関西蔵前俳句同好会(つくし会)
  2007年7月〜9月
 つくし会(愛称)は初心者向きの俳句同好会です。
毎月1回(13時半〜17時)西日本センターで句会(5句/人を提出)を開催しています。俳句をやってみようと思う人は下記の世話人に連絡し、句会を是非ご覧下さい。
橋本恭二 & 古谷昭雄
 
 今年5月は7名(昭和21〜30年卒:6名,36年卒1名)でしたが、6月度より昭和41年機械卒の宮脇氏入会により8名となりました。
今回は、平成19年7月〜9月の句会での互選による秀句を選出し、俳句同好会のホームページにて報告致します。
 
 なお、俳画より「朝顔の 萎れてよりの 暑が烈し」:橋本睦水作 
と最近の会員の西日本センターでの写真を添付致します。
 
【平成19年7月13日句会】
 
 上り坂 妻の差し掛く 日傘かな  : 延 義之
 梅雨明けや 遠き青山 明らけき  : 中島幸雄
 忘れ潮 妻のハンカチ 雑魚掬ふ  : 橋本恭二
 原爆忌 故郷さみし  影法師     : 國司喬伸
 カメラより 覗く紅薔薇 かぐはしき : 古谷昭雄
 
【平成19年8月6日句会】
 
 ででむしの 急ぐことなし 今日明日 : 中島幸雄
 海峡を 行き交ふフェリー 梅雨明けし: 古谷昭雄
 踊子に 揃へと櫓 太鼓打つ     : 橋本恭二
 点滴の 窓辺の林 蝉しぐれ     : 延 義之
 雨上がり 聾する許り 蝉の声    : 國司喬伸
 
 
【平成19年9月3日句会】
 
 風鈴の 音のさやけき 路地の朝  : 國司喬伸
 朝露に しっぽり濡れし 遊歩道   : 延 義之
 居酒屋の 枝豆を褒む 異国人   : 橋本恭二
 歯ぶらしを 新らしくせり 今朝の秋  : 中島幸雄
 紀州路の 早や刈られたる 稲田かな : 古谷昭雄
 法師蝉  子等の声無き 旧団地   : 宮脇隆夫

 
[ 橋本 恭二さんの俳画 ]
 
文責:橋本