関西蔵前俳句(平成18年秋)の活動



(10月に延さんが元気に参加されました)        

[最近のニュース]

2006年8月に、関西蔵前俳句の会のホームページを再開致しました。
10月には、体調を崩して休んでいた延 義之(S21窯業)が復帰し、橋本恭二(S21化工),中島幸雄(S26応化),國司喬伸(S29応化),古谷昭雄(S30電気)の5人で、9月,10月,11月と句会を持ちました。
以下、06年秋の代表句(各2点))を紹介致します。

【9月の代表句】

ねこじゃらし 茂る隣地に 売却札
撒水に たはむる如し  赤蜻蛉
洛陽に 詩酒をそそるや 秋の風
廃船の 浜に押し寄す  猫じゃらし
霧ヶ峰に 観測ドームや 尾花越し
赤穂城 雨を呼ぶよな  秋の雲
赤蜻蛉 峠の茶屋の 窓のぞく
祖母や祖父 園児ときそふ 運動会

中島 幸雄
中島 幸雄
國司 喬伸
橋本 恭二
古谷 昭雄
國司 喬伸
古谷 昭雄
橋本 恭二

【10月の代表句】

槍ヶ岳 湯けむり纏ふ 紅葉越し
暁光に ブルドーザーの 露映える
手の怪我に そっと当てらる 芋の露
こほろぎの 身に染み渡る 仁徳陵
ちちろ鳴く カフェテラスや 山の宿
源流の 岩より岩へ 滴りぬ
運動会 てるてる坊主 軒に増ゆ
頑張れと 皆に手を振る 運動会
早稲田はや 刈り取られたり 曼珠沙華
運動会 児童の放送 訛らざり

古谷 昭雄
中島 幸雄
延 義之
中島 幸雄
國司 喬伸
橋本 恭二
古谷 昭雄
國司 喬伸
延 義之
橋本 恭二

【11月の代表句】

走り根に 止る毬栗 色づけり
秋晴や 澪のあやなす 茅渟(ちぬ)の海
少女等の 丘駈け登る 小春かな
秋燈下 古き日記を 読み返へす
毬栗や 古き山家の ほの明かり
丹波路を 急ぐ夕餉の 栗づくし
三山の かすみに浮ぶ 神の留守
コスモスの 迷路となりし 休耕田
小春日や 車窓に稚(やや)の 生あくび
松虫や 街路樹色づく 帰り道
開帳の 湖東三山 薄紅葉

延  義之
橋本 恭二
中島 幸雄
延  義之
國司 喬伸
古谷 昭雄
延  義之
中島 幸雄
橋本 恭二
國司 喬伸
古谷 昭雄

 


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