【職歴】
株式会社竹中工務店入社。京都の作業所を経て医療福祉本部、現在に至る。

【これまでの主な仕事】
大学病院新築計画の調査・企画,老健施設新設の申請支援,病院移転建替計画の調査・企画

【趣味】
ゴスペル、カメラ、家紋

【話題】最近の医療福祉施設 ~いざというときのための選択肢~ 第6回(2007/09/20)
高騰する国民医療費を抑制するため、厚生労働省は医療制度改革や介護保険制度の導入を行う一方で、「健康日本21」を掲げて、コストの高い「病気」を未然に防ぐ予防・健診に重点をおくようになってきています。これらの動きを受け、医療福祉施設の種類や建物の基準もめまぐるしく変わっています。最近は「医療」面が常設されている新聞もあり、医療に対する関心がますます高くなっています。みなさんがいざという時にあわてないために、どのような選択肢があるのか、最近の医療福祉施設の動向を紹介しながらお話したいと思います。
<Keywords>
医療福祉施設、高齢者住宅、機能分化、がん拠点病院、高専賃



 久保田 耕平(くぼた・こうへい
68年建築卒

【所属】
久保田設計室 所長
E-mail:Xkubota_d@maia.eonet.ne.jp(送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
宇都宮市/ 神奈川県立川崎高校卒

【職歴】
東工大卒業後、(株)浦辺建築事務所において企画設計・実施設計・設計監理に従事,80年に久保田建築設計室を開設,88年(有)久保田設計室に改称、事務所を京都に移転,09年久保田設計室に改称、事務所を大津に移転、現在に至る。

【これまでの主な仕事】
主な作品、(株)MIC本社屋及びT社長邸(鉄骨3階)、A医院(鉄骨2階)、(株)ベルディア本社ビル(鉄骨2階)、S医院併用住宅(RC2階)、T医院(木造2階)、N社長邸(木造2階)。主に、住宅及び住空間を含む複合施設及び医療福祉施設等の計画、並びに設計、監理。

【雑誌記事・資格】
(有)久保田設計室建築作品集掲載(建築ジャーナル)
一級建築士、特殊建築物調査資格者、建築積算資格者 

【趣味】

絵画、書道、俳句、ヨーガ。

【話題】画・俳ふたつの道の達人、与謝蕪村 第31回(2014/02/13)
建築の設計を45年手掛けて来ましたが、10年程前から俳句に興味を持ち、蔵前「つくし会」で、研鑽を積んでまいりました。理工系の出身で俳人蕪村を論ずるのはおこがましいのですが、まず俳諧の歴史として、芭蕉、蕪村、子規の比較から、なぜ蕪村なのかに言及します。そして、蕪村の経歴、旅の足跡の紹介や、具体的な画・句の鑑賞を通して蕪村像を浮き彫りにしようと思います。芭蕉の「奥の細道」に匹敵する「春風馬堤曲」なる俳詩等も紹介します。
<Keywords>
与謝蕪村,つくし会,画・句、奥の細道,春風馬堤曲


 久保田 哲也(くぼた・てつや
86年機械卒/88年機械修

【所属】
川崎重工業株式会社 技術開発本部
E-mail:Xkubota_tetsuya@khi.co.jp(送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
千葉市/ 県立千葉東高卒

【職歴】
東工大卒業後、川崎重工業入社。現在に至る。

【これまでの主な仕事】
産業用ロボット、油圧機器等の産業機械、モータサイクル、鉄道車両、宇宙機等の輸送機器の研究開発、特にメカトロニクスに関連した業務に従事。

【著書・学位など】
「実用精密位置決め技術事典」(共著、産業技術サービスセンター)
博士(工学)

【趣味】

ツーリング,ケーナ(南米発祥の縦笛)、東工大在学時は少林寺拳法部所属。

【話題】産業用ロボットの技術と広がる適用 第30回(2013/09/10)
1969年に日本で初めて産業用ロボットの生産が開始され、44年が経過しました。今ではロボットは自動車製造をはじめとした生産現場に定着し、無くてはならない存在になっています。ここでは産業用ロボットの進化を支える基本技術を概説するとともに、近年の高性能化、高機能化を背景に広がるロボットの新しい適用を紹介します。
<Keywords>
産業用ロボット,生産現場,進化、高性能化,高機能化


黒岩 學而(くろいわ・がくじ
65年数学卒
【所属】
元 竹中工務店 品質管理部門・情報センター電算開発部
E-mail:XIcd36995@m7.gyao.ne.jp(送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
茨城県水戸市生まれ。茨城大学付属小・中学校、水戸第1高等学校
東工大端艇部ではコックス。

【職歴・これまでの主な仕事】
・1965年 竹中工務店電算センター開発部に所属。
      振動・構造解析プログラムの開発や再開発事業関係のソフト開発に従事。
・1975年 TQC推進事務局にてデミング賞、日本品質管理賞の受賞に貢献。
・1992年 情報センターにて情報化の推進を行った。
・2001年 退社

【趣味】
クラシックギター演奏、渓流釣り

【話題】チューリング・マシンについて 第46回(2017/09/14)
IBM,アップルなど電子計算機は、二進法によるノイマン型コンピュータと言われている。
その特徴はデータとプログラムを共に記憶することであるが、その基を作ったのがイギリスの天才数学者
アラン・チューリングである(ノイマンは研究開始にチューリング論文を参照したといわれる)。
チューイング・マシンの概念・機能・特長を解説。さらにイギリスの大戦中暗号解析の歴史と戦果
残念ながら天才・チューリングは、41歳の若さで謎の死を遂げたという。
<Keywords>
万能チューリングマシン、アランチューリング、ヒルベルト問題、ボンブ、エニグマ、コロッサス、ノイマン型、ENIAC


  黒澤 映夫(くろさわ・てるお
71年機械工学卒

【所属】
中本パックス㈱ 顧問
E-mail:Xkurosawa@npacks.co.jp(送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
茨城県日立市/県立水戸第一高校卒

【職歴】
東洋紡入社。2010年より中本パックス㈱ 顧問。現在に至る。

【これまでの主な仕事】
フィルム事業,プラ畳・コンデンサー用OPPの生産開発、PET ,PAフィルムの技術・調査。蒸着用フィルムの川下加工の調査、 包装用PET.PAフィルムの営業、シュリンクラベル用PETフィルム,バリアー性透明蒸着加工事業の事業開発、フィルム事業,新事業企画開発

【趣味】
坪庭園芸,中国古典,古代史,文化人類進化論,健康関係の読書。

【話題】私の健康法 第26回(2012/09/12)
私が健康を意識するようになったのは、学生時代の肉親の早世と病気入院手術をしてからです。それからは本、講習、人からの教え等によって今では、起床から就寝まで雑多な健康法・思考法を次々に習慣にしております。食事、運動、心の持ち方、人生観、そして感謝の心、おかげさまで65歳の今、健康に働き、百姓し、家族と元気に暮らしています。之もひとえに一病息災のご縁と思っております。今回はそれらをご紹介して多少でも皆様のお役に立てれば本望です。
<Keywords>
健康法,思考法,講習,人生観



神山 征彦(こうやま・ゆきひこ
65繊維工卒、67繊維工学修

【所属】
元カネボウ(株)
E-mail:Xykouyama@zeus.eonet.ne.jp(送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
岐阜県岐阜市/岐阜県立岐阜高校卒

【職歴】
67年カネボウ(旧鐘紡)(株)入社、現在に至る。

【これまでの主な仕事】
短繊維羊毛事業部に所属。大垣工場製造部長・本部技術部長・大垣工場長等歴任。
その間、中国に羊毛一貫(原料~織物加工)製造の合弁会社(カネボウと国営企業との合弁)を立ち上げ、副董事長・総経理として2年間赴任。最後はニット製品製造の関係会社社長。

【趣味】
ゴルフ、社交ダンス、ボーリング、囲碁、読書(乱読)、麻雀、音楽鑑賞(タンゴ、ジャズ等軽音楽)

【話題】繊維あれこれ―繊維の不思議― 第11回(2008/11/06)
現代はモノが満ち溢れ、人の欲・願望は留まることを知りません。石油、電気、車、様々な家電製品等々、何が欠けてもたちまち不便な生活を強いられます。しかし、人が生活していく上で最低限必要なモノは何かと考えますと、昔から言われている「衣・食・住」ということになるのでしょう。それは現在でも変わりはないようです。今回は、その中の「衣(衣料)」を構成する繊維についてお話をしたいと思います。繊維の歴史は古く、おそらく1万年以上前から人類は衣料として各種の繊維を利用してきたものと考えられており、手工業から18~19世紀の産業革命を経て一大産業として発展して来ました。今回は衣料用の原料としての麻、綿、ウール、絹等の天然繊維からナイロン、ポリエステル、アクリル等の合成繊維の特性や、繊維産業を衣料産業から産業資材産業へと発展させた炭素繊維やアラミド繊維等のいわゆるハイテク繊維についてもお話したいと思います。
<Keywords>
繊維,産業資材産業,炭素繊維,アラミド繊維,ハイテク繊維



小林 一三(こばやし・かずみ)
87化学環境修

【所属】
合同会社小林予防医学研究所 代表社員
E-mail:Xkobay54@xf7.so-net.ne.jp(送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
兵庫県尼崎市/大阪府私立高槻高等学校卒/大阪府立大学工学部応用化学卒

【職歴】
住友金属工業(株)、松下寿電子工業(株)、ファイザー(株)、現在に至る。

【これまでの主な仕事】
遺伝子組み換え作物に関する研究(筑波大学遺伝子実験センター)
バイオセンサーの品質改善と薬事申請
製薬における品質保証(バリデーション)・品質管理
アレルギー専門の医療コミュニケーター、アレルギー克服塾の運営、http://allergy-kokufuku.com/

【趣味】
ハイキング,読書、旅行

【話題】海外の医療の流れとこれからの日本の医療~治療方法の見直しと今後の流れ~ 第11回(2008/11/06)
年々医療費は増大してきています。これは近代西洋医学に偏重した日本の医療体制の問題でもあります。海外、特にアメリカでは代替医療(CAM)が医療の半分以上を占めるようになってきています。うつ病、アレルギーなどの慢性疾患が近代西洋医学では思うように治療できないこともあり、代替医療への関心は高まってきています。健康を維持する目的でも、ヨガや瞑想などの方法に注目が集まっています。病気に対する考え方の移り変わりや代替医療に関する最近の動向を紹介しながらお話したいと思います。
<Keywords>
医療体制,代替医療(CAM),近代西洋医学,ヨガ



小林 比呂志(こばやし・ひろし)
68年応物修士, 71年応物博士

【所属】
日本テクノプラス株式会社 顧問
http:/.www.nihon-tp.com

【出身】
京都府亀岡市/京都府立西舞鶴高校卒/名古屋工業大学計測工学科卒

【職歴】
東工大理学部助手,工業技術院計量研究所,米国立標準技術研究所客員研究員,東工大資源研客員教授,産業技術総合研究所を経て、現在に至る。

【これまでの主な仕事】
産総研時代の特許である高粘度測定装置の開発・製作に従事する傍ら、ガラス転移に関する研究も継続。

【主な論文・著書・学位など】
1. H. Kobayashi and Y. Hiki, Anharmonicity in Noble Metals: Nonlinear Elasticity in Whiskers, Phys. Rev. B 7(2), (1973) 594.
2. 小林比呂志、倉瀬公男、毛細管法による窒素ガスの粘度の絶対測定、応用物理 45(11), (1997) 84.
3. H. Kobayashi, Anharmonicity and Elastic Hysteresis of Fused SiO2 Fibers, J. Appl. Phys. 49(9), (1978) 4776.
4. 小林比呂志、新しく測定された粘度変化から見たガラス転移機構、固体物理、36(1), (2001) 11.
5. H. Kobayashi and H. Takahashi, Temperature dependence of intermediate range orders in the viscosity-temperature relationship of supercooled liquids and glasses, J. Chem. Phys. 132, (2010) 104504.
6. 非晶質シリカ材料応用ハンドブック(分担執筆)(リアライズ社)(1999).

