蔵前関西俳句同好会(つくし会)
2009年11月



[ 滋賀県_湖南三山の一つ 「長寿寺」の紅葉]
 
  
 つくし会は、1昨年(2007年12月)に、昭和43年建築卆の久保田耕平氏が入会され、本年(2009年5月)には、
昭和43年電気卒の原且則氏が入会されました。
この若手2人の入会は、とかくマンネリとなっている常連メンバー(橋本恭二,延義之,國司喬伸,古谷昭雄)にとって
大きな刺激となりました。
 
 平成21年11月の句会での互選による秀句を選出し、蔵前関西俳句同好会のホームページに報告致します。
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【平成21年11月 句会報より】
尾花揺る 裏大山に 差す夕日 久保田
車窓より 初雪の富士 ひとり旅 古谷
一休寺の 箒目正し 散る紅葉 橋本
暮早し 携帯電話に 妻の声
大銀杏 被爆に耐えて 秋の雲
冬来たる 気儘に伸びる 爪と髭 國司
八ヶ岳の 風を自在に 赤とんぼ 橋本
捕へむと 手は空を舞ふ 秋茜 久保田
菊薫る 友の葬送 モーツアルト 古谷
甲山 色づき始む 秋茜
山茶花の 垣根をめぐる 二度三度
紅葉見や 夕日にいよよ 色づけり 國司

(文責 古谷昭雄)
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