実施日時:平成19年9月4日(火)10時30分〜13時30分
実施場所:人と防災未来センター(防災未来館 & ひと未来館)見学
参加者:32名
1.防災未来館:
まず「1.17シアター」の大型スクリーンで、地震時に建物などが破壊されていく様子を、すさまじい音響の中で体験した!。
壊れた壁や柱の破片が猛烈なスピードで落下する様子と、かすかな地鳴りから始まった不気味な音が、やがて大音響となり全てのものが破壊しつくされる様子は、将に恐怖としかいえなかった!
「1.17シアター」を見た後、震災直後の破壊された街の様子とか、ガラスが割れ日用品が所狭しと散らばってしまった部屋などが保存されている実物を見た。
改めて震災の怖さに触れた感じがした。
「震災の記憶を残すコーナー」では、市民から寄せられた数々の品物や資料が展示されていたが、その数が余りにも膨大だった為、未だに整理の手が回らずにダンボールに格納されたままのものが多数見受けられた。
しかし過去の苦い経験から多くを学び、未来にこれらを生かそうとする姿勢には心打たれた。
2.ひと未来館:
1階の入り口で「3D メガネ」をもらい、「葉っぱのフレディー」という映画を見た。
葉っぱの一生を題材に、自然の命のサイクルを子供にでも分かりやすいように、易しく解説していた。
「ブナ林の四季」と言う映画を見た!
ブナの木の一生が約300年である事。 ブナの木から落ちた種は数多く発芽するが、そのうち大きな木に成長するのは日当たりの良い場所(即ち、周りに太陽光をさえぎる大樹がない事!)に発芽したものだけである事。
300年経った老木は朽ちて次の世代の肥やしとなって、自然のサイクルの中に組み込まれている事。
ブナはその「落ち葉」とともに、地中に大量の水を長期にわたって貯蔵する能力がある事。 また、地表に降った雨は、地下水や小川となり永い月日貯蔵されたあと、やがて大河となり海に注ぎそれらが蒸発し雲となって、再び雨や雪となり地表に帰って来る訳であるが、そのサイクルがマクロに見て「約51日!」との事。 言い換えると、水は1年間に7回のサイクルを繰返して地上と上空とを循環している事になる。
3.見学終了後:
見学終了後、ひと未来館の1階にあるレストランで食事をした。
食事の時間を借りて、木田京滋支部長さんより
−次回午餐会(10月2日(火)京滋支部のお世話により開催予定)
−11月17日開催予定の「京滋支部総会」に関し説明があった。
両活動とも、琵琶湖の畔にある「ホテル琵琶湖プラザ」で行われるとの事。
他支部からの蔵前会員の多数参加をお願いした。
関西5支部・午餐会HP担当幹事 注釈:
今回の「人と防災未来センター」見学に際しては、兵庫県支部の田村洋一 氏(S39電気)の長期にわたる綿密な準備と、見学先の詳細な調査の結果実現されたものである。
本スペースをお借りして、厚く御礼申し上げます。