麻酔の今昔
1、麻酔について
1)麻酔とは
麻酔の種類
全身麻酔(麻酔4原則−一一無意識、無疼痛、無反射、
筋弛緩)
局所麻酔(脊椎麻酔、硬膜外麻酔、神経ブロック)
麻酔科学の領域
手術室の麻酔(周術期患者の全身管理)
救急蘇生、重症集中治療室(ICU)
ペインクニニック、緩和医療
2)麻酔の歴史
麻酔薬の歴史
通仙剤(1805:華岡青州)、エーテル(1842:モルトン)
ハロセン(1955:英)、イソフルレン(米)、
セボフルレン(日本)
戦後日本の麻酔科学
日本麻酔学会発足(昭和29年)、第5回世界麻酔学会
(昭和47年、京都)
麻酔標榜医制度(昭和33年)、麻酔指導医制度(昭和38年)
麻酔科医、現在8千人、医師の4%(アメリカ10%、
英独仏8%)
2、医療のトッピクス
1)医療過誤と医療事故
医療過誤
ヒヤリ、ハットの問題
医師、看護師の責任
医療事故
入院患者の1.0%、手術症例の1%、麻酔症例の0.1%
医事紛争(医事訴訟)
医療安全対策(セイフテーマネジメント)
2)脳死と臓器移植
脳死とは
脳死と植物状態(全く異なるもの)、
臓器移植法制定(平成9年)
臓器移植
心臓移植(1967:南ア、1968:和田寿郎)、肝臓移植、
腎臓移植
脳死臓器移植、日本10例(世界10万例、アメリカ年間
5千例)
臓器移植の将来(人工臓器、再生医学)