2020年7月15日(水)〜16日(木)
  [ 活動報告 ]
              関西蔵前テニス同好会・若狭遠征(第8回)


 去る2020年7月15日(水)~16日(木)、今回で8回目となる若狭への遠征を行った。今年の上半期は新型コロナ肺炎が世界中に蔓延し、我が国でも非常事態宣言が出され、それが6月に解除になったばかりでもあり、遠征計画を実施するかどうか迷いに迷ったが、数ヶ月間にわたる「巣ごもり生活」で溜まった鬱憤を晴らすため、ここは前向きに考えて思い切って実行することを決断した。

 この新型コロナは、高齢者が罹患すると重篤化する危険性が高いそうで、それを考えて今回は参加を見合わせた方々がおられた一方、残り少ない人生を「座敷牢」の中で過ごし、「座して死を待つ」だけで良いのか?との疑問を抱いた高齢者8名が参加した。この遠征の基本はテニスで汗をかき、宿では麻雀を行い、何よりも「若狭の海の幸」を満喫することを最大の目的にしている。

 今回は「テニス&麻雀」愛好の常連メンバー6名に加え、学生時代は麻雀などに全く興味もなく、ひたすら「勉学一筋・まじめ人間」で初参加の小林さんと、昨年に続き2回目の久保田さんが参加、「若狭の海の幸」を求めて合計8名による遠征となった。

 兵庫県から参加の4名(小林、原、長井、宮後)は宮後さんの高級車で、残りの4名(久保田、堀、茅野、芝﨑)はJR堅田駅から芝﨑の大衆車で、かつては鯖街道の宿場町だった道の駅「若狭熊川宿」に12時に合流した。

 今年は梅雨前線の活動が活発で、先日の球磨川の氾濫や長野、岐阜でも洪水が発生しており、この日もあいにくの雨模様で、予報は午後から回復するはずだったが降り止まず、仕方なく予定を変更し、途中のコンビニとスーパーで昼食及び酒類その他を購入して、常神半島の行きつけの民宿「喜楽亭」に直行した。

 民宿ではビールで1回目の乾杯をして昼食をとり、その後麻雀台や椅子その他の準備を行った。なお、麻雀「若狭の戦い・夏の陣」参加者は6名のため、サイコロで順番を決め2人ずつの交代制とした。麻雀に参加していない4名は早速風呂に入り、湯上がりに持参のビールや日本酒、ワイン等を飲みながら様々な話題で昼間から大いに盛り上がった。

 18時30分から待望の夕食となった。まずは、豪華料理を前にして全員で記念写真を撮り、最年長の小林さんの発声で乾杯した。毎度の事ながら食べきれないほどの料理であった。直前にさばかれた刺身として、鯛、平目、シマアジ、イカ、甘エビ、サザエがあり、都会では味わえない歯ごたえで、これらに加えて、カニ酢、サザエの壺焼き、イサキの煮付け、ホウロウ焼き(鍋)等が出された。更に加えての「尾頭付き鯛の塩焼き」はまた格別で、最後にこれで味わう鯛茶漬けが「喜楽亭」における最高の楽しみの一つになっている。

 夕食後、再び小部屋で「若狭の戦い」の続きを行い、その他4名はワインを飲みながらマスクも付けずに口角泡を飛ばして歓談し(マナー違反?)、12時過ぎに就寝した。

 翌日は8時に朝食をとり、天気が回復すればテニスを行うつもりだったが、あいにく10時頃まで雨模様だったため、そのまま麻雀を続行しようと思った矢先に天候が回復した。折角なので例え1時間だけでもテニスをすることになり、「美浜町コート」に向かった。

 12時前に到着し、今回は1時間だけの予定で6名が順番にペアを組み、ダブルスの試合をした。心配された天気も急速に回復、真夏の強烈な日光の下での試合となり、好プレー、珍プレー続出の白熱の戦いとなった。皆さん汗ビッショリになっての激戦で、1時間だけではもの足りず、更に30分間延長することにした。「関西蔵前テニス同好会・若狭遠征」と銘打った関係上、その「名に恥じない活動」が最後にできたのは実に幸運だった。