理学博士

【趣味】
読書、乗馬(学生時代)

【話題】「ワグネル先生追懐集」を読んで 第19回(2010/11/16)
ゴッドフリート・ワグネル先生は東工大の生みの親であるばかりでなく、日本の産業近代化の恩人である。昭和12年11月8日に大岡山に先生の記念碑の除幕式が挙行された。これを記念して、「ワグネル先生追懐集」が編纂された。この中には、先生の略歴、教え子の追悼文、先生の「工業への方針」と題する講演などが含まれている。この追懐集の内容を紹介する。

<Keywords>
ゴッドフリート・ワグネル産業近代化,東京工業大学,追懐集



 齊藤 雅典 (さいとう・まさのり)
04年機械科学卒 06年機械物理修 09年機械物理博

【所属】
シャープ株式会社 生産技術開発本部
E-mail:Xsaito.masanori@sharp.co.jp(送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
埼玉県川越市/県立川越高校卒

【職歴】
シャープ(株)入社、現在に至る。

【これまでの主な仕事】
 新規太陽電池の開発、生産装置の開発、サービスロボットの開発。

【学位】
 博士(工学)

【趣味】
自転車、マラソン、登山、サッカー、フットサル

【話題】自転車のすすめ 第33回(2014/06/12)
地上を移動するうえで最も効率の良い乗り物である自転車という乗り物は1861年には現在の自転車の原型となるペダル付きのミショー型が発売され、現在においても進化を続けています。そのような健康にも環境にも優しい自転車が近年見直され、世代を超えて支持を集めています。ここでは自転車の最近の動向の紹介と、自転車を活用した生活を始めるにあたって準備すべきこと、ツーリングやロングランイベントの楽しみ方等を紹介します。

<Keywords>
自転車,ミショー型,ツーリング,ロングランイベント

 酒井 麻衣 (さかい・まい)
 06年 生命理工博

【所属】
近畿大学農学部 水産学科 講師、
E-mail:Xsakaimai@nara.kindai.ac.jp (送信の際はXを削除して下さい)
URL : http://mm-kindaiuniv.jimdo.com/

【出身】
東京都世田谷区生まれ、世田谷区立山野小、同砧中、東京都立青山高校、東京農工大学農学部、東京農工大学農学研究科卒

【職歴】
東工大卒業後、日本学術振興会特別研究員PD、東京大学海洋研究所特任研究員、東京大学生命科学ネットワーク特任助教、日本学術振興会特別研究員RPDを経て、15年より現職。。

【これまでの主な研究テーマ
 海棲哺乳類の社会行動、認知科学 等。特にイルカ同士の身体的接触について詳しく調べています

【著書・学位】
著書として、『女も男もフィールドへ(FENICS 100万人のフィールドワーカーシリーズ12)』 (分担執筆) 古今書院(16年)、
      『Primates and Cetaceans: Field research and conservation of complex mammalian societies』 (分担執筆) Springer(14年)、
      『海は百面相(WAKUWAKU ときめきサイエンスシリーズ)』 (分担執筆) 京都通信社(13年)、
      『東大オープンキャンパス発 生命科学の未解決問題』 (分担執筆) 西村書店(12年)、
      『ケトスの知恵 イルカとクジラのサイエンス』 (分担執筆) 東海大学出版会(12年)があります。
 Editor's Choice Award 2013, Journal of Ethology、平成28年度日本哺乳類学会奨励賞受賞。
 博士(理学)

【趣味】
 こどもと絵本を読むこと、プランター菜園、バスケットボール、フットサル、水泳。

【話題】イルカの水中社会性 第47回 (2017.11.18)
『イルカの水中』行動を、克明・細かく記録・分析した結果に関する話題提供。
伊豆-御蔵島他のイルカについて、海中での目視観察、測定器をとり付けての観察・記録、水族館での
観察等を通じて、個体間や群れの挙動・行動を知る。
イルカは、群れで行動していて、鳴き声コミュニケーションを保ち、胸ヒレふれあうなど、協調性を保つ生活している。
また、弱ったイルカを他の複数イルカが支えるようにして泳いだり、母親を失った赤ん坊の代理保育も観察された。
イルカ社会としては、和やか安全だけでなく、争い諍いも起きるし、サメなどの外敵に襲われるなど、人間社会と
と同様の厳しい現実があることも触れられた。
<Keywords>
ハナコンドウイルカ、御蔵島、イルカ社会、胸ヒレラブ、代理保育、メス・オス、社会性、生存競争


 坂根 剛(さかね・つよし)
94年数学卒

【所属】
坂根特許事務所
E-mail:Xsakane-patent@ivory.plala.or.jp(送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
大阪府/大阪府立寝屋川高等学校卒

【職歴】
NTTデータ通信株式会社(現株式会社NTTデータ),特許事務所を経て、現在に至る。

【これまでの主な仕事】
国内および海外の特許・意匠・商標出願代理。知的財産に関する各種相談。

【資格】
弁理士
【趣味】
水泳,神社・仏閣めぐり
【話題】ビジネスモデル特許とソフトウェア特許 第8回(2008/02/07)
一時期、ビジネスモデル特許という言葉が脚光を浴びました。そして、多くのビジネスモデル特許が出願されました。しかし、一般に想像されていたビジネスモデルと、特許され得るビジネスモデルとは、幾分異なるものでありました。日本の特許法では、どのようなビジネスモデル特許が認められたのでしょうか。また、ビジネスモデル特許に関連して、ソフトウェア特許の保護範囲などについても話題を提供したいと思います。
<Keywords>
ビジネスモデル特許、特許法、ソフトウェア特許



 坂本 洋一(さかもと・よういち)
71年無機材料工学科卒

【所属】
丸山塗料商事株式会社 代表取締役社長
E-mail:Xsakamotoy_mts@hotmail.com(送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
東京都品川区/東京都立小山台高校卒

【職歴】
71年松下電器産業㈱入社、中央研究所研究員、本社研究所PL、室長、本社技術部門開発企画参事、研究企画参事、海外R&D推進センター室長等を歴任し、02年退社。同年丸山塗料商事㈱取締役、03年より現職。

【これまでの主な仕事】
経営管理全般、過去の専門は磁性材料、特に永久磁石材料及び磁気記録材料、薄膜プロセス、研究管理、海外研究所支援。

【学位・受賞】
技術経営学修士(マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院)
日刊工業新聞十大新製品賞(マンガンアルミ磁)
米国R&D100賞

【趣味】
旅行(遺跡、自然、温泉)、山歩き、スキー、東工大ではバドミントン部

【話題】塗料の話、色の話 第14回(2009/09/17)
塗料という言葉からどういうイメージが浮かぶでしょうか。赤いペンキの派手な看板、子供のころプラモデルに塗ったラッカー。ここでは、もう少し幅広く塗料の役割を紹介し、歴史的文化的な背景についてもお話できればと思っています。また、海外と日本とでの塗料の社会的な位置づけの違いについても触れることができればと考えています。
<Keywords>
塗料、歴史的・文化的背景、色彩感覚



 作川孝一(さくがわ・こういち)
93年社会開発修

【所属】
川崎重工業㈱ マーケティング本部 関西支社 担当課長
E-mail:Xsakugawa_k@khi.co.jp、Xsakugawa@sunny.ocn.ne.jp(送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
京都府京都市生まれ、京都市立粟田小、同弥栄中、同堀川高校、
東京理科大学理工学部土木工学科卒

【職歴】
卒業後、川崎重工業㈱入社
1993年4月1日 鉄構事業部 橋梁技術総括部 東部橋梁設計部 第一課(東京設計事務所)
1999年7月1日 鉄構事業部 橋梁・水門総括部 橋梁技術部 第一グループ(野田工場)
2003年1月1日 鉄構ビジネスセンター技術総括部 橋梁・水門技術部 開発グループ(播磨工場)
2007年8月1日 本社 人事労政部 人事・教育課(神戸本社)
2015年6月1日 本社 マーケティング本部 関西支社(関西支社)

【これまでの主な仕事】
橋梁設計部にて数々の橋梁を設計-携わった主な橋、業務は
二主桁開発業務、名和高架橋、千鳥の沢川橋、高崎ジャンクションCランプ橋、
支沓・連結装置耐震性向上工事(8)(横浜)、八ヶ嶺橋、阿野高架橋、SJ32工区(3)SJ33工区連結路上部・橋脚工事、
谷口高架橋、東灘芦屋線橋、阪神高速ダンパーブレース実験業務、萩園高架橋、仙空第3舛田川橋、紀ノ川B2工区鋼桁製作工事
その後、人事・教育課にて社員教育特に生産職の教育体系構築を行い、
現在は関西経済同友会等の社外の経済団体に所属し人脈構築に努めています。

【論文・著書学位など】
「鉛直局部荷重が作用する腹板のフランジを考慮した座屈係数算出式の提案」(鋼構造論文集)
1999年 日本鋼構造協会奨励賞(業績部門)共同受賞
技術士(建設部門)

【趣味・その他】
六甲山での山登り、六甲山全山縦走、2015年夏からゴルフレッスン開始、園芸
現在は TOEIC勉強中、中学ではバスケットボール部・高校は剣道部に所属

【話題】ものづくり企業における生産職育成の取り組み 第45回(2017/06/22)
製造現場における現場力の維持・向上のため、技能者・監督者がもつ熟練技・職場管理を
次世代へ伝承することが困難課題である。
ある企業で取り組んでいる技能伝承に関する制度・教育等の紹介説明で、こうした匠の技を
計画的かつ組織的に伝承している事例を紹介。
その上で、職場で管理監督者に必要とされる、管理力・リーダシップ力等の養成する取組み状況を説明。
<Keywords>
ものづくり企業, 熟練生産職, 技能伝承, 改善力, 技能グランプリ,  範師制度, 班長研修プログラム, 部下育成



 櫻井 敦教(さくらい・あつのり)
08年物理卒

【所属】
京都大学大学院 理学研究科 化学専攻 量子化学研究室 博士課程1年
E-mail:

【出身】
東京都町田市/私立城北埼玉高校卒

【職歴】
東工大卒業後、京都大学大学院理学研究科化学専攻修士課程修了、2010年4月より博士課程在籍。

【これまでの主な研究】
専門は化学物理、おもに凝縮系(とくに液体)の散逸緩和過程を理論的に研究しています。溶液分子の分子内振動のエネルギーが、周囲にどのように広がって緩和していくのかを、多次元赤外分光という手法を用いて調べています。

【学位】
修士(理学)

【趣味】
バイク、剣道、東工大在学時は剣道部に所属、東工大剣道部99期会計を経験。

【話題】化学と物理の境界学問 第18回(2010/09/21)
世の中に存在する化学現象は非常に多種多様で複雑ですが、それらの現象を物理的なアプローチで統一的に理解しようとする学問分野に「化学物理」というものがあります。話題提供者は東工大の物理を卒業後、京大の化学に修士で進学しこの化学物理(とくに凝縮系の散逸緩和過程)を専門に研究してきました。同時に物理・化学両方に在籍してきたことでこれら両学科の文化の違いにも触れることができました。今回は自分の経験を踏まえて、化学物理というものの概略と、物理と化学でのものの見方の違いについてお話ししたいと思います。
<Keywords>
化学物理、散逸緩和過程化学現象



 佐々木 洋(ささき・よう)
84電子化学修 88電子化学博

【所属】
近畿大学理工学部応用化学科 講師
E-mail:Xsasaki@apch.kindai.ac.jp (送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
福島県/福島県立安積高等学校

【職歴】
東工大修了後、近畿大学理工学部金属工学科助手。02年学部改組により応用化学科に移籍。この間99-00年は米国コロラド州立大学博士研究員を経て、現在に至る。

【これまでの主な研究テーマ】
ポリ酸塩触媒、窒化物・酸窒化物の無機合成化学、単結晶X線構造解析を基盤に、粉体分散媒や光触媒を用いた無溶媒反応プロセスの研究。

【著書・学位など】
化学総説「ポリ酸の化学」

工学博士

日本鋳造工学会「日下賞」

【趣味】
ウォーキング,料理と乱読

【話題】グリーン・サスティナブル ケミストリー -環境に優しい化学技術の取り組み- 第10回(2008/7/3)
環境低負荷な化学技術を推進する組織として、わが国では米国発のグリーンケミストリー,欧州発のサスティナブルケミストリーを取り入れたグリーン・サスティナブル ケミストリー ネットワーク(GSCN)が活動しています。(社)日本化学会、(社)化学工学会をはじめとして25団体で構成されており、本年3月6・7日には第8回GSCシンポジウムが開かれました。このシンポジウムの内容(ポスター発表内容を含む)を紹介し、地球温暖化防止、リスク削減、ケミカルリサイクル等の取り組みについて概説します。
<Keywords>
グリーンサスティナブル、環境低負荷、GSCN,地球温暖化,リスク削減,ケミカルリサイクル



 篠田 勝郎(しのだ・かつろう)
63化学工学博

【所属】
積水化学工業株式会社 社友
E-mail:

【出身】
尾道市因島土生町/甲陽学院高校卒

【職歴】
東工大卒業後、積水化学工業株式会社入社 中央研究所に配属され、原子力研究所、京都大学に派遣された後、米国駐在、工場、研究所、技術本部、新規事業など担当。2003年(株)積水工機製作所勤務。

【著書・学位など】
博士(工学)
高分子学会フェロー

【趣味】
ゴルフ、テニス、学生時代は自動車部、卒業後数年間、レース中の事故で負傷するまで関西在住のOBとラリー競技を楽しみました。今も自動車部や研究室の仲間との絆は強く、母校さまさまです。

【話題】くらりか関西を始めませんか 第18回(2010/09/21)
「蔵前理科教室ふしぎ不思議(略称くらりか)」は蔵前の卒業生による理科好きの子供達を育てるボランティア活動です。平成17年結成以来活動の輪が広がり昨年度は関東での開催数が200を超える迄になりました。私も今年お誘いを受け埼玉県の教室に参加してみて、子供やお母さんの反応の良さや、講師の生き生きとした授業ぶりに感銘を受け、関西でも有志を募り活動を始めたいと思いました。今回は「くらりか関西」の創設についての話題提供を致します。
<Keywords>
くらりか,蔵前理科教室ふしぎ不思議,ボランティア,くらりか関西



 芝崎 昭夫(しばざき・あきお)
70応用化学卒
元旭化成(株)
E-mail:Xmoriyama-yujiro@muf.biglobe.ne.jp(送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
東京都品川区出身/区立第三日野小・日野中、筑波大(旧東教大)付属駒場高校卒

【職歴】
1970年旭化成(株)入社、入社後、商品開発研究所に所属し、ポリエステルフィルムの開発に従事。
その後スパンボンド不織布工場の新プロセス・新製品開発、省力化プロセス開発等に従事
            (基礎開発から応用開発まで様々スケールでの開発を経験)。 (現在 蔵前工業会京滋支部幹事(会計担当)、関西蔵前テニス同好会事務局)

【資格】
社内発明有効賞受賞
衛生管理者、危険物取扱甲種

【趣味】
テニス、旅行、麻雀、スポーツ観戦、カラオケ等 
※2011年10月「ねんりんピック」(注:シニアの国体-熊本で開催)硬式テニス部門の滋賀県代表(60歳代ダブルス)として参加。
※2012年1月:NHK「のど自慢」出場
※関西蔵前テニス同好会(10名強)「滋賀県希望ヶ丘文化公園」コート実施(春秋各2回)
        (テニス終了後、近くの温泉施設で入浴&懇親会)
※麻雀:毎月の午餐会後に電気倶楽部にて。その他京滋支部有志にて月例大会あり

【話題1】琵琶湖「鳥人間コンテスト」 第23回(2011/11/16)
人力飛行機による「鳥人間コンテスト」が夏の琵琶湖で開催され、東工大「マイスター」チームもこれに参加、健闘しており、
蔵前京滋支部も毎年彼らを積極的に応援している。多くの部員が1年間かけて、機体の設計、製作、試運転を重ねて製作した人力飛行機で、
チーム全員の期待を背負った「操縦士」が琵琶湖へ向かって飛び立ち、力の限りを尽くし飛行距離を競うという実に素晴らしい大会である。
ここ数年の「マイスター」の活躍ぶりを中心に、この大会についての話題提供を行ないたい。
<Keywords>
鳥人間コンテスト,琵琶湖,人力飛行機,マイスター
【話題2】不織布の開発裏話  第40回(2016/02/168)
不織布の製造技術開発現場における体験談とそこから得られた教訓を紹介した。
織らない布である不織布をどのように作るか?予想のつかない、紡糸された糸を結合させるスパンボンド法を製造方法として採用した。
この製造法の専用設備を作り実用化したが、量産開発では思わぬ暗礁に乗り上げ事業化も危惧される状況に陥った。
そこで現象を精査して、問題の根源ポイント(帯電現象)を発見。これをヒントに、設備のキー部分構造を大きく変更した。
これにより、懸案課題の解決とコスト低減を達成し、事業化を成功できた。さらに製品構成と事業規模を大きく広げることも達成。
その経緯は感動的である。また、この経験から、何事にも興味を持って積極的に取り組むこと、普段から現象の中に、
問題点を探り当てる感性(力)を磨くことの大切さも示されている。
<Keywords>
不織布,製造技術,ウェブの均一性,帯電現象,観察眼,セレンディピティ


 嶋本 大祐(しまもと・だいすけ)
94年機械修
三菱電機株式会社 冷熱システム製作所
E-mail:XShimamoto.Daisuke@db.MitsubishiElectric.co.jp(送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
大阪市出身。兵庫県立宝塚高校,静岡大学工学部エネルギー機械科卒

【職歴】

三菱電機入社現製作所にて14年3月まで20年間設計、14年4月より現職。

【これまでの主な仕事】
海外向けのビル用マルチエアコンのフィールドサービス、不具合対応に従事。

【趣味】
競馬(出身地は阪神競馬場バックストレート側),旅行,ジョギング

【話題】⑧ 日本式ビル用空調の伸長 第36回(2015/02/12)
ビル用空調は、昔は一か所において空気や水を冷媒として冷却または温め、これらをビル全体に分配して冷房・暖房していました。 しかし日本では、冷媒をフロンとして各室内へ必要分だけを送り、このフロンの相変化により直接冷却、暖房するビル用空調が、1980年代から主流となりました。 今回は、この日本で発達した空調方式が世界的に伸長している過程を、そのメリットやフロンの動向と共にお話ししたいと思います。
<Keywords>
ビル用空調,冷媒,フロン,空調方式



 神野 直美(じんの・なおよし)
71高分子工学科卒 73化工修
上代・神野特許事務所
E-mail:Xjinno-jjpat@mti.biglobe.ne.jp(送信の際はXを削除して下さい)
URL :http://www.jodai-jinno-pat.com

【出身】
横浜市/栄光学園高校卒

【職歴】
住友化学工業株式会社に勤務。大阪研究所に勤務後、特許部(現知的財産部)に勤務後、2003年9月に退職。同11月に上代・神野特許事務所を設立。現在に至る。

【これまでの主な仕事】
研究所では、主に加工樹脂(紙加工樹脂、高分子凝集剤、イオン交換樹脂、電子材料用の感光性樹脂等)の研究に従事。 特許部でも、樹脂関係の国内・国外特許出願を担当。特許事務所として、依頼を受けた特許出願業務及び特許関連業務を主に行っている。 技術分野は、化学工業製品、薬品、材料、樹脂等が中心だが、構造物等も扱う。弁理士会機関紙のパテントに論文を掲載。住友化学時代に、 米国特許事務所の米国特許に関する本の翻訳を共同で実施。

【趣味】
東工大在学時は茶道部所属。日本庭園,古寺散策等。

【話題】特許についての近年の世界的傾向 第35回(2014/11/06)
近年の全世界的な特許出願状況、取得状況についてお話します。具体的には、特許庁発行の「特許出願動向調査報告書」に記載のデータ等に基づき、出願件数の多い日本、米国、欧州、中国、韓国を中心とした国別に、出願件数の近年の変化、技術分野毎の出願件数、いずれの国の人(企業)から出願されたか等のデータを紹介し、又GDPや研究開発費と、出願件数の対比等を説明し、特許に関する近年の傾向についての私見を述べます。時間があれば、特許に関する近年の話題も述べます。
<Keywords>
特許出願動向調査報告書,出願件数,研究開発費



 壽崎かすみ(すさき・かすみ)
1997年システム科学修士卒、2000年社会工学博士卒
【所属】
龍谷大学 国際学部 准教授   〒612-8577 京都市伏見区深草塚本町
E-mail:Xsusaki@world.ryukoku.ac.jp (送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
 東京都福生市生まれ

【職歴・学位】
 2002年 より現職
 博士(工学) 
【これまでの主な仕事/研究テーマ】
 Diversity Planning  
 具体的には「子どものための住環境整備」、「犬やネコと暮らすための住環境整備」、「多様性を受入れる地域社会のあり方」
【発表論文】
 「家庭犬としての犬の飼育に関わる施策に関する研究- 京都市でのケーススタディ」日本地域学会 2016年度年次大会 梗概集
 ‘A case study of the present situation of diversity of faith in Kyoto-city’ Proceedeing Book of PRSCO 2016年
 「京都市におけるキリスト教会の地域との関係に関する研究」日本地域学会2015年度年次大会 梗概集
 「住宅密集地での犬の飼育トラブルを回避するための課題 -ペット飼育可マンション増加への対応」日本不動産学会 2013年度秋季大会論文集

【趣味】

 絵を描くこと、ネコと遊ぶこと。日曜日は教会の礼拝からはじまります

【話題1】日本の都市部における居住環境の課題と解決策 第42回(2016/09/15)
近年、日本では少子化による人口減少が現実のものとなっており、育児に対する支援策を
政府は次々と打ち出している。しかし、その政策が、子どもが心身共に健康に発達することに 
十分配慮しているとは考えにくい。
子どもの発達を考えると、特に都市部の住宅、住宅地の状況に問題があり、これに対応するため、
多くのNPO等が、代替策を呈用しているのが現実である。日本の住環境の貧しさは、犬やネコと
いったペット飼育者の観点からも明らかである。日本の都市部の居住環境の課題と、その核心について述べる。
<Keywords>
都市部の住環境,犬・ネコ,ペット飼育者,行政施策



 曽々木 太郎(そそぎ・たろう)
72機械物理卒

【所属】
曽々木国際特許事務所
E-mail:Xinfo@sosogi-tokkyo.com(送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
富山県高岡市/浅野高校

【職歴】
川崎重工業株式会社を経て、現職。

【話題】知的財産よもやま話 第6回(2007/09/20)
特許権(一定の要件を満たす発明に対して与えられる排他的独占権。発明とは、自然法則を利用した技術的思想の創作のうち高度のものをいう)、 実用新案権(考案に対して与えられる権利。考案とは、自然法則を利用した技術的思想の創作をいう)、意匠権(一定の要件を満たす意匠に与えられる排他的独占権。 意匠とは、物品の形状等に関する創作であって美感を生じさせるものを言う)及び商標権(一定の要件を満たす商標に与えられる排他的独占権。 商標とは、文字、図形、記号等の結合したもの。創作性を要しない)の概要を説明した後、知的財産権活用の成功例、知的財産の紛争例に言及することにします。
<Keywords>
特許権, 実用新案権, 意匠, 排他的独占権, 商標



 高橋 憲司(たかはし・けんじ)
85年化学卒 87年化学修

【所属】
住友化学株式会社 半導体・表示材料事業部
E-mail:Xtakahashik17@sc.sumitomo-chem.co.jp(送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
神奈川県横須賀市/神奈川県立横須賀高卒

【職歴】
住友化学工業㈱(現住友化学㈱)入社。研究所勤務を経て06年から現職。

【これまでの主な仕事】
入社以来一貫して半導体用フォトレジスト事業にかかわる。研究開発・商品化、海外子会社への技術移管、国内外の顧客に対する技術サポート(TS)、営業活動等。

【趣味】
旅行、ドライブ。高校時代は陸上部(ハードル),大学時代は混声合唱団(向岳合唱団)に所属

【話題】半導体用光リソグラフィ技術の変遷と最新動向について 第4回(2007/02/15)
半導体やLSIはIT発展に不可欠であり、その技術や材料の開発は日本企業の最重要課題といっても過言ではありません。半導体素子の高密度化を進めるための根幹となる、マスクパターンをウエハ上に転写する光リソグラフィ技術は、加工寸法の微細化に対応するため近年進歩も著しいものがあり、当初限界といわれた光源の波長よりも遥かに小さな寸法の加工が可能となっています。今回は高圧水銀灯を用いたg線露光(436nm)に始まり、最新のArFエキシマ露光(193nm)に対応する光リソグラフィ用フォトレジストの変遷を中心に、最新の動向を踏まえながら紹介したいと思います。
<Keywords>
半導体,集積回路,微細加工,光リソグラフィ,フォトレジスト



 高橋 卓夫(たかはし・たくお)
60電気工学卒

【所属】
元三菱電機(株)
E-mail:Xtakahashi-t@hi-net.zaq.ne.jp(送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
香川県観音寺市/県立観音寺第一高校卒

【職歴】
三菱電機(株)入社、同社長崎製作所勤務。

【これまでの主な仕事】
1960年~1986年長崎製作所にて大型回転機(発電機、電動機)の設計、製造に従事。1986年同社神戸製作所に転勤。1988~2001年自動車用電装品、配電用機器の製造を行う三菱電機の関連会社2社に役員として勤務。

【趣味】
テニス,ゴルフ,器楽演奏,歴史探訪。学生時代は水泳部。

【話題】映像で見る街の姿―昔そして今― 第27回(2012/11/15)
昔、出張などで訪れたとき撮った街の姿(人種隔離政策下の南アフリカ・ヨハネスブルグ、ホワイトハウス前にたむろするヒッピー達、改革開放直後の北京など)を、一部動画を交えて紹介し、これに近年訪れた世界遺産の映像等も併せて紹介します。最後に、S57年の長崎大水害(死者・不明者299人)、H7年の阪神大震災(死者6400人余)の体験を通じ、自分のカメラで撮った、報道写真とは違った身近な映像を紹介します。
<Keywords>
映像,世界遺産,長崎大水害,阪神大震災



 竹田 秀道(たけだ・ひでみち)
65年工業教員養成所建築学科卒

【所属】
株式会社IAO竹田設計 代表取締役
E-mail:Xh-takeda@iao.co.jp(送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
大阪市生まれ香川県育ち/香川県立高松高等学校卒

【職歴】
65年年大阪市立工芸高等学校建築学科教諭を経て66年井上久雄建築設計事務所へ入社。建築設計の実務を身に付け、当時ブームであったボーリング場、ゴルフ場のクラブハウス等比較的多く手掛けた。76年にIAO竹田設計を設立し今日に至るが、大阪市を地盤として成長し現在は東京、大阪を中心として全国的に 主に集合住宅、福祉施設、オフィス等を手掛け、95年からは中国へ出先機関を作っている。

【これまでの主な仕事】
当初より今日迄一貫して建築の設計と現場監理に携わってきた。若い頃は直接業務に関わったが、事務所の業態が、アトリエ系を志向しながらも実際にはどんどん組織化されて所員数も200名近くなり途中からは専ら事務所の運営管理、所員の教育、顧客管理が主で業務に於ては企画段階までとなっている。現在、組織としては話題性のある大型商業施設や大規模超高層マンション等を手掛けている。(作品集参照)。

【趣味】
ゴルフ、水泳、木彫。各種業界団体、ロータリークラブ等にて奉仕活動

【話題】中国での業務の実状と中国に進出した馴れ初めについて 第12回(2009/02/19)
私は建築設計事務所を開設して30数年になりますが、1995年に中国で国営の大手設計事務所と合弁で建築設計事務所を設立し、また、現在では上海、武漢、北京にも独資の出先機関を設け実務を行っています。今回は、その現状とここに至った馴初めをお話しして、皆様のご参考に供したいと思います。

<Keywords>
建築,設計,中華人民共和国,投資


 竹村 國彦(たけむら・くにひこ)
74年電気卒
【所属】
島津メディカルシステムズ株式会社 執行役員企画本部長、〒532-0003 大阪市淀川区宮原三丁目5番24号
E-mail:Xtakemura@wmail.plala.or.jp  (送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
滋賀県大津市生まれ、大津市立雄琴小学校、滋賀大学教育学部附属中学校、滋賀県立膳所高等学校卒

【職歴】
  1974 東工大卒業後、株式会社島津製作所入社、医用機器事業部原子力機器工場配属、
   その後医用機器事業部技術部、医用機器工場生産技術課、医用機器研究所、
     医療情報システム室、応用技術部、医用マーケティング部、
  2002年島津メディカルシステムズ株式会社に転籍、企画部長、
  2004 取締役企画本部長、2011 現職(担当:総務、経理、人事、品質マネジメントシステムの統括、経営企画)、
  1982~83  年米国ミシガン州立Wayne State University留学。

【これまでの主な仕事・専門分野(研究テーマ)】
  核医学装置、X線CT装置、医用画像ネットワークシステム(PACS)、
  デジタルX線装置に使用される医用画像処理用電子回路の開発、設計。
  放射線治療計画システム、脳神経外科手術支援システムの開発。

【資格・賞罰】学士(工学)、Master of Science in Computer Engineering

【趣味】
  米作り、ゴルフ、雄琴学区自治連合会副会長、自主防犯「琴の音(ことのね)会」会長。
  千野(ちの)若宮神社宮座十人衆二番所(にばんじょ)。
  高校、大学、会社ではサッカー部所属。

【話題】核医学について 第49回(2018.6.19)
原発事故以来、何かと問題視されている放射性同位元素(RI)であるが医療の世界では、重要な役割を果たしている。
その分野を核医学(Nuclear Medicine)といい、人体の機能を描出した画像による診断が主な部分を占める。
核医学に使用される機器の初期から現在に至るまでの発展を紹介する。


<Keywords>
核医学,医療診断,計測機器,画像診断,人体機能


 津嘉山 淳(つかやま・じゅん)
93年土木卒

【所属】
三井住友建設株式会社 大阪支店 土木部 作業所長
E-mail:

【出身】
沖縄県北谷町出身/昭和薬科大学附属高卒

【職歴】
東工大卒業後、三井建設㈱入社。大阪支店配属となり、京都市地下鉄工事をはじめとして高速道路橋梁工事や上下水道トンネル工事など関西地区で施工に携わる。1998年~2002年国際事業部に転勤となり、タイ国で火力発電所、インド国で有料高速道路を担当、2003年住友建設と合併し三井住友建設㈱に社名変更、以後大阪支店にて施工を担当、2008年より現場作業所長。

【これまでの主な仕事】
平成23年4月より新名神高速道路武庫川橋工事(発注者NEXCO西日本)でPC橋梁を元請負者として施工中。

【賞罰】
平成23年度社団法人トンネル技術協会主催 都市施工体験発表会最優秀賞受賞

【資格】
技術士(建設部門・総合技術監理部門)、一級土木施工管理技士、測量士、コンクリート技士、PC技士、特定化学物質等作業主任者、ずい道技術救護管理者、小型船舶操縦士(二級・特殊・特定)、スキューバ認定

【趣味】
ランニング(近所の甲山<かぶとやま>周辺)、ゴルフ(年数回)、釣り(近所の波止場)、わが子(小学生)のサッカー応援とコーチ補助、自宅の手入れ
学生時代は端艇部(ボート部)に所属. 近年より蔵前漕艇クラブ(OB会)の関西支部を設立し事務局長。

【話題】土木工事におけるものづくりの喜びとは 第25回(2012/06/21)
壮大なスケールの地上空間・地下空間で、土木工事は地味ながら着々と進められている。また、国内のみならず海外でも日本の建設会社が社会資本整備に貢献している。筆者はこれまで特に都市土木の現場施工を担当し、海外および国内で体験した諸事情を踏まえて、土木分野の技術内容がどのようなものであり、地下空間などの見えない場所でどんな技術を駆使しているのか、簡単に紹介させていただきます。

<Keywords>
土木工事,地下空間,社会資本整備,現場施工



 鶴田隆雄(つるた・たかお)
67原子核修 70原子核博

【所属】
元 近畿大学 原子力研究所 教授
E-mail:Xtsuruta-t@rinku.zaq.ne.jp (送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
和歌山市/都立青山高等学校、東京理科大学理学部物理学科卒

【職歴】
70京都大学原子炉実験所助手、83近畿大学原子力研究所助教授、85教授。大学院理工学研究科教授を併任。91-92年は英国バーミンガム大学特別研究員。

【これまでの主な研究テーマ】
放射線計測、特に、固体飛跡検出器の開発と応用に関する研究。原子核工学、放射線計測、放射線防護等の教育。原子炉施設及び放射線施設の管理・運営。

【著書・学位など】
放射線概論(分担)
初級放射線(分担)
放射線入門
  いずれも通商産業研究社(東京)刊。

工学博士(70年東工大)

日本保健物理学会論文賞、応用物理学会フェロー表彰

【趣味】
音楽鑑賞、テニス、万葉故地探訪

【話題1】見えない放射線の飛跡を見る 第12回(2009/02/19)
放射線は、医療、工業、農業等さまざまな分野で使われ、我々の安全で快適な生活を支えてくれています。その放射線は目で見ることができません。しかしながら、放射線が飛行した跡、すなわち、飛跡は目で見ることができます。飛跡を検出する装置には、霧箱、泡箱、乳剤検出器、固体飛跡検出器等いくつかの種類があります。放射線がどのようにして飛跡を作るか、それらの飛跡検出装置がどのようなところで利用されているかをお話してみたいと思います。
<Keywords>
原子力,放射線,飛跡検出器,新素材開発,教材開発

【話題2】原子炉の物理・・・核分裂の連鎖反応と臨界 第23回(2011/11/16)
核分裂の際に発生する2~3個の高速中性子は、減速、拡散の過程を経て、その内の丁度1個が次の核分裂を起こす。そのことによって原子炉の臨界(一定出力運転)が成立する。発生する高速中性子のうちの99.35%は即発中性子、0.65%は遅発中性子である。原子炉は、通常、即発中性子だけでは臨界にならないようにして運転する。遅発中性子は僅か0.65%の存在であるが、核分裂から次の核分裂までの時間を長くして、原子炉の運転・制御を容易にするという重要な役割を演じている。
<Keywords>
原子核分裂,連鎖反応,臨界,即発中性子,遅発中性子



 徳田 幸紀(とくだ・ゆきのり)
91年化環境修  94年化環境博

【所属】
(有)斉藤商会の飲食店カフェMGの経営支援
E-mail:Xytokuda@mint.odn.ne.jp(送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
鳥取県/奈良県立畝傍高校卒/早稲田大学理工学部応用化学科卒

【職歴】
鐘淵化学工業(現カネカ),アイエーシー㈱

【これまでの主な仕事】
新薬の基礎研究,工業化研究,超好熱菌からの有用酵素生産菌のスクリーニング,遺伝子のクローニング,医療機器の学術業務,特許出願前の先行技術調査, コーヒーに関する研究(特に健康効果), 証券市場、外国為替市場などのマーケットや資産運用の方法などに関する研究   

【学位】
博士(工学)

【趣味】

野球,バスケットボール,陸上競技,水泳,ウォーキング

【話題】最近の脳トレブーム -脳を鍛えいつまでも若々しく- 第7回(2007/11/20)
日本では65歳以上の高齢者が20%を越え、2007年には超高齢社会を向かえると言われています。認知症の患者数も年々増加し200万人を突破しようとしています。人間の脳細胞は20歳代をピークに1日約10万個ずつ死滅すると言われていますが、トレーニングすることで脳を活性化させることができるはずです。昨年、東北大学川島教授の「脳を鍛える大人のDSトレーニング」がヒット商品となり、「脳トレ」が2006年流行語大賞の候補に選定され世間の注目を浴びました。脳を鍛え、年を取ってもボケ(老い)知らずでいたいものです。今回は脳についての理解が深まり、実生活において何かのお役に立てば幸いです。
<Keywords>
超高齢社会,脳トレ,活性化

カラダにイイ美味しいコーヒーの研究 第26回(2012/09/12)
コーヒーは世界で最も多くの国で飲まれている嗜好飲料で、ポリフェノールであるクロロゲン酸が豊富に含まれており、生活習慣病や認知症を予防するなど様々な健康効果について報告されています。コーヒー豆は最初の生豆の段階で一粒ずつ良質なものを厳選し焙煎することで美味しくなります。今回はコーヒーを実際に試飲していただきながら、カフェMGの美味しいコーヒーに対する拘りについて紹介させていただきます。
<Keywords>
コーヒー,ポリフェノール,クロロゲン酸,健康効果


 長井 史夫(ながい・ふみお)
70年生産機械卒

【所属】
元三菱重工業㈱
Email: Xefanagai@orange.ocn.ne.jp(送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
広島市/埼玉県立浦和高校卒

【これまでの主な仕事】
東工大卒業後、三菱重工業㈱入社,三原製作所勤務、三原菱重機工(株)・大阪冶金興業勤務経て、H24退職。機械工作を中心に各種産業機械の製作に従事(印刷機械・段ボール機械・鉄道車両用ブレーキ装置等)。機械製作に関する各種の社内資料を作成

【趣味】
音楽鑑賞,テニス等


【話題】電車を止める 第34回(2014/9/11)
新幹線を契機に、多くの国で鉄道ルネサンスが進んでいます。スピードアップはそのキー技術の一つ。しかし、これを支える『電車を止める』が語られることは少ないようです。この『止める』についてその様々な要素を、実施事例をベースに解説・提供したいと存じます。ブレーキの構造、分類、歴史、新世代新幹線の非常停止と地震対策、環境 エネルギー管理へのとりくみ等についても触れてみたいと思います。。
<Keywords>
電車,スピードアップ,ブレーキ構造



 永岡 正勝(ながおか・まさかつ)
80年電気電子工学科卒

【所属】
関西電力㈱グループ経営推進本部 新エネ発電・環境ビジネス推進グループマネジャー
Email: Xnagaoka.masakatsu@d3.kepco.co.jp(送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
和歌山県有田郡吉備町/和歌山県立耐久高校卒

【これまでの主な仕事】
80年に関西電力入社、堺港火力発電所、本店火力建設課、電源開発㈱出向、火力計画課副長、大飯原子力発電所電気保修課長、海南火力発電所電気保修課長、本店立地室立地統括グループマネジャー、現在、風力発電・太陽光発電事業開発を担当。

【資格】
第一種電気主任技術者

【趣味】
中学時代は機械体操部、高校で生物部、現在は子供会のソフトボールコーチ、運動程度のPTAバトミントン部、会社では謡曲部の幹事


【話題】新エネルギー発電(風力・太陽光・バイオマス等)の現状と将来 第9回(2008/4/15)
地球環境・CO2削減・原油価格高騰などを考えると、省エネルギーに加えて自然エネルギー利用が重要な課題です。電力会社も新エネルギー発電に取り組んでいますが、ヨーロッパなどに比べ劣ります。関西電力の平成18年度の発電電力量は約1200億kWh。
その内、水力13%、火力32%、原子力55%で、新エネ発電は0.1%すらないのが現状。新エネ発電(太陽光、風力、小水力、バイオマス、燃料電池)の現状と問題点、今後のあるべき姿について考えてみます。
<Keywords>
地球環境,発電,新エネルギー




 野上 雅伸(のがみ・まさのぶ)
93原子核修、96原子核博

【所属】
近畿大学理工学部電気電子工学科 教授
Email: Xmnogami@ele.kindai.ac.jp(送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
広島県廿日市市生まれ、練馬区立八坂小、西宮市立小松小を経て練馬区立中村小卒
横浜市立新田中、桐蔭学園高校、上智大学理工学部化学科卒

【職歴】
1996年(財)産業創造研究所入所 核燃料の再処理、廃棄物処理関連の研究に従事 
2004年10月~2005年3月 ベルギー王立原子力研究所に派遣 
2007年4月~ 東京工業大学 原子炉工学研究所 産学官連携研究員 
2010年4月~近畿大学理工学部 電気電子工学科 准教授
2016年4月より現職。

【これまでの主な仕事】
この20年一貫して核燃料の再処理、廃棄物処理の研究に従事してきました。最近はようやく大学教員であることに慣れてきました。


1. M. Nogami, “ Uranium: Compounds, Isotopes and Applications,” Edited by G. H. Wolfe, Chap.2, “Recent Advances in Separation Techniques of Uranium from Other Metal Ions,” 45-69, NOVA Science Publishers (2009)

2. M. Nogami, Y. Sugiyama, T. Kawasaki, M. Harada, Y. Kawata, Y. Morita, T. Kikuchi, and Y. Ikeda, “Stability of Pyrrolidone Derivatives against γ-Ray Irradiation,” Sci. China Chem., 55, 1739-1745 (2012)


【学位,資格】
博士(工学)
第1種放射線取扱主任者(試験合格) 有機溶剤作業主任者

【趣味】
水泳、街歩き (でも最近はなかなか泳ぐ時間がありません)

【その他】
 
大阪市内にて単身赴任中
【話題】
(1) 私の見たイスラム世界
 第21回(2011/6/28)
博士課程の学生時代、研究室にエジプトからの留学生が来て以来、私はイスラム世界と縁ができ、過日のムバラク前大統領退陣も非常に身近に感じた。直近でももう5年以上前のことになるが、その留学生や、更にその知り合いに案内されて、エジプトを何回か訪問している。観光客目線でないエジプトの様子を、拙い経験ではあるが、彼らのものの考え方にできるだけ迫りつつ、ご紹介したい。
<Keywords>
イスラム,エジプト,異文化
(2) マレーシアでの結婚式に参列して 第41回(2016/6/16)
イスラム国から留学生を受け入れ、イスラム教の人々とかかわりを持った。 近畿大学の研究室に来ていた留学生が結婚式を挙げるのに招待され、首都から離れた山奥の新婦の実家で行われる結婚式に出席した。 式は2日間に亘り行われた。何を着用して出席すればいいのかわからなかったが、現地の服装で出席した。 参加者が長々と祝辞を述べるのはどこの結婚式でも同じであるが、来賓の挨拶などなく、 遠来 日本からの客人は出席するだけ良いように思われた。

<Keywords>
イスラム,エジプト,異文化


 花房 啓一(はなふさ・けいいち)
77エネルギー修

【所属】
関西電力
Email: Xhanafusa.keiichi@b4.kepco.co.jp(送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
兵庫県龍野市/兵庫県立龍野高校卒

【これまでの主な仕事】
昭和52年関西電力株式会社に入社。
業務歴:原子燃料の設計、使用済燃料輸送、原子炉の管理、発電所の安全管理、原子燃料管理、原子力のPA。原子燃料設計担当時代は高燃焼度燃料の安全審査を担当し、各発電所に導入の許認可を取得した。
出向:科学技術庁(当時の名称)と日本原燃株式会社に出向経験。科学技術庁時代は原子力白書作成、国内外原子力状況調査などを担当。日本原燃株式会社時代は、技術関係の企画・計画を担当、特に再処理施設の建設計画変更を担当。

【資格】
原子炉主任技術者免許

【趣味】
温泉巡り、神社仏閣巡り,地酒


【話題】原子力の安全文化 第15回(2009/11/12)
安全文化は、チェリノブイリ原子力発電所事故をきっかけとして使われだした言葉ですが、原子力におけるこの安全文化の定義、安全文化の原則(トップのコミットメント、コミュニケーション、学習する組織等)などについて、日本原子力技術協会さんの資料をベースにして概略を紹介します。また、安全文化の醸成活動の具体的な例についても触れます。
<Keywords>
原子力,安全,安全文化,発電所事故



 林 孝(はやし・たかし)
85年電気電子工学科卒

【所属】
電機メーカー
Email: Xthayashi@kit.hi-ho.ne.jp(送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
山形県天童市/駒場東邦中高等学校卒

【これまでの主な仕事】
テレメータリングシステムの商品開発設計,パソコン通信センターの運営,自社Webサイト内検索サーバの導入運用,自社Webサイトのコンテンツ管理システムの開発導入運用

【資格】
情報処理技術者(ネットワークスペシャリスト),電気通信主任技術者

【趣味】
ドライブ、読書、音楽鑑賞


【話題】ブログを書いてみませんか~そして、Web2.0の話題など 第3回(2006/11/27)
ブログは、インターネットに簡単にホームページが公開できるので最近ブームになっています。今年3月に蔵前ネットでブログが用意され、蔵前工業会の会員なら誰でも使えるようになりました。実際にそこを使ってみてブログがどんなものかを紹介してみたいと思います。また、インターネットでは専門用語がいろいろと流行しますが、専門用語を超えて今年の流行語大賞になりそうな「Web2.0」にまつわる話題も紹介したいと思います。
<Keywords>
インターネット,ブログ,Web2.0


子力,安全,安全文化,発電所事故


 原 且則(はら・かつのり)
68年電気工学科卒

【所属】
元三菱電機
Email: Xpnryc748@ybb.ne.jp(送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
香川県観音寺市/私立大手前高校卒

【これまでの主な仕事】
東工大卒業後、同年三菱電機株式会社に入社し、2006年に定年退職。その間、主に産業装置、システムの開発・設計に従事。主な成果としては、世界中で自動車(自動変速機)用電子ビーム溶接機約1000台、鉄鋼ライン用フラッシュ溶接機数十台がある。また、下水処理用プラントの開発・試作を7年担当したが、中止した。定年退職後、誘導加熱装置メーカの株式会社タイチクで専務約3年。

【受賞】
兵庫県発明賞

【趣味】
ゴルフ、テニス、ジョギング、ハイキング、旅行など


【話題】どうして ホノルルマラソンをつづけるの? 第17回(2010/06/22)
年を取ってもゴルフが出来るようにと55歳から始めたホノルルマラソンですが、知識不足、準備不足がたたって毎年、毎年違った失敗を重ねており、なかなか様になりません。それでも、ホノルルの街ぐるみのマラソンの雰囲気が好きで、年に一度のマラソンとしてチャレンジを続けています。今回は、マラソン会場としてのホノルルの紹介と、マラソン前日までの準備、当日の実施状況など、このマラソンの楽しさや魅力を、私の体験談とDVDの映像とで紹介します
<Keywords>
マラソン,ホノルル,街ぐるみ




原田 真美(はらだ・まみ)
15年生命理工卒

【所属】
経済産業省(予定=2017/4~)
Email: Xmath.52.truth@gmail.com(送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
神奈川県横浜市生まれ、川崎市立西有馬小、有馬中、神奈川県立横浜翠嵐高校
京都大学大学院 地球環境学舎 修士課程に在籍し、2017年3月終了

【これまでの主な実績】
学部時にはシロアリ腸内における原生生物とバクテリアの共生に関する研究を行っていました。
一方、大学院の研究では大分県国東半島の河川において、ウナギの伝統漁が河川生態系に与える影響(生態学)と、その漁の管理実態(社会学)を対象としています。
“環境問題”や“地域活性化”に関心があります。

【趣味】
ピアノ、旅行、競技かるた等


【話題】ヒトとウナギの共生~GIAHSとは? (第44回 2017年02月08日))
河川流域での人間活動(実例として、大分県国東半島の河川における伝統漁~石倉漁~を調査)が流域のウナギ生態に与える影響について調査した結果を解説。
また、その地域が認定を受けている「世界農業遺産」の国東GIAHS認定についても解説。大分の伝統漁法とウナギのふしぎな生態について、ウナギの餌分析などを中心に聞きました。
<Keywords>
GIAHS、ウナギの生態、石倉漁、国東半島、。


兵東 勇(ひょうとう・いさむ)
69年電気工学科卒

【所属】
元 国鉄-JR西日本 運輸部長・米子支社長・大阪支社長・交通科学博物館長・梅小路蒸気機関車館長 等 
Email: Xisarisa0213@gmail.com (送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
東京都中央区佃島の生まれ。父の実家は代々下町の深川で生粋の江戸っ子を自慢していた。
月島小学校から銀座にある明石中学校に越境入学。たまたま受験した東工大付属工業高校に合格し入学。就職高校のため一浪の後、東工大に入学。

【これまでの主な仕事】
・1969年 日本国有鉄道入社。国鉄・JRの業務は各系統に分かれているが、列車ダイヤの策定や運行管理、駅係員・乗務員管理を担う運転系統で勤務。
・現場では長野鉄道管理局篠ノ井機関区長、仙台鉄道管理局福島機関区長を務める。
・1975年には科学技術庁に出向し、科学技術白書を担当。
・札幌・東京北・岡山鉄道管理局や新幹線総局で勤務。
・本社では運転局保安課に勤務し、運転保安を担当。
・1987年の国鉄改革に伴い、西日本旅客鉄道に配属。安全対策室長、運輸部長、米子支社長、大阪支社長を歴任。
・2003年JR本体を退き、中国JRバス(広島)・西日本メンテック(駅舎・車両清掃業務)社長、
交通文化振興財団専務理事 交通科学博物館・梅小路蒸気機関車館館長を歴任。
・2015年 退職

【話題の提供実績】
・国鉄とJR—鉄道の世界(2016年5月10日 午餐会)

【趣味】  オーディオ。
ラジオ少年が高じて何十年と打ち込み、クラシック音楽と共に人生そのもの。装置に灯を入れぬ日はない。その他、絵画など美術に興味がある。鉄道は好きだがマニアではない。


【話題】鉄道と安全 - 安全への追求  (2017/02/08)
戦後の国鉄で重大事故が続発したことから安全綱領が定められ、その第1項にある「安全は輸送業務の最大の使命である」との規範は現在のJRに連綿と引き継がれている。
 イギリスで鉄道の誕生後 早くに列車の衝突を防ぐ信号・閉塞方式が考案されて以来、鉄道の巨大システム化に伴い、また事故発生を糧として、人のエラーを未然に防ぐ対策や、
エラーを事故につなげない設備改善(例えば、ATS:自動列車停止装置)などが行われた。
 周到な安全対策を講じることにより、近年 鉄道事故は漸減の傾向にあって、踏切の数も徐々に減って踏切事故も少なくなっている。一貫して鉄道社員への安全教育に注力するなど、
鉄道事業の根幹である安全への追求は、今後も歩みを止めることはない
<Keywords>
鉄道安全、安全綱領、線路閉塞と信号、ATS・ATC、ヒューマンエラー、列車防護、踏切安全


 古谷 昭雄(ふるや・あきを)
55年電気工学科(A)卒

【所属】
元 三菱電機㈱ 本社・神戸工場・丸亀工場
Email: Xjzt01740@nifty.com(送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
東京豊島区長崎(現・西池袋)千葉県勝浦/千葉県立長生中・高校(茂原市)

【職歴】
三菱電機(S30入社)、神戸工場で強電部門の製品開発・設計課長他(現場,開発部門,品質保証部門担当)
その後 丸亀工場所長,本社プラント統括部長(新設PWR原発工事責任部門)
電気学会会計担当理事(3年間)、コンピュータ会社々長(at大阪、7年間)

【これまでの仕事】
ウエステイングハウスの技術模作から脱却した三菱製静止型を開発し、韓国電力ヘのスペックインに成功し社長表彰を貰う。
各電力会社の技術者対象の“リレー教室”のテキスト作り,講師を担当。
又、新幹線,大阪万博の保護方式などの保護方式の責任者。さらに上記職歴の業務を歴任。、 東工大在学時は卓球部所属

【趣味】
65才で42年間のサラリーマン生活に区切りを付け、東海道ウォーク(1400km),写真旅行,合唱(神戸フロイデ合唱団13年間),
俳句などに、関西蔵前では互礼会旅行幹事,三菱電機神戸地区OB会会長,ロータリクラブ(プロバスクラブ)の世話役

【話題】私の写真道楽六十四年 第37回(2015/06/18)
18歳で始めた写真の世界に魅せられ、デジカメ全盛の現在にもなお頑なに銀塩フィルムにこだわりを持ち続けている。
金婚式記念(H22)の出版物(※自身の写真作品と奥様の油絵を収録)「金婚記念集」からを含む、写真作品計98枚と
その撮影さまざまエピソードの紹介を通じて、趣味写真の「良さ」「楽しさ」「大切さ」を解説。
また講師は、写真の先生から「写真をやるなら俳句をやりなさい!」言われた由。
これはその各々が「一瞬を切り取っての表現」に共通性ありと考えてのこと。
<Keywords>
写真,銀塩フィルム,趣味・道楽,金婚式記念,俳句,一瞬の表現

 別所 慶郷(べっしょ・よしさと)
73年電子物理 卒

【所属】
元京セラSLCテクノロジー(株)、元日本IBḾ、元富士通(株)
Email: Xbesshoms@hotmail.co.jp(送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
三重県津市生まれ、浜松鴨江小学校、横浜岩崎中学校、横浜翠嵐高校 卒

【職歴・主な仕事・テーマ】
1973年 東工大卒業後、富士通入社、 明石工場特殊機器技術部に配属。       前方監視型赤外線映像装置(FLIR)の開発設計 (飛行機搭乗の初体験がP2J ) 1979年 日本IBM入社、野洲工場テスト技術部に配属 (宮本先輩のご指導が始まる)  1982年~83年ノースカロライナ州シャーロット工場に赴任(上司が米国人を初体験) 1990年~91年六本木の本社に赴任、役員補佐。(いわゆる「秘書」という職業を体験) 1992年 半導体の後工程(ウェーハテスト、実装、最終出荷検査)の技術/製造を担当  2001年 有機高密度基板(SLC:Surface Laminar Circuit )のビジネス企画を担当 2003年 京セラSLCテクノロジー(株)に入社(基板事業の京セラへの営業譲渡により新会社に転入) 2006年 取締役SLC事業部長、高密度基板の開発製造を担当(アメーバ経営学を実体験) 2010年 監査役(内部統制システムとは?を体験学習) 2015年3月 退職、 現在に至る。(自由人を体験中)   蔵前工業会京滋支部代議員
【趣味】…昔は釣りとコントラクトブリッジ、今は麻雀と家庭菜園(有機栽培、無農薬)に注力。
     ⇒ 日中は家庭菜園にて「農業」、夕方よりスイミングジムにて「アスリート」
スポーツは、高校ではハンドボール部、大学では空手部に所属、社会人になってからテニス
、 現在はスイミングジムに週5回通い、健康寿命85歳 と100m個人メドレーにて2分を切ることが目標。

【話題】赤外線映像装置の原理と応用 第48回 2018.2.15
生物の眼は、可視光が物体にあたって反射された光を水晶体で集めて網膜に実像を映します。 物体からの反射光を映像化しているため、物体を照らす他の発光体が必要です。   一方、赤外線映像装置は物体から自然に放射される赤外線の強弱を検知器で捉えて映像化します。 可視光が全く無い暗闇でも物体が見えるため、「暗視装置」とも呼ばれています。 今回は可視光映像と比較をしながら、赤外線映像装置の原理と構成要素、応用分野などについて話しました。
<Keywords>
,,,,,

 堀 学(ほり・まなぶ)
76年経営卒

【所属】
元 住友金属工業㈱・その後 ユニファイジャパン㈱(~2015)
Email: Xhori-mnb@m3.kcn.ne.jp(送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
福岡県博多生まれ/豊中市豊島小→枚方市香里小→中野区大和小、中野区第四中学校
都立西高校卒 (自宅は、9回引越し、高1から親と別居継続)

【職歴】
1976 住友金属工業入社(情報システム部・経営企画部・システムエンジニアリング本部)
1980-1982 カリフォルニア州立大学バークレー校留学 IE&OR修了、
その後 関連会社-ユニファイジャパン出向(社長)⇒2002 住金資本を離れ独立、
  2008 (株)テンダと資本提携、2015に退職

【これまでの仕事】
システム開発・経営企画・経営管理
現在は、NPO法人奈良外国語ガイドクラブに所属し、奈良での英語によるガイド(ボランティア活動)の実施&スキルアップ中。 ガイドした人からのお礼メール等を励みに、奈良の印象アップ、奈良への再訪につなげ、奈良活性化の達成に向けて精進続けます。
【資格】
  Master of Science in IE & OR   TOEIC 905点、奈良通検定2級(1級、ソムリエを目指し勉強中)
【趣味】
ゴルフ、テニス、映画鑑賞(家内と共通)、寺社参拝(西国33観音霊場巡礼中)、 東工大在学時は卓球部所属


【話題】「古都奈良の楽しみ方」  第39回(2015/11/19)
奈良には法隆寺などの世界遺産,国宝・重要文化財,史跡名勝天然記念物,東大寺修二会などの貴重な伝統を含め数多くの観光資産がある。
奈良訪問の外国人にそれらを紹介する、ボランティアガイドの経験を踏まえて、そのアレコレ実像を解説。
説明のための歴史学から、7世紀半ばから6回以上の遷都を経て平城京建設に至る過程には、
その地の利だけでなく、藤原不比等の策略・前の藤原京の環境悪化など、多くの要因が絡んでいることが読み取れる。
その他大仏の鋳造法など、クイズも交えて楽しく奈良の歴史を堪能した。
<Keywords>
奈良,観光資産,楽しみ方,ボランティアガイド,平城京遷都,大仏鋳造,歴史学


 松宮康友(まつみや・やすとも)
94年システム科学修

【所属】
シャープ株式会社 情報通信事業本部 主事
E-mail:Xmatumiya@mail.udn.ne.jp(送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
奈良県生駒市/奈良県立奈良高校卒

【職歴】
シャープに入社後、流通業向けB2B商品の商品企画を担当。

【これまでの主な仕事】
業務用モバイルコンピュータの商品企画,液晶ワークステーション,RFID事業部内で新規事業,社外ではBOND大学の卒業生や異業種交流会などに参加

【学位】
ボンド大学MBA修了

【趣味】
旅行,音楽鑑賞など

【話題】MBAビジネススクール体験記 第5回(2007/06/27)
現在、MBAやMOTといった社会人を主に対象としたビジネススクールに関心を持つ人が増えています。しかし、具体的にどのような仕組みになっているのか、仕事との両立は可能か、などの疑問や不安をお持ちになる方もいると思います。そこで今回、筆者が実際に取得したMBAの体験を元にMBAとはなにか、どのような制度になっているのかを説明させていただきます。そして疑問を少しでも解消していただければと思います。またMBA取得までの体験記も交え、実際にどんなことが行われているのか、という説明もいたします。。
<Keywords>
MBA,ボンド大学,e-learning,ビジネスブレークスルー


 真鍋純(まなべ・じゅん)
73年機械卒

【所属】
無職
E-mail:Xjun.manabe@jcom.zaq.ne.jp(送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
千葉県柏町(中央気象台技術吏員養成所の官舎で出生), 茨城県日立市立水木小学校, 東京都世田谷区立奥沢小学校, 同奥沢中学校, 都立戸山高校

【職歴】
三菱重工(株)高砂製作所, 同本社, 再度高砂製作所 一貫して原子力タービンプラントの設計に従事


【学位】
博士(工学)

【趣味】
テニス, 山

【話題】蒸気タービンプラント補機の挙動 第73回(2024/06/20)
講演者の技術者経験に基づいて, あまり知られていないPWR原子力蒸気タービンプラントの補機の挙動ついてご紹介する。 原子力発電所は原子炉とその発生蒸気で発電する蒸気タービン発電機から構成されるが, 蒸気タービンプラントを構成するタービン本体とそれ以外の機器である補機のうち, 湿分分離加熱器という管内凝縮過程および管外開渠流過程を持つ特殊な熱交換器の構成・挙動、竪型大型ポンプに於ける設計上予想外の理解しがたい挙動, 併せその挙動の理論解析結果での証明などについてご説明する。


 三原 種豊(みはら・たねとよ)
66金属工学科卒、68金属工学専攻修

【所属】
元三菱重工
E-mail:Xtanetoyo.mihara@nifty.com(送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
名古屋市/都立l荻窪高校卒

【職歴】
三菱重工業㈱名古屋航空機製作所に入社、工作部熱処理業務に従事、73年同社神戸造船所へ転勤、原子力発電プラントの設計開発、本社にて耐震委員会活動、技術研究組合にて材料開発プロジェクト等に従事、00年退職後パソコン講師等。

【これまでの主な仕事】
中小企業技術支援活動等に参加、関西くらりか会員、原子力に人生をささげた者として、今回の福島の事故でこのまま危険論だけで終わらせたくない、東京電力には本社時代大変お世話になったので、何が支援できるかを模索中。

【資格】
自家用航空機操縦士免許

【趣味】
国内海外旅行、犬の散歩、植木いじり

【話題】関西航空機参入支援事業について 第21回(2011/06/28)
この不況下、中小企業の航空機産業へ参入したいというモチベーションは強く、全国に行政機関を中心とした航空機産業参入支援プロジェクトは多い。筆者が参画した、関西で近畿経済産業局が主催する「関西国際航空機市場参入等支援事業」の概要について報告する。
併せて筆者が感じて来た、①航空機、原子力などの巨大システムの事故防止の考え方、②組織の責任、③定年後の支援活動の在り方、などについての私見を述べたい。
<Keywords>
中小企業,航空機産業,支援プロジェクト,近畿経済産業局,関西国際航空機市場参入等支援事業




 三宅 正一(みやけ・しょういち)
72年化学卒

【所属】
株式会社ベネシス 保証本部保証管理室 担当部長
E-mail:Xsmiyake@hcn.zaq.ne.jp(送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
福岡県嘉穂郡頴田町(現福岡県飯塚市)/福岡県立鞍手高校卒

【職歴】
株式会社ミドリ十字入社。中央研究所研究員,技術サービスセンター長代理,都島工場長,生産技術部長を経て、03年より現職。

【これまでの主な仕事】
ウロキナーゼの製造方法の開発・物性解析,化学修飾によるウロキナーゼの血中半減期の延長,固定化アスパラギナーゼの開発,経口血液凝固第Ⅷ因子製剤の開発,にわとりによる抗体製造方法の開発,無菌たん白質製剤の分包製剤化 等
現在は、日本PDA製薬学会に加盟し、医薬品の製造技術,法規制と法規制への技術的対応の研究などに意欲的に取り組んでいる。

【趣味】
写真撮影,音楽鑑賞,つり,茨木市内の旧跡探訪,

【話題】薬の人生~薬の誕生からそれが我々の手もとに届くまで 第1回(2006/05/31)
医薬品(薬)は、人の生命や健康に大きな影響を与えることから、これを作り、販売する行為には、さまざまな法的な規制の網がかけられています。一方、薬はこれまでは病を治すのがその使用目的の主たるものでしたが、社会の健康に対する関心の高まりから、病気の予防、身体の状態の維持などにも使用されるようになりました。それとともに、薬に対する関心と知識が広がりつつあります。薬がどのようにして開発され、作られ、人々に供給されるのか、そしてその間、薬の一定の品質を保つためにどのようなことが求められているかをお話しようと思います。
<Keywords>
医薬品,研究開発,製造販売,承認,法規制



 三宅 稔男(みやけ・としお)
76経営工学卒

【所属】
アーバンライフ住宅販売株式会社 専務取締役
E-mail:Xmiyake@urbanlife.co.jp(送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
岡山市/広島大学教育学部附属高等学校卒

【職歴】
東工大卒業後、帝人株式会社入社。システム部門にて営業物流・経理財務・人事関係業務の開発・保守、OA普及等担当。
83年帝人システムテクノロジー株式会社(現インフォコム株式会社)として分社。オフィスシステム汎用パッケージの開発・販売、関西電力、富士銀行、キリンビール等のシステム開発、データベース設計等担当
89年アーバンライフ株式会社入社。情報システム、人事、総務、マーケティング、商品企画、販売関係業務担当
07年アーバンライフ住宅販売入社 現在に至る。

