関西蔵前俳句同好会(つくし会)
2007年10月〜12月 

 つくし会(愛称)は初心者向きの俳句同好会です。
毎月1回(13時半〜17時)西日本センターで句会(5句/人を提出)を開催しています。俳句をやってみようと思う人は下記の世話人に連絡し、句会を是非ご覧下さい。
橋本恭二:06−6691−6471
古谷昭雄:078ー781ー3201 jzt01740@nifty.com

 今年11月は8名(昭和21〜30年卒:6名,36年卒1名,41年卒1名)でしたが、12月度より昭和43年建築卒の久保田耕平氏入会により9名となりました。
今回は、平成19年10月〜12月の句会での互選による秀句を選出し、俳句同好会のホームページにて報告致します。

 なお、
「平成19年忘年会での写真」
橋本睦水 作 俳画 「灌木を 抜けて 若蔦 天さぐる」
の二つを下に紹介致します。

 
[上は 平成19年忘年会での写真]


俳画 「灌木を 抜けて 若蔦 天さぐる」 橋本睦水 作

又、平成19年11月8日に関西蔵前見学会でトヨタ自動車の工場を見学し、その晩は伊良湖岬で懇親会を致しました。
そのとき詠った橋本氏の句も紹介させて頂きます。
 
【平成19年10月1日句会】
 鉢植に 花かとまがふ 秋の蝶     國司喬伸
 裏木戸に 日を集めたり 曼珠沙華    橋本恭二
 能登半島 棚田棚田に  曼珠沙華   古谷昭雄
 蟋蟀や  友の訃報に  落ち着かず  中島幸雄
 友垣と  昭和を語る   濁り酒      宮脇隆夫
 米寿まで 生きるは難し 彼岸花     延 義之
 
【平成19年11月7日句会】
 波の花  棚田の多き  能登の海   國司喬伸
 白秋忌 「この道」唄ふ 下校の児   橋本恭二
 ゴンドラを 離るや穂高  露の冷え   宮脇隆夫
 宅配便  故郷の太き  梨の味    延 義之
 秋深し  親子の並ぶ  鮹焼きや   古谷昭雄
 
 【平成19年12月3日句会】
 聖夜祭  堂にこだます  子らの声   古谷昭雄
 書きかけの 父の遺稿や  秋深む   中島幸雄
 寒凧や 海面を走る 水脈の光(かげ)  宮脇隆夫
 流木や  伊良湖岬に  秋惜しむ    橋本恭二
 永源寺  雨に色濃き  紅葉かな    國司喬伸
 シンフォニーの 響く琵琶湖の 秋暮るる  久保田耕平
 
 【平成19年11月8日吟行句】:橋本恭二
 行く秋や 自動車製作 粛粛と   :  工場見学時
 深秋や 伊良湖の宿の 大合唱   :  30数名の合唱
 暁闇の 秋灯まばたく 伊良湖港  :   散歩して
 

文責:古谷