 13時半にテニスを終え帰りの準備をしようとした時に思わぬトラブルが発生した。兵庫県組の乗る宮後さんの高級車"レクサス"のエンジンがかからないことが判明した。高速を利用して帰る彼らと、往路と同じ山越えで堅田駅まで帰る我々は、元々ここで別れることになっており、彼らを心配しつつ一足先に堅田駅に向けて我々は帰路についた。

※エンジントラブルはJAFの応援を仰いだ結果、ルームライトの消し忘れが原因だったそうだが、高級車にあるまじき想定外のトラブルであり、トヨタには重大なクレームとして申し入れるべきではなかろうか。

※今回の「若狭の戦い」は宮後さんが怒濤の勢いとなり、「ほぼ1人勝ち」に終わったが、「人生、山あれば谷あり」の格言があるように、次回は周囲への忖度をしながらの戦いを心がければ、このようなトラブルは決して生じないと思われる。
 
 この二日間天候には恵まれなかったが、最後に短時間ではあったがテニスができ、いつものように食べきれないほどの海の幸が味わえた。そして大量に購入して持ち込んだ酒類すべてを消費してしまうほど、大いに盛り上がった若狭遠征であった。

 新型コロナ感染者数が最近全国的に再び増加傾向にあるが、年末までには収束に向かうことを期待し、次回は昨年と同様「フグのフルコース」を堪能したいものです。二日間にわたり長距離運転された宮後さんをはじめ、参加の皆様大変お疲れ様でした。

                            記 芝崎昭夫(S45応化)

[追記]:初参加の小林さんの感想
 テニスも麻雀もやらない小生が「若狭の新鮮な魚とお酒をたらふく飲み食いしましょう」との芝﨑さんからのお誘いに乗ってこの度は参加させて頂き、大変お世話になりました。

 お誘い通りの美味しい鯛、平目、シマアジ、甘エビ、イカのお造り等々とお酒をたっぷり飲んでのこのお値段、大満足でした。

新型コロナの自粛ムードの中、久しぶりにストレス発散ができて、さっぱりしました。帰園したところ、留守中に近隣スーパー従業員にコロナ感染者が出たそうで、今まで以上に厳しい園長通達が出ていてビックリです。(帰ってからで良かったです)天候が少し不純でしたが、皆さんのテニスを観戦できたのも楽しかった。次回も是非お誘い下さい。

[ 参加メンバー ]
      小林昭夫(S32機械)、原且則(S43電気)、久保田耕平(S43建築)、長井史夫(S45生機)、宮後彰(S48電気)、堀学(S51経営)、茅野文昭(S52機械)、芝崎昭夫(S45応化)

     
[ スナップ写真 ]
     
    高いところでとらえたぞ! さーて、どこに返そうかなぁ。
       
   
       綺麗に振り切ったサーブです。 安定したフォームです。 
         
       
       入れてくぞ! 別角度からもうワンショット。 
         
       
    力強いたまがでた。後は入るか?! ツボに入ってきた。相手もしっかり構えてる!
         
     
    おっと、無理して体を炒め、もとい、痛めないように! どうにか届いたが、面ができてない!!
       
   
    お願い、入って! ちょっと腰高、足が動いてない。残念!
       
     
      越低い構え1 ロブ狙い? 越低い構え2 よーくボール見て。
         
     
      クロスいくよ! ストレートケア! ボール短い! 任せて!
         
     
       よっこいしょ、サーブ行ったよ。 前衛、構え良し。 つなぐから。 おっと、ちょと浮いちゃった。
         
     
      いいサーブいったなぁ。 レシーブ出来るか?
ギャラリーの顔も真剣だ。
大事な一本だ。慎重に行くぞ。
     
       
  [ 全員で撮影 ]
 
正直言って、このために若狭に来ています。 カンパーイ! さあ、食うぞ、飲むぞ!
   
 
 
  これだけ晴れました。暑いほどです。 昨日飲んだ分、汗かこう。  
   
 
  テニスよりも、引き締まった表情ですね。体と胃袋以外に、頭と指も使いに来ました。
   
      以上    
    写真撮影 茅野文昭(S52機械)、HP編集:堀 学(S51 経営)    
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