【これまでの主な仕事】
企業のシステム部門にて、営業物流・経理財務・人事関係業務の開発・保守、OA普及
ソフトウェア業にて、オフィスシステム汎用パッケージの開発・販売、企業内業務系システム開発・データベース論理設計設計
マンションデベロッパーにて、総務、人事、経営企画、マーケティング、商品企画、販売営業
不動産流通業にて、不動産売買、不動産売買・賃貸仲介、不動産管理

【話題】どこかで役立つかも知れない、住宅用不動産のこんな話、あんな話 第10回(2008/07/03)
マンションデベロッパーでの、人事・総務等のゼネラルスタッフ、マーケティングと商品企画、販売、そして不動産流通会社での営業業務の経験を通じた、不動産住宅市場のトレンド概観、チョット得するかも知れない不動産取引の注意事項、内側から見た耐震偽装問題、不動産による資産形成・資産運用等について小ネタの話題を提供します。
<Keywords>
住宅用不動産,商品開発,営業,耐震偽装問題,資産形成・運用


 宮本 廣行(みやもと・ひろゆき)
58機械卒

【所属】

元日本IBM/キャノン/精工舎

【職歴】
東工大卒業後、精工舎勤務。カメラのレンズシャッターの設計に従事。S38(1963)年~S41(1966)年 キャノンカメラ㈱に勤務 カメラ&シャッターの設計に従事。S41(1966)年~H05(1993)年 日本アイ・ビー・エム㈱勤務。H06~H12 滋賀短大教授。H15~現在 滋賀短大で「夏季特別講座」で、「デジタル写真のフォトレタッチ」講座を毎年担当

【これまでの主な仕事】
・精工舎時代:カメラメーカー各社の製品(カメラ)用のシャッター設計。製造は精工舎。日本・アメリカ・ドイツに特許を何点か出願し、数点特許として成立。
・CANON時代:カメラ&シャッターの特許を数点提出し・採用。
・日本アイ・ビー・エム㈱時代:日本アイ・ビー・エムが日本でシステム/360の生産&販売を発表し、米国と同じタイミングで同じ製品を日本でも生産する体制を確立するために、大々的に技術者を募集。
-ラインプリンターの設計・テスト技術などの技術職
-テスト技術では、半導体素子・素子を搭載したプリント基板・HDD装置・コンピュータそのものをテストするコンピュータ( 被テスト製品より数段高性能なコンピュータが必用)を米国IBMと共同で開発・製造する部門のマネジャーを務める。
-新製品生産プロジェクトリーダー
-米国駐在マネジャー( 半年X 1回、一年 X 2回)
-購買担当マネジャー
・滋賀短大教授時代:情報処理・簡単なプログラミング・ビジネスへのPCの適用などの教科を担当。学生20人ほどを引率し、米国の姉妹校に「短期留学」を2度出かける。
・現在:滋賀短大で「夏季特別講座」で、「デジタル写真のフォトレタッチ」講座を毎年担当。ご近所のセミプロを先生として、「男の料理教室」に月2回通う。

【趣味】
ゴルフ, 軟式テニス, カメラ, デジタル写真のレタッチソフトでの補正・修正・加工(大津市の生涯学習センターで「フォトレタッチ教室」を持つ)

【話題】最近のデジタルカメラの構造 第17回(2010/06/22)
かつて、精工舎・キャノンでカメラや機械式シャッターを設計していた経験を基に、雑誌やカタログなどの資料から読み取った、最近流行の「デジタルカメラの構造」を紹介したいと思います。フィルム式カメラとの比較から出発して、撮影データの流れ、画像ファイルの種類、心臓部のイメージセンサーの原理と種類、カラーマネージメント、今後の技術的問題点など、スライドを使って解説・紹介します。

<Keywords>
デジタルカメラ,シャッター,カラーマネージメント,フィルム式カメラ,イメージセンサー


宮脇 隆夫(みやわき・たかお)
65機械卒

【所属】
 元 三菱重工業 
【職歴・これまでの主な仕事】
○三菱重工業(株)高砂製作所に配属
  火力発電プラントの製造、試験、据え付け、試運転の担当
・高砂製作所での業務(電力発電プラントの原動機の製作、現地据え付け、試運転引き渡し)
・当時は高度成長期なので、電力需要は上限の無い状況。入社当時は40万Kwが最大機種
・S47、日本最大クラスの600MWの原動機の工場試運転を成功させる。
・S51、更に1000MWの開発された機種の工場試運転を成功させる。
  原子力発電プラントの製造、試験据え付け試運転の担当
・昭和47年美浜原子力発電所が、大阪万博に最初の原子の灯を届ける。
・その時の発電出力は350MWだったが、その後500MW、790MW、1200MWと大型機種の開発が成功する。
・個人的には関西電力高浜3,4号機、九州電力川内1,2号機、原電敦賀2号機のプラント立ち上げ試運転に際しメーカーの試運転長を担当する。
  ガスタービン発電プラントの製造、試験、据え付け試運転の担当
・当時開発された50MW、70MWクラスガスタービンの製造、工場試運転の担当
・最先端のガスタービンコンバインドプラントの現地据え付け試運転を担当
・東新潟3号機、インドネシアグレシック発電所、アメリカフロリダローダーデール発電所
○三菱重工業(株)相模原製作所に転勤
   製作製品: フォークリフト、建設機械、小型ディーゼルエンジン、ターボチャージャー、戦車
○ダイヤ精密鋳造(株)
   製作製品:最新の高温ガスタービンの動翼、静翼の精密鋳造翼の製作

【資格】
・高圧ガス製造保安責任者甲種機械、公害防止主任管理者(大気、振動)

【趣味】
・登山:百名山登山 90座登頂
・ヨット:高校時代からヨットクラブに所属、大学でも入部
     OBとなってからは、瀬戸内海のクルージングを楽しむ
・飛鳥考古学研究会(月1回)
・俳句会(月2回)
・コントラクトブリッジ会(月3~4回)
・野菜の栽培(蚕豆、キュウリ、ジャガイモ、トマト、にんにく、大根、ニンジン、トウモロコシ、絹さや、ネギ、サラダ菜)

【話題】最六甲全山縦走大会への挑戦 第41回(2016/06/16)
神戸は六甲山を控えており、数々の登山会がある。そのハイライトというべきものが六甲全山縦走大会である。
関東(約10年間)での勤務から自宅に帰った2004年、登山仲間の勧誘により参加したときの記録を紹介した。
この縦走は神戸市主催で、5amに須磨浦公園を出発してJR宝塚駅まで全長56Km(標高差の合計=3000m)を、約17.5時間以内に自己責任でゴールするという、大変過酷な登山レースである。(その後も数回出場・完走している)
申込み後、当日(11/23)までに4回の予行練習を行い、その日に備えたが、実際には思っていた以上に厳しく、本番日の途中では 何回かリタイアしようと考えたほどであった。その都度家族からのメールで励まされて、途中 それぞれの難所をクリア。16時頃に、六甲ガーデンテラスにて家族からのメール(暖かい励まし)と、ゴール可能
の見通しを持つことができて、完走を決断した。そして、宝塚ゴールには、20時前に到着・完走、喜びを味わった。
(途中Photoを交えた報告は、懇話会メンバも完走ゴールを嬉しく感じるものであった)

<Keywords>
六甲山,全山縦走大会,登山レース,神戸市,予行練習,家族メール,励まし,完走,大会ルール,自己責任




 三和 盛彦(みわ・もりひこ)
87年建築卒/89年建築修

【所属】
株式会社竹中工務店 大阪本店設計部 副部長
E-mail:Xmiwa.morihiko@takenaka.co.jp(送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
岐阜県不破郡関ヶ原町/岐阜県立大垣南高校卒

【職歴】
東工大卒業後、竹中工務店入社、大阪本店設計部、01~03年財団法人建築保全センター(出向)、03年竹中工務店大阪本店設計部、13年より現職。

【これまでの主な仕事】
 商業施設の設計、建築設計、林業の再生と木造建築 等。現在は、「(仮称)イオンモール京都桂川新築工事」の現場事務所設計室に常駐し、造りながら設計をとりまとめて進めています。

【資格・受賞】
2011年アーバンインフラテクノロジー推進会議技術論文発表会・防災まちづくり部門奨励賞受賞。
一級建築士、認定ファシリティーマネージャー

【趣味】

家庭園芸,TV評論番組視聴,サウナ・温泉入浴,剣道四段。

【話題】都市防災機能を向上させる高速道路高架下を活用した公共施設提案 第30回(2013/09/10)
 2011年アーバンインフラテクノロジー推進会議の技術論文発表会で発表し、防災まちづくり部門で奨励賞を受賞しました。その発表内容を報告します。概要は次の通りです。新たな構造システムにより都市の未利用空間である高速道路の高架下に、防災拠点となる庁舎を挿入し未曾有の災害に対しても都市防災拠点機能を保持させる提案です。災害時には、高速道路の上部空間が人々の一時避難場所となると共にネットワークを活かした物流拠点という役割を有し、上下互いの機能を補完することで全体として建築・構造に加え都市防災機能の安全性と冗長性を高めるものです。

<Keywords>
 アーバンインフラテクノロジー推進会議,都市防災,高速道路高架下,公共施設,まちづくり



 村川 英樹(むらかわ・ひでき)
01年機械科学卒/03年原子核修/06年原子核博

【所属】
神戸大学大学院工学研究科 機械工学専攻 助教
http://www.research.kobe-u.ac.jp/eng-multiphase/index.html

【出身】
横浜市/玉川学園高等部卒

【職歴】
東工大卒業後、日本学術振興会特別研究員、レンセラー工科大学(米国)客員研究員を経て、07年より現職。

【これまでの主な研究テーマ】
 流体計測、超音波による流体計測技術、気液二相流動、燃料電池内の水輸送現象、中性子ラジオグラフィ技術 等
 現在は、日本可視化情報学会UVP研究会幹事、日本伝熱学会 協議員、日本伝熱学会 環境・エネルギー技術研究会 幹事、日本原子力学会 熱流動部会若手交流WG委員を務めるなど、熱流動分野の学会活動に関わっています。

【著書・学位など】
「Ultrasonic Doppler Velocity Profiler for Fluid Flow」(共著・Springer 12年)
「エネルギー変換論入門」(共著・コロナ 13年)

 博士(工学)

【趣味】

子育て,スキー。東工大在学時はMeisterに所属し、鳥人間コンテストに出場。

【話題】中性子ラジオグラフィによる燃料電池研究 第29回(2013/06/13)
 固体高分子型燃料電池(PEFC)は、100℃以下の比較的低温で動作可能なことから、家庭用のコージェネレーションシステムや自動車用として、研究開発・実用化が行われています。PEFCでは電池反応によって生じる結露水の適切な排出、高分子膜への適切な水供給など、水管理が重要とされています。そこで、金属内の水分布が計測可能な中性子ラジオグラフィを用いて、結露水挙動と電池性能に関する研究を行ってきました。本講演では、それらの研究についてご紹介します。

<Keywords>
 固体高分子型燃料電池,電池反応,水管理,中性子ラジオグラフィ


 村木 勝司(むらき・かつし
65年電子工学科卒

【所属】
元松下電器産業 、現在は無職
E-mail:Xmuraki@hi-ho.ne.jp(送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
・大阪市住吉区/ 墨江小、三稜中、大阪府立住吉高校卒

【職歴】
・松下電器産業(現パナソニック)入社、電子部品の設計を担当後工場長・品証部長。定年退職後(株)カサタニに9年勤務(品質担当理事)。

【これまでの主な仕事】
・松下勤務中の専門分野は電子レンジ用高圧トランス・OA機器組込用SW電源の設計 等。

【資格】
JRCA品質システム審査員補

【趣味】

読書

【話題1】仏法伝来 第28回(2013/02/14)
 仏教がインドで起り、シルクロードを経由して中国・日本に伝来した。その間、各種言語に翻訳されたがその言語の経典写真を中心に文字・書き方・使用された材料等の概要、また伝来に寄与した僧・翻訳者などのエピソード、主要な国の仏教事情などについて簡単に述べる。

<Keywords>
 仏教,伝来,経典,仏法,シルクロード
【話題2】「陸奥宗光から吉田茂までのそれぞれの時代」 第39回(2015/11/19)
元外交官の岡崎久彦の著述から、日本の近世外交史を紹介。
日清,日露の両戦争の根源はロシアの領土拡大政策にありと言える。そして両戦争の日本勝利から、非白人の奮起を促し、
アジア人の国際的地位を向上させたと言える。
一方で,白人諸国の日本に対する警戒心をも呼び覚まし、紆余曲折を経て太平洋戦争に至った。
また日本のデモクラシー根源も、戦後米国によってもたらされたものではなく、1890年(明治23年)の大日本帝国第1議会に求めるべき
など目から鱗の話が満載である。
<Keywords>
 近世外交史,ロシア領土拡大政策,岡崎久彦,アジア人,太平洋戦争,警戒心,デモクラシー,大日本帝国第1議会


 森橋 遼(もりはし・りょう)
 06年 材料物理科学専攻 修了

【所属】

川崎重工業株式会社 技術開発本部 技術研究所
E-mail:Xmorihashi_ryou@khi.co.jp(送信の際はXを削除して下さい)
【出身】
神奈川県相模原市出身/相模原市立星が丘小・中央中、桐光学園高校、東京理科大学

【職歴】
・06年川崎重工業㈱入社
【これまでの仕事】
・モーターサイクル、油圧機器等の産業機械、鉄道車両、民間航空機の研究開発。
・特に摺動部材(表面処理等)、接合技術、
   繊維強化プラスチック(FRP)・アルミ材の塑性加工に関連の業務に従事

【資格】・修士(工学)
【趣味】テニス、ランニング、読書(特に歴史)
【話題】「輸送機器に使用される材料 及び材料加工法の最新動向」  第40回(2016/02/18)
航空機(機体・エンジン)・鉄道車両・各種自動車等の最近の輸送機器で使用する材料について解説。
環境問題や燃費低減への対応策として、軽量化や大幅な構造変更を目的とした取り組み事例を紹介した。
例えば、航空機の機体には、軽量・高強度で、曲面製造に適したFRPが多く使用されるようになり、高信頼性を実現するオートクレープを活用する製造プロセスが多く使われている。
また意外にも、その機体の部品接合には100万個に及ぶチタン製リベットが使用されていること、さらにアルミ構造体の重量軽減には、さらにFSJ(摩擦スポット接合)という新技術が実用されている。
そして、多くの問題点・困難さを克服して、複合材料(を使う製造設備も)が多彩に活用されているなど、徹底的な軽量化の取り組みの様子を紹介している。

<Keywords>
輸送機器,軽量材,複合材料,FRP,Al-Li合金,SMC,RTM,FSJ,ニアネット成形


 山口 章(やまぐち・あきら)
80年応物卒 82年応物修

【所属】
住友電気工業株式会社 半導体技術研究所 エピ技術研究部 部長 スペシャリスト
E-mail:Xyamaguchi-akira@kuramae.ne.jp(送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
大阪府高石市/清風南海高等学校卒

【職歴】
1982年に住友電気工業株式会社入社し現在に至る。(1999年まで解析技術研究センター勤務、1999年よりオプトエレクトロニクス研究所、2004年より半導体技術研究所)

【これまでの主な研究・開発テーマ】
電子顕微鏡・オージェ電子分光装置等を用いた材料の分析技の研究,半導体デバイスの故障解析技術の研究,ⅢⅤ族化合物半導体に対するオーミック・コンタクトの研究,加入者系一心双方向トランシーバモジュールの開発,ワイドギャップ半導体材料の研究(現在)

【学位】
博士(工学)

【趣味】
ドライブ、スポーツ走行、車いじり、音楽鑑賞、テニス(最近はご無沙汰)


【話題】光通信システムを支える光デバイス~化合物半導体をベースとした製品展開 
第2回(2006/09/04)
住友電工での化合物半導体の研究は、世の中でまだゲルマニウムが主であった1962年にシリコンの次の世代の半導体を目指して開始されました。化合物半導体としてはガリウムヒ素を初めとしてインジウムアンチモンやインジウム燐等、Ⅲ-Ⅴ族の材料が将来有望として開発が進められました。その後インジウム燐をベースとして光通信用レーザ等の機能デバイスから、これを用いた光電変換モジュール、通信システムへと製品化が進められました。今回は光通信システムのキーデバイスである半導体レーザと受光素子について紹介したいと思います。
<Keywords>
化合物半導体, 光通信, インジウム燐, 半導体レーザ, フォトダイオード




 山本 浩明(やまもと・ひろあき)
86年電物修

【所属】
松下電器産業株式会社 本社R&D部門R&D知的財産権センター
E-mail:Xyamamoto.hiroaki@kuramae.ne.jp(送信の際はXを削除して下さい)


【出身】
石川県小松市/石川県立小松高等学校卒/金沢大学電気工学科卒

【職歴】
松下電器産業株式会社本社R&D部門,松下通信工業株式会社(現パナソニックモバイルコミュニケーションズ株式会社)、本社R&D部門R&D知的財産権センター。

【これまでの主な仕事】
光ファイバによるアナログ信号伝送用機器、特にCATV用光伝送装置や携帯電話基地局用光伝送装置の開発、コヒーレント光伝送技術の研究。ネットワーク分野の知財戦略担当。

【学位】
博士(工学)

【趣味】
テニス、スキー,読書(特に歴史物)

【話題】知財立社に向けて -企業における知財戦略の重要性と課題- 第8回(2008/02/07)
1985年のヤングレポート以降、米国はプロパテント政策を展開し、日本は2002年に政府が知的財産戦略大綱を取りまとめ、知財立国の実現に向け諸政策を推進している。製造企業では、これら国策の影響を少なからず受け、経営を進めていく上で、これまでの技術開発に加え知財権の重要性が益々高まってきている。知財権は、製品を守り市場を拡大する上での強力な武器であるが、生み出す仕組みや権利化、維持の費用など種々の課題を有する。知財で経営を支える知財立社に向けて、企業における知財戦略の重要性と課題について概説する。
<Keywords>
プロパテント政策知的財産戦略大綱知財立国製造企業技術開発



 横川善之(よこがわ・よしゆき)
86年材料科学修 89年材料科学博

【所属】
大阪市立大学工学研究科 機械物理系 教授

E-mail:yokogawa@imat.eng.osaka-cu.ac.jp(送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
石川県/東京大学卒

【職歴】
東工大修了後、1989年工業技術院名古屋工業技術試験所研究官、1993年主任研究官、1998年研究室長、2001年独立行政法人産業技術総合研究所グループリーダーを経て、2006年より現職。その間、1993-1994年仏国給費留学生。1997-1998年工業技術院産業技術研究開発課出向。2000年仏国国立校等化学学校トゥルーズ校客員教授、2002-2005年上智大学連携大学院教授、2002-2005年中部大学連携大学院教授、2003,2004,2006年名古屋大学非常勤講師、2001,2004年名古屋工業大学非常勤講師、2009年よりインドアンナ大学客員教授。

【これまでの主な研究テーマ】
無機材料の構造制御と機能創製(バイオミメティックとバイオ、環境材料) 等
専門:無機材料工学、生体材料工学、結晶化学
関心のあることがら:無機材料のナノ~メソサイズでの構造制御と分子(低分子~生体分子~細胞・微生物)との相互作用。
現在は、日本セラミックス協会生体関連材料部会役員、日本バイオマテリアル学会、日本無機リン化学会、無機マテリアル学会評議員、ニューセラミックス懇話会役員、同行事企画委員、バイオ関連部会委員、日仏工業会誌編集委員、NEDOレビューアー、文科省科学技術政策研究所科学技術専門家ネットワーク委員、経済産業省委託事業基準認証研究開発委員など。国際学会大会長(2007年アジアバイオセラミックスシンポジウム)、実行委員(2004年IUMRS、2005年無機リン材料国際シンポジウム、2005年医用セラミックス国際シンポジウム)、アドバイザリーボード(2006,2008,2009年アジアバイオセラミックスシンポジウム)など。

【著書・学位など】
博士(工学)、衛生工学、エックス線作業主任者、危険物取扱者(甲種)、普通・自動二輪免許

【趣味】
読書,音楽鑑賞,外国語会話(英・仏),東大在学時は地文研究会地理部部長、心身統一合気道会所属(合気道二段)

【話題】医療用セラミックス材料の現状と未来  第16回(2010/02/18)
1980年代にアパタイトセラミックスが商品化され、幅広くバイオセラミックスが使われています。人工関節は年間7万例を越え、椎体スペーサから骨充填材、個人差の大きな頭蓋骨修復用セラミックスなどが実用化されています。さらに世界に先んじて超高齢化社会に入りつつある我が国でバイオセラミックスへの期待は益々高まると考えられます。医療現場で使用されるバイオセラミックスの現状と研究開発の最前線と将来について概説します。
<Keywords>
セラミックス,バイオセラミックス,医療,研究開発



 吉永 健一(よしなが・けんいち)
92建築修

【所属】
吉永建築デザインスタジオ一級建築士事務所
E-mail:Xlv1k-ysng@asahi-net.or.jp(送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
大阪府/大阪工業大学卒

【職歴】
長谷川逸子建築計画工房、シーラカンスK&H勤務の後、吉永建築デザインスタジオを設立

【これまでの主な仕事】
住宅からカフェ、まちづくりまで建築でひとびとの生活を楽しくする設計事務所「吉永建築デザインスタジオ」,京町家の切断面のリサーチプロジェクト「キョート*ダンメンロシュツ」,建築やまちづくりに対する自らの活動や思いを本にまとめようとする人々を支援するプロジェクト「けんちくの手帖」

【主な作品】
くまもとアートポリス'92デザインコンペティション「田園にたたずむキオスク」最優秀賞受賞(1992),タキロン国際デザインコンペティション'93「都市の音回廊」最優秀賞受賞(1993),プレキャストパラダイス'94建築設計競技「プレグリッドによる家」佳作(1994),くまもとアートポリス'95デザインコンペティション「公園施設としてのバス停」上位50選(1997),別大拠点整備デザイン入選(2002),日経アーキテクチャー750号記念コンペ 選外佳作(2003)

【趣味】
まちあるき,DJ

【話題】建築/SITE SPECIFIC  第4回(2007/02/15)
建築はクライアントの要望や気候、慣習、法律などさまざまな事項を勘案してデザインされます。与えられた条件をいかに建築のかたちに変換し、その建築の中に活かしていくか、あるいは、いかに新たな世界観を生み出していくか、そこに建築デザインの醍醐味があります。今回は「この場所特有の」という意味の『SITE SPECIFIC』をキーワードに建築のデザインの魅力を紹介していきたいと思います。
<Keywords>
建築,社会文化くらし



 脇坂悦志(わきさか・えつし)
92年金属卒

【所属】
関西電力株式会社 火力事業本部 火力グループ リーダー
E-mail:Xwakisaka.etsushi@c5.kepco.co.jp(送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
兵庫県神戸市/私立六甲高等学校卒

【職歴】
関西電力入社、発電所、㈱関電ファシリティマネジメントを経て、05年より現職。

【これまでの仕事】
火力部門技術職の他、新会社(子会社)設立,ベンチャー支援のセミナー企画,異業種交流会等幅広く活動

【趣味
旅行、セミナー等の企画、読書(歴史が好き)、音楽鑑賞(クラシック)

【話題】日本のエネルギー事情  第2回(2006/09/04)
日本はエネルギーの99%を輸入に頼っています。また、世界のエネルギー需要は中国・インドの経済の急成長により大幅な増加の一途をたどり、原油価格も1バレル75ドルにまで達しています。そのため、日本は省エネ化を図るとともに、エネルギーの多様化や国産化にも取り組む必要があります。そこで、国や関西電力におけるエネルギー問題への取り組みについて紹介したいと思います。
<Keywords>
エネルギー,省エネ,国産化,関西電力,事例



 和智 貞行(わち・さだゆき)
76年電気化学卒

【所属】
株式会社ワチ 会社役員
E-mail:Xwachisdywachi@yahoo.co.jp(送信の際はXを削除して下さい)

【出身】
山梨県上野原市/都立駒場高校卒

【職歴】
住友金属工業入社, 和歌山製鉄所勤務, 薄板製造に従事, 1995年シンガポール駐在(4年間), 2000年住友金属工業退社, 2001年マレーシア現地企業マクグロテック勤務, 2006年帰国 スミキン・インターコム勤務(語学教育), 2010年退職 

【これまでの仕事】
住金勤務時代は電磁鋼板の製造技術開発

【資格】
安全衛生主任管理者 日商簿記2級 等


【趣味
登山+オートキャンプ, オーディオ(自作真空管アンプ系指向), 模型飛行機関連

【話題】大空への憧れ  第20回(2011/02/17)
大空を自由に飛びたいという憧れは時代を超えて誰もが持つ。その憧れを胸に1990年から5回鳥人間コンテストに参加し、自作人力機に心の高揚と充足感を覚えた。1966年木村秀政教授のリネット号(檜材+発泡スチロール)が15mの日本初の人力飛行に成功して以降、最先端素材と英知で2010年東工大はこのコンテストで見事優勝を果たした。学生諸君!蓄積技術を基にクリーンエネルギー次世代機(高効率ソーラー、高性能モーター、リポ電池、遠隔制御技術等)による無着陸太平洋横断を夢見よう。
<Keywords>
鳥人間コンテスト,自作人力機,東工大,無着陸太平洋